80年代の洋楽女性アーティストのデビュー曲
80年代、世界の音楽シーンに鮮烈なデビューを飾った女性アーティストたち。
そのデビュー曲は時代を超えて、今なお多くの人々の心に響き続けています。
パワフルなロックボーカルから繊細なバラードまで、様々な魅力を放つ彼女たちのファーストソングの数々。
きらびやかなステージ衣装とともに、強い個性を放ち、音楽界に新たな風を巻き起こしました。
今回は、80年代に世界中の音楽ファンを魅了した、輝かしいデビュー曲の数々をご紹介します。
あの頃の感動が、また胸に蘇ってくるはずです。
80年代の洋楽女性アーティストのデビュー曲(1〜10)
More Than You KnowMartika

子役としてキャリアをスタートさせたアメリカ出身のマーティカさんにとって、記念すべきデビューシングルです。
この曲が発売された1988年当時、彼女はまだ19歳!
弾けるようなシンセの音色とキュートな歌声が、見事にマッチしていますよね。
歌詞で描かれているのはとてもストレートで情熱的な恋心で、こんな風にまっすぐな気持ちを伝えられたら、どんなに素敵でしょうか。
恋の始まりの高揚感を、このダンスビートに乗せて体感できる一曲かもしれませんね。
Bring Me Some WaterMelissa Etheridge

アメリカ出身のシンガーソングライター、メリサ・エセリッジさんが1988年に放った衝撃のデビュー曲です。
ブルースを基盤にした荒々しいギターサウンドと、魂を絞り出すようなかすれたボーカルが聴く者の心を鷲掴みにしました。
ティナ・ターナーさんを引き合いに出して絶賛されたのを覚えている、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
恋人への嫉妬と苦しみを叫ぶ歌詞は、あまりにストレートで胸が痛くなるほど。
この一曲でグラミー賞にノミネートされ、彼女の伝説が始まりました。
燃えるような情念が込められた歌声に、今も心を揺さぶられる方は多いのではないでしょうか?
Love IsAlannah Myles

カナダ出身のアランナ・マイルズさんが1989年に発表した、記念すべきデビューシングルです。
世界的な大ヒットとなった『Black Velvet』に先駆けてリリースされ、彼女のパワフルな魅力をシーンに知らしめました。
ブルースを基盤にした骨太なロックサウンドということもあり、当時のきらびやかなポップスとは一線を画す存在感を放っています。
ストレートなギターリフに乗せて「愛とは何か」を高らかに歌い上げるハスキーボイスが印象的。
理屈ではなく魂でぶつかってくるようなその歌声は、愛の持つ激しさと純粋さを見事に表現しているのかもしれませんね。
And I am telling you I’m not goingJennifer Holliday

ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』から生まれたこの曲は、アメリカ出身のジェニファー・ホリデイさんが1982年にリリースしたデビューシングルです。
ゴスペルで鍛え上げた声で「私は絶対に去らない!」と恋人に想いを叩きつける歌詞は、もはや歌というより魂の叫びそのもの。
その壮絶なまでの表現力に、思わず鳥肌が立った方も多いのではないでしょうか?
単なる失恋ソングにとどまらず、逆境に屈しない強い決意表明のようにも聴こえますよね。
どうしようもない現実に直面した時、この曲を聴いて自分を奮い立たせた思い出がある方もいらっしゃるのでは?
The Way You Love MeKaryn White

アメリカ出身のシンガーであるカリン・ホワイトさんが1988年に放った、記念すべきデビューシングルです。
L.A.リードさんとベイビーフェイスさんという、時代を代表するヒットメーカーが手掛けたサウンドは、今聴いても全く色あせませんよね。
弾けるようなニュージャックスウィングのビートに乗せた、彼女のパワフルでソウルフルな歌声がとにかく魅力的!
「あなたの愛し方が大好き!」と、恋する喜びを全身で表現する歌詞は、聴いているだけで心が弾んで、自然と体が動き出してしまいそうです。
このポジティブなエネルギーに満ちた楽曲を聴けば、好きな人への想いがさらに燃え上がるかもしれませんね。
I Want TomorrowEnya

アイルランド出身のエンヤさんによる、記念すべき初のソロ・シングルです。
BBCのドキュメンタリー番組の楽曲として書き下ろされ、1987年に発表されました。
幾重にも重ねられた彼女の幻想的な歌声は、まるで壮大な物語の幕開けを告げているかのよう。
神秘的なコーラスとシンセサイザーが織りなす音の世界に、思わず引き込まれてしまいますよね。
古代の女王をテーマにしたという歌詞には、明日への強い願いや未知なるものへの高揚感が込められているのだとか。
新しい世界へ踏み出す時の、期待と不安が入り混じる気持ち。
この荘厳で美しいメロディは、そんな揺れ動く心にそっと寄り添い、勇気を与えてくれるのではないでしょうか?
Buffalo StanceNeneh Cherry

スウェーデン出身のネナ・チェリーさんが1988年に放った、世界に衝撃を与えたデビュー曲が『Buffalo Stance』です。
ヒップホップの力強いビートに、一度聴いたら耳から離れないキャッチーなシンセのメロディが絡み合います。
「金目当ての男なんていらない」と高らかに宣言する歌詞は、誰にも媚びないタフで自立した生き方を体現していて、多くの人々の心をわしづかみにしました。
当時妊娠中にもかかわらず、堂々と踊り歌うミュージックビデオの姿も印象的ですよね。
何ものにも縛られず自分らしくありたいと願うそのパワフルなメッセージに、今聴いてもなんだか勇気が湧いてくるのではないでしょうか?