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【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ

【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ
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【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ

1980年代の洋楽シーンといえば「洋楽黄金期」とも呼ばれ、日本も含めて世界中でメガヒットを記録したアーティストやバンドが多く生まれた時代。

MTVの登場や飛躍的な技術革新などもあって、とても華やかなイメージがありますよね。

そんな80年代の洋楽の中でも、今回は男社会の音楽シーンに殴り込みをかけるように登場したガールズバンドたちのデビュー曲に注目。

ボーカル・グループではなく、できるかぎり楽器を演奏する「バンド」を中心としてリサーチ、ロックにポップス、メタルやパンクなどジャンルや有名無名を問わず個性豊かなガールズバンドたちの記念すべきデビュー曲を一挙ご紹介します!

【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ(1〜20)

Getting Out of HandThe Bangles

『Manic Monday』や『Walk Like an Egyptian』、日本では『胸いっぱいの愛』という邦題でもおなじみの『Eternal Flame』など80年代において多くのヒット曲を飛ばし、ガールズバンドの地位を飛躍的に向上させた立役者として多くのミュージシャンにも影響を与えたロサンゼルスが生んだ偉大なバンド、バングルス。

栄光の80年代を駆け抜けて惜しく解散、2000年代に入って奇跡の再結成を果たしてからは、現在もバリバリの現役バンドとして活躍中です。

バングルスといえば、キュートかつグラマラスなルックス&ファッションと最高にキャッチーなメロディとコーラスによるポップな曲というイメージですが、1981年に「THE BANGS」名義でリリースしたインディーズ時代のデビュー曲『Getting Out of Hand』は、60年代のガレージやサーフロックといったジャンルからの影響を色濃く感じさせるサウンドとなっています。

当時の7インチ・シングルのジャケットを見ると、60年代風のファッションに身を包んだ3人がとてもチャーミングで微笑ましいのですよ!

ギタリストのヴィッキー・ピーターソンさんが作詞と作曲を担当、バンド自身がプロデュースを務めたということも鑑みて、インディロック史におけるガールズバンドという観点から彼女たちの立ち位置を紐解いていくというのも興味深いテーマかもしれませんね。

Our Lips Are SealedThe Go-Go’s

1981年のデビュー・アルバム『Beauty and the Beat』はガールズバンドのリリースしたアルバムとしては全米史上初のビルボードチャート1位を奪取、2020年にはドキュメンタリー映画『The Go-Go’s』が公開されるなど、音楽史において最も成功したガールズバンドとして後続のアーティストたちにも多大なる影響を与えたゴーゴーズ。

ニューウェーブ時代にふさわしい、カラフルで洗練されたポップな楽曲は本国アメリカはもとより日本はヨーロッパにおいても高い人気を誇っています。

他のソングライターに提供された曲ではなく基本的には自らがソングライティングを務め、楽器を演奏して独自のバンド・サウンドを作り上げたという意味でも彼女たちは先駆的な存在と言えるのです。

そんなゴーゴーズの記念すべきデビュー曲は、バンドのリズム・ギターを担うジェーン・ウィードリンさんと、スペシャルズやファン・ボーイ・スリーの活動で知られているテリー・ホールさんの共作として1981年にリリースされました。

そもそもゴーゴーズはロサンゼルスのパンクロック・シーンから頭角を現したという事実があり、スペシャルズのツアーをサポートしたこと、テリーさんとジェーンさんがプライベートでの関係もあったということがきっかけで生まれた楽曲なのですね。

余談ですが、こちらの『Our Lips Are Sealed』はファン・ボーイ・スリーの楽曲としても発表されていますから、両者の曲に対する解釈の違いをぜひ確かめてみてください!

Candy ManMary Jane Girls

1980年代にディスコで踊りまくってました、という方であればメリー・ジェーン・ガールズの名前は耳にしただけで大ヒット曲『In My House』を思い出してしまうかもしれませんね。

ソウル~ファンク・ミュージック史の中でも破天荒なキャラクターで知られるベーシスト兼プロデューサー、リック・ジェームスさんが全面的にプロデュースした女性グループで、バンドというわけではありません。

そんな彼女たちが1983年にリリースしたデビュー・シングル曲『Candy Man』は、前述したヒット曲ほどの知名度はないのですが、耳を奪われるイントロのリフが最高にカッコいい80年代ディスコ・クラシックの名曲です!

I’m Here I’m GoneThe Pandoras

パンク~ガレージロックに相当詳しい人以外はおそらくほとんどの方がご存じではないかもしれませんが、1982年にロサンゼルスで結成されたThe Pandorasは、女性だけで構成されたガールズバンドの先駆け的な存在としてぜひ覚えておいてほしいバンドです。

後にマフスを結成するキム・シャタックさんが在籍していたことでも知られており、決して大きな成功を収めたわけではなく、結成時からバンドの顔として活躍したボーカリストのポーラ・ピアスさんが1991年に突然亡くなってしまい解散してしまいますが、LAパンクロック・シーンの歴史を語る上でも欠かせないバンドと言えるのですね。

そんな彼女たちは60年代のガレージロックに影響を受けたサウンドで世に飛び出し、ファズギターとハモンド・オルガンが炸裂する荒々しい『I’m Here I’m Gone』をデビュー・シングルとして1983年にリリースしました。

翌年にはデビュー・アルバム『It’s About Time』を発表、こちらは2004年に『時間です―ザ・パンドラス登場!』といういかにもな邦題で無事国内リリースも実現しています。

余談ですが、彼女たちはシャタックさんが加入した以降は音楽性を変化させ、最終的にはグラマラスなハードロックを鳴らすバンドに変貌しますから、今回紹介したデビュー曲を聴いた後ではきっと驚かれますよ!

Edge of a Broken HeartVixen

1980年に当時高校生だったというギタリストのジャン・クエネムンドさんによって結成され、女性だけで構成されたハードロック~メタルバンドの先駆的な存在として、メタル全盛期の1980年代において活躍した実力派ガールズバンドです。

「女性版ボン・ジョヴィ」と呼ばれるほどのキャッチーさと華やかなルックスを兼ね備え、1987年に黄金期のラインアップがそろってからは、聴きやすいポップな楽曲や力強いロック・バラードの名曲を生み出して商業的な成功も成し遂げました。

そんな彼女たちの記念すべきデビュー曲が、1988年にリリースされた名曲『Edge of a Broken Heart』です。

シンガーソングライターのリチャード・マークスさんと、チューブスというバンドのリード・シンガーとして知られているフィー・ウェイビルさんとの共作ということでバンドのオリジナル曲ではないのですが、ハスキーな歌声による哀愁のメロディとタイトなハードロック・サウンドがこれぞ80年代といった雰囲気で最高ですね!

残念ながら2013年に病気で亡くなってしまったバンドの創設者、クエネムンドさんの熱いギター・ソロにもぜひ注目してください。

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