【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ
1970年代は、音楽史に輝かしい足跡を残した女性アーティストのデビューが相次いだ黄金期でした。
その時代にデビューを果たした女性シンガーは、自身が作詞作曲を手がけ素晴らしい表現力で聴く人の心を揺さぶる名曲を生み出したシンガーソングライターも多く誕生したことも特徴的ですね。
彼女たちの原点とも言えるデビュー曲には、まさに新時代を切り開いていく若き才能の輝きが詰まっています。
今回は、そんな70年代にデビューした女性シンガーたちのファーストシングルに焦点を当て、当時の音楽シーンを彩った珠玉の楽曲をご紹介いたします。
- 【70年代】懐かしの洋楽のおすすめ女性シンガー
- 【名盤揃い】70年代懐かしの洋楽ヒット曲
- 70年代の洋楽ポップスの名曲・ヒット曲
- 70年代にヒットした洋楽のラブソング。世界の名曲、人気曲
- 70年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】
- 70年代にヒットした洋楽のダンスミュージック。世界の名曲、人気曲
- 【ロック黄金期】70年代の洋楽ロックバンドのデビュー曲
- 70年代は洋楽ロック黄金期!おすすめの名曲・ヒット曲
- 70年代の懐かしのヒット曲、名曲まとめ
- 80年代の女性アーティストのデビュー曲
- 80年代の洋楽女性アーティストのデビュー曲
- 70年代の邦楽女性アーティストのデビュー曲まとめ
- 【決定版】70年代ディスコミュージックの名曲
【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ(1〜10)
FreeDeniece Williams

4オクターブの広い音域と透明感のある歌声で知られる、デニース・ウィリアムスさん。
もともとはスティーヴィー・ワンダーのバックコーラスとして活動していましたが、その才能がモーリス・ホワイトの目に留まり、ソロデビューをはたしました。
そんな彼女のデビュー・ソングが、こちらの作品です。
1976年8月に名盤『This Is Niecy』に収録された楽曲で、しがらみからの解放と自立への願いを歌っています。
ミニマルなサウンドに乗せてどこまでも伸びていく壮観なボーカルは、イギリスのチャートで1位を獲得するほど高く評価されました。
夢のような温かみのある本作は、自分らしくありたいと願う人の心に優しく響くはずです。
I need a manGrace Jones

モデルとしてキャリアを始め、歌手や女優としても独創的な世界観を築き上げたアーティスト、グレイス・ジョーンズさん。
ディスコを基盤としながら、レゲエやニューウェーブなどを取り入れた革新的な音楽性が持ち味で、多くのアーティストに影響を与えました。
そんな彼女のデビュー・ソングは、1975年にフランスでリリースされた後、1977年にリミックスされ米国のダンスチャートで1位を獲得した作品です。
本作は、パートナーを求めるストレートで情熱的な心を、きらびやかなディスコファンクのビートに乗せて歌い上げたナンバー。
クラブを揺るがす高揚感と、心の奥からの切実な叫びが見事に融合しています。
アルバム『Portfolio』にも収録された、彼女の原点を知ることができる一曲です。
Harpo’s BluesPhoebe Snow

ジャズやブルース、フォークを自在に行き来する歌唱力で知られるフィービ・スノウさん。
4オクターブともいわれた広い音域を武器に、1970年代のシンガーソングライター・シーンでひときわ異彩を放っていました。
そんな彼女の原点ともいえる名盤、アルバム『Phoebe Snow』に収録されているのがこちらの作品です。
この楽曲は1975年5月にシングルカットされ、アダルト・コンテンポラリー・チャートで最高20位を記録しました。
アコースティックギターの音色が心地よい、ブルージーで落ち着いた雰囲気を持つナンバーに仕上げられています。
言葉にならない想いを表現するかのようなスキャットが印象的で、ふと物思いにふけりたい夜長のお供にぴったりの一曲です。
【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ(11〜20)
Delta DawnTanya Tucker

13歳でカントリー界に彗星のごとく現れ、アウトロー・カントリーの象徴ともなったアーティスト、タンヤ・タッカーさん。
2020年のグラミー賞受賞も記憶に新しい、まさにレジェンドと呼べる存在ではないでしょうか。
そんな彼女の輝かしいキャリアの幕開けを飾ったのが、1972年4月にリリースされたデビュー曲です。
本作は、かつての恋人との再会を夢見て待ち続ける女性の幻想的で悲しい物語を、13歳とは思えないハスキーで表現力豊かな歌声で描いています。
ア・カペラのコーラスで始まるアレンジも当時としては非常に斬新でした。
ビルボードのカントリー・チャートで6位を記録し、彼女をスターダムへと押し上げた名曲です。
物語性の高い音楽に浸りたい時にぴったりの一曲かもしれませんね。
Lady Of The NightDonna Summer

「ディスコの女王」という愛称で親しまれたアーティスト、ドナ・サマーさん。
2012年に肺がんにより、惜しくもこの世を去ってしまいましたが、彼女の残してきた曲は現在も多くのファンがいます。
そんな彼女のデビュー・ソングである、こちらの『Lady Of The Night』は1974年にリリースされた作品で、アメリカ国内で人気を集めました。
まだディスコサウンドの方向性が定まっていないため、彼女の楽曲を聴いたことがある方なら、違った一面を楽しめると思います。
I’m Every WomanChaka Khan

高い歌唱力とパワフルな声質で世界的な人気を集めたアーティスト、チャカ・カーンさん。
彼女の音楽性を一言であらわすのは難しく、R&Bをベースにソウル、ディスコサウンド、ファンク、アダルト・コンテンポラリーなど、さまざまなジャンルがミックスされた個性的な音楽性で知られています。
そんな彼女のデビュー・ソングである、こちらの『I’m Every Woman』は1978年にリリースされたアルバム『Chaka』の一曲としてリリースされました。
I’ve Cried The Blue Right Out Of My EyesCrystal Gayle

カントリー界の巨星ロレッタ・リンさんの妹としても知られている、クリスタル・ゲイルさん。
床まで届くほどの美しいロングヘアが印象的なアーティストですよね。
そんな彼女のデビュー・ソングは1970年8月に発売されたシングルで、作詞作曲は姉のロレッタさんが手がけています。
瞳の青色がすべて涙で流れ出てしまうほど泣き明かした、というあまりに純粋で痛切な失恋の心情が、彼女の透明感あふれる歌声で表現されています。
後の洗練されたカントリーポップとは趣が異なり、本作は“Little Loretta”と評されるほど伝統的なサウンドが特徴です。
人気が不動のものとなった後の1978年に再販され、再びチャートインしたという興味深い経緯もあるのです。
偉大なシンガーの輝かしいキャリアの原点を感じられる貴重な1曲です。






