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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る

1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。

ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。

実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。

今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(31〜40)

Luzifers GhilomAMON DUUL II

Luzifers Ghilom – Amon Düül II (1969)
Luzifers GhilomAMON DUUL II

1969年、ドイツのクラウトロックシーンを震撼させた衝撃の楽曲が誕生しました。

アモン・デュールIIさんのデビューアルバム『Phallus Dei』に収録された本作は、サイケデリックな音の渦に身を委ねる8分35秒の大作。

中東風のリズムとフリージャズの要素が融合した実験的なサウンドが、聴く者を未知の世界へと誘います。

人類の不確かな運命や信仰の衰退をテーマに、チャントのようなボーカルが響き渡ります。

クラウトロックの金字塔として今なお語り継がれる本作。

音楽の可能性を追求したい方にぜひ聴いてほしい一曲です。

House Of The Rising SunThe Animals

ビートルズがジョン・レノンとポール・マッカートニーによるハーモニーを武器にした一方で、エリック・バードンの荒々しいボーカルで人気を得たのがアニマルズ。

この曲はアニマルズ最大のヒット曲で、アメリカのトラディショナルソングをブルース風に野性的に歌い上げたもの。

アニマルズの故郷、寒さ厳しい炭坑街ニューキャッスルの労働者を思わせる、ハードボイルドな英国流のブルースが表現されています

I Couldn’t Get HighThe Fugs

60年代のカウンターカルチャーを象徴する楽曲です。

パーティーでワインを飲んだり、草を吸ったり、LSDを試したりしても高揚感を得られない主人公の姿を、ユーモアたっぷりに描いています。

1965年にリリースされ、アルバム『The Fugs First Album』に収録された本作は、The Fugsの代表曲の1つとして知られています。

薬物に頼らずに自己と向き合うことの大切さを示唆しているようにも感じられ、奥深いメッセージ性を持っています。

社会批評や政治的な主張を音楽で表現したいという方におすすめです。

The Fugsさんの音楽は、今日でも映画やテレビで使用されるなど、文化的影響力を持ち続けています。

Waterloo SunsetThe Kinks

The Kinks – Waterloo Sunset (Official Audio)
Waterloo SunsetThe Kinks

キンクスと言えば、「You Really Got Me」や「All Day And All Of The Night」等のガレージロック調のナンバーが有名ですが、この「Waterloo Sunset」はロンドンはテムズ川の美しい風景を彷彿とさせるロマンチックな楽曲。

ロンドンっ子の心の歌となっていて、ロンドン・オリンピックで披露された際も大合唱で迎えられました。

Wouldn’t Be NiceThe Beach Boys

ビートルズの「Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band」と並び称されるビーチ・ボーイズの大傑作「Pet Sounds」の冒頭を飾る一曲。

夢の中のような浮遊感あるサウンドに豊かなコーラスワークがきらめく、ロックが最も輝いていた時代の名曲であり、陽気なカリフォルニア・サウンドだけではない、ブライアン・ウィルソンの深みある作曲能力を堪能できます。

60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(41〜50)

Daydream BelieverThe Monkees

The Monkees – Daydream Believer (Official Music Video)
Daydream BelieverThe Monkees

ビートルズの熱狂を受けオーディションによって結成されたアメリカのアイドルバンドの代表曲。

日本では某コンビニエンスストアのCMで有名です。

メディアによって作られたアイドルバンドで、スタジオ・ミュージシャンによる伴奏にボーカルを乗せる方式が主でしたが、キラキラと輝くようなポップスが展開され、心が弾みます。

Let Me Love YouJeff Beck Group

ヤードバーズを脱退したジェフ・ベックが、ロッド・スチュワート、ロン・ウッド、ミック・ウォーラーという当時はまだ無名だった3人を迎え、たった4日で制作したアルバム「Truth」の2曲目に収録されている楽曲。

レッド・ツェッペリンのきっかけになったと言われるパワフルなハードロック、ブルーズサウンドが堪能できる演奏で、カバーがアルバムの大半を占める中、ベックとロッド・スチュワートの共作によってできたテンションの高い楽曲です。