60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る
1960年代は、音楽史に輝く革新的なサウンドの黄金期でした。
ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを筆頭に、ビーチ・ボーイズ、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルなど、伝説的なバンドの名曲が次々と生まれました。
実験的なサイケデリックサウンドから、社会への問題提起を込めたプロテストソングまで、音楽表現の可能性が大きく広がったこの時代。
今なお色褪せることのない珠玉の名曲の数々を、その時代背景とともにご紹介します。
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60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(11〜20)
Purple HazeThe Jimi Hendrix Experience

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスが1967年に発表した、サイケデリックな雰囲気満載の名曲です。
ギターの神様、ジミヘンさんが編み出した「ヘンドリックス・コード」と呼ばれるフレーズが出てくることでも有名ですよね。
代名詞と言える「オクタヴィア」というエフェクターを使ったソロは、まさにサイケデリックな浮遊感に満ちたプレイとなっています。
本作は英国で3位、アメリカで65位にランクインし、ノルウェーとオーストリアでもトップ10入りを果たしました。
ジミヘンさんは、ある女性に魅了されて現実がわからなくなる感覚を描いているとも語っていますよ。
サイケデリックな世界観に浸りたい方にぜひおすすめの1曲です。
Happy TogetherThe Turtles

素朴な恋心を爽やかに歌い上げた、1960年代を代表するサンシャインポップの名曲です。
アメリカを拠点に活動したザ・タートルズが1967年2月に発売したこの楽曲は、甘く切ない想いを明るく華やかなサウンドで表現しました。
オーボエのソロで始まり、サビでは印象的な転調を見せる洗練された楽曲構成が光ります。
本作は全米チャートで3週連続1位を獲得し、バンドのシグネチャーソングとなりました。
映画『イマジン・ミー&ユー』や『ミニオンズ』でも使用され、その普遍的な魅力は世代を超えて支持されています。
爽やかな陽気さと切ない恋心が絶妙なバランスで描かれた本作は、春や夏のドライブミュージックとしてもぴったりです。
White RabbitJefferson Airplane

1960年代のサイケデリックロックを代表するバンド、ジェファーソン・エアプレインによる独特な雰囲気を醸し出す名曲です。
錠剤やアリスという言葉がちりばめられ、幻想的な世界観が広がります。
サイケデリックな音楽と相まって、聴く人を別世界へと誘う魅力があります。
1967年のアルバム『Surrealistic Pillow』に収録され、チャートでも大きな成功を収めました。
映画やドラマでも使用されるなど、時代を超えて愛され続けています。
グレイス・スリックさんの力強いボーカルも印象的で、聴くたびに新しい発見があるかもしれません。
内省的な気分の時や、日常から少し離れたい時におすすめの一曲です。
HeroinThe Velvet Underground

1960年代のニューヨークが生んだ伝説のロック・バンド、ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの楽曲です。
アンディ・ウォーホルがプロデュースしたデビューアルバム『The Velvet Underground & Nico』に収録されており、ヘロイン使用の体験を赤裸々に描写した歌詞が特徴的です。
ルー・リードさんの中立的な視点から綴られた歌詞は、薬物使用を賛美することも非難することもなく、客観的な描写に徹しています。
曲のテンポと音量の変化が、ヘロインがもたらす感覚を巧みに表現しており、聴く者の心に強く訴えかけてくるでしょう。
1967年3月にリリースされたこの楽曲は、当時は物議を醸しましたが、今や音楽史に残る重要な作品として評価されています。
I Wanna Be Your DogThe Stooges

1969年8月にリリースされた本作は、The Stoogesの狂気じみた熱量を象徴する一曲です。
イギー・ポップさんの生々しい歌声と暴力的なギターサウンドが、リスナーの心を強烈に揺さぶります。
歌詞には、愛する人への深い献身が表現されています。
自由を放棄し、相手の意志に身を委ねる心情は、まるで相手のペットになることを願うかのよう。
後のプロトパンクのランドマークとされる名盤『The Stooges』に収録され、ニルヴァーナやセックス・ピストルズなど、後世の多くのミュージシャンに影響を与えました。
音楽ファンなら、一度は耳にしておきたい伝説の一曲です。
Green OnionsBooker T&The MG’s

1960年代に最も優れたインストゥルメンタル・ソウル音楽アンサンブルの一つとして知られるBooker T. & the MG’sが生み出したこの楽曲は、シンプルでキャッチーなメロディとブルージーなグルーヴが特徴です。
スタックス・レコードのセッション休憩中に一発録音で完成したという逸話を持つ本作は、1962年9月にリリースされるとたちまち大ヒットを記録。
R&Bチャート1位、ポップチャート3位を獲得し、100万枚以上を売り上げました。
その後も映画やCMなど様々なメディアで使用され、多くのアーティストにカバーされるなど、長年にわたって愛され続けています。
シンプルな魅力と感染力のあるリズムは、誰もが思わず体を動かしたくなるような普遍的な魅力を放っており、音楽を楽しみたいすべての人におすすめの一曲です。
60年代バンドの革新的サウンドと歴史を彩る名曲を探る(21〜30)
Sunday MorningThe Velvet Underground

ニューヨークのアンダーグラウンドシーンから誕生したヴェルヴェット・アンダーグラウンドによる夢幻的な楽曲は、穏やかな朝の情景を描きながら、孤独や不安といった都会的な感情を巧みに表現しています。
セレスタの浮遊感のあるサウンドとルー・リードさんの優しいボーカルが、聴く者を幻想的な世界へと誘います。
本作は1966年12月にシングルとしてリリースされ、翌1967年に発売されたアルバム『The Velvet Underground & Nico』の1曲目を飾りました。
2021年にはトリビュートアルバム『I’ll Be Your Mirror』でR.E.M.のマイケル・スタイプさんがカバーするなど、現代でも色褪せない魅力を放っています。
朝の静けさの中で一人きりの時間を過ごしたい時、心に寄り添ってくれる一曲です。