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【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ

【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ
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【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ

1970年代は、音楽史に輝かしい足跡を残した女性アーティストのデビューが相次いだ黄金期でした。

その時代にデビューを果たした女性シンガーは、自身が作詞作曲を手がけ素晴らしい表現力で聴く人の心を揺さぶる名曲を生み出したシンガーソングライターも多く誕生したことも特徴的ですね。

彼女たちの原点とも言えるデビュー曲には、まさに新時代を切り開いていく若き才能の輝きが詰まっています。

今回は、そんな70年代にデビューした女性シンガーたちのファーストシングルに焦点を当て、当時の音楽シーンを彩った珠玉の楽曲をご紹介いたします。

【洋楽】70年代の女性アーティストのデビュー曲まとめ(1〜10)

Les FleursMinnie Riperton

まるで一本の映画の始まりを告げるかのような壮大なオーケストラから、唯一無二の歌声が響いてきます。

歌っているのは、5オクターブもの声域で知られる伝説のシンガー、ミニー・リパートンさんです。

彼女はサイケデリック・ソウル・バンドでの活動を経て、1970年9月に名盤『Come to My Garden』でソロデビューを果たしました。

本作は、そのアルバムの冒頭を飾るナンバーで、花の視点から生命の再生と復活を歌いあげています。

ゴスペルやサイケデリアが溶け合った幻想的なサウンドは、聴く者を壮大な物語の世界へと誘ってくれるのではないでしょうか。

当時は商業的に成功しませんでしたが、後に映画『Us』や『バック・トゥ・ブラック』で使用され再評価を受けました。

日常から離れ、じっくりと音楽の世界観に浸りたいときに聴いてほしい一曲です。

Got To Be RealCheryl Lynn

Cheryl Lynn – Got To Be Real (Official Audio)
Got To Be RealCheryl Lynn

教会の聖歌隊で培われた圧倒的な歌声で人気を集める女性シンガー、シェリル・リンさん。

1976年のテレビ番組出演で満点を獲得し、デビューのチャンスをつかんだ実力派です。

そんな彼女の輝かしいキャリアの幕開けを飾った作品が、こちらのデビューシングル。

自分に正直であることの喜びを高らかに歌い上げる本作は、ディスコのきらびやかなサウンドとソウルフルな歌声が見事に融合しています。

1978年当時にリリースされたこの楽曲は、ビルボードR&Bチャートで1位を記録。

後に多くのアーティストがサンプリング元として参照するなど、今もなお色あせない定番のディスコクラシックとして根強い人気を誇る名曲です!

Shameevelyn champagne king

音楽一家に生まれ、プロデューサーに歌声を見出されたという逸話を持つ女性シンガー、エヴリン・“シャンパン”・キングさん。

ディスコ全盛期に登場した彼女の作品のなかでも、キャリアの幕開けを飾ったデビュー曲は必聴です。

恋に落ちてしまった戸惑いや、相手を想う気持ちが止められないもどかしさを「恥ずかしい」と感じる繊細な感情が、躍動感あふれるサウンドに乗せて歌われています。

グルーヴィーなベースラインと華麗なホーンセクションが印象的な、きらびやかなディスコ・チューンに仕上げられています。

本作は1977年9月にリリースされ、デビュー作ながら全米チャートで9位を記録。

アルバム『Smooth Talk』に収録され、ゲーム『Grand Theft Auto: Vice City』にも採用されました。

Delta DawnTanya Tucker

13歳でカントリー界に彗星のごとく現れ、アウトロー・カントリーの象徴ともなったアーティスト、タンヤ・タッカーさん。

2020年のグラミー賞受賞も記憶に新しい、まさにレジェンドと呼べる存在ではないでしょうか。

そんな彼女の輝かしいキャリアの幕開けを飾ったのが、1972年4月にリリースされたデビュー曲です。

本作は、かつての恋人との再会を夢見て待ち続ける女性の幻想的で悲しい物語を、13歳とは思えないハスキーで表現力豊かな歌声で描いています。

ア・カペラのコーラスで始まるアレンジも当時としては非常に斬新でした。

ビルボードのカントリー・チャートで6位を記録し、彼女をスターダムへと押し上げた名曲です。

物語性の高い音楽に浸りたい時にぴったりの一曲かもしれませんね。

I need a manGrace Jones

モデルとしてキャリアを始め、歌手や女優としても独創的な世界観を築き上げたアーティスト、グレイス・ジョーンズさん。

ディスコを基盤としながら、レゲエやニューウェーブなどを取り入れた革新的な音楽性が持ち味で、多くのアーティストに影響を与えました。

そんな彼女のデビュー・ソングは、1975年にフランスでリリースされた後、1977年にリミックスされ米国のダンスチャートで1位を獲得した作品です。

本作は、パートナーを求めるストレートで情熱的な心を、きらびやかなディスコファンクのビートに乗せて歌い上げたナンバー。

クラブを揺るがす高揚感と、心の奥からの切実な叫びが見事に融合しています。

アルバム『Portfolio』にも収録された、彼女の原点を知ることができる一曲です。

Torn Between Two LoversMary MacGregor

Torn between two lovers – Mary MacGregor (1976) HD
Torn Between Two LoversMary MacGregor

ピーター・ポール&マリーのピーター・ヤーロウさんに見出された実力派シンガー、メアリー・マクレガーさん。

彼女が世に知れわたるキッカケとなったデビュー曲は、夫と恋人という二人の間で心が揺れ動く女性の苦しい胸のうちを歌った作品です。

道ならぬ恋と知りながらも、どちらか一人を選ぶことができないという切ない葛藤が、彼女の透明感あふれる歌声によって繊細に表現されています。

1976年当時にリリースされたこの楽曲は、翌1977年2月に全米チャート1位に輝く大ヒットを記録。

日本ではアニメ映画『さよなら銀河鉄道999』の主題歌を担当したことでも知られています。

心地よいソフトロックのメロディーに浸りながら、少しだけ感傷的な気分になりたい夜におすすめです。

I’ve Cried The Blue Right Out Of My EyesCrystal Gayle

Crystal Gayle – I’ve Cried The Blue Right Out Of My Eyes
I've Cried The Blue Right Out Of My EyesCrystal Gayle

カントリー界の巨星ロレッタ・リンさんの妹としても知られている、クリスタル・ゲイルさん。

床まで届くほどの美しいロングヘアが印象的なアーティストですよね。

そんな彼女のデビュー・ソングは1970年8月に発売されたシングルで、作詞作曲は姉のロレッタさんが手がけています。

瞳の青色がすべて涙で流れ出てしまうほど泣き明かした、というあまりに純粋で痛切な失恋の心情が、彼女の透明感あふれる歌声で表現されています。

後の洗練されたカントリーポップとは趣が異なり、本作は“Little Loretta”と評されるほど伝統的なサウンドが特徴です。

人気が不動のものとなった後の1978年に再販され、再びチャートインしたという興味深い経緯もあるのです。

偉大なシンガーの輝かしいキャリアの原点を感じられる貴重な1曲です。

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