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【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ

1980年代の洋楽シーンといえば「洋楽黄金期」とも呼ばれ、日本も含めて世界中でメガヒットを記録したアーティストやバンドが多く生まれた時代。

MTVの登場や飛躍的な技術革新などもあって、とても華やかなイメージがありますよね。

そんな80年代の洋楽の中でも、今回は男社会の音楽シーンに殴り込みをかけるように登場したガールズバンドたちのデビュー曲に注目。

ボーカル・グループではなく、できるかぎり楽器を演奏する「バンド」を中心としてリサーチ、ロックにポップス、メタルやパンクなどジャンルや有名無名を問わず個性豊かなガールズバンドたちの記念すべきデビュー曲を一挙ご紹介します!

【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ(11〜20)

Bad GuysPrecious Metal

アコースティックギターの達人としてギター専門誌においてトップ50のプレイヤーに選ばれ、フリートウッド・マックのメンバーであるリンジー・バッキンガムさんのバンドに帯同、ソングライターとしても活躍するなど女性ギタリスト~ミュージシャンのパイオニア的な存在として現在も第一線で活動を続けているジャネット・ロビンさん。

ジャネットさんは10代の頃にあの伝説的なギタリスト、ランディ・ローズさんの最年少にして唯一の女性としてギターを習っていたという経歴を持ち、16歳の頃にはプロとしてステージに立っていたのだとか。

そんな彼女の最初のキャリアとなったバンドが、今回紹介しているプレシャス・メタルです。

1983年の結成から1990年の解散までに3枚のアルバムをリリース、大ヒットを得ることはできなかったのですが、女性だけのグラマラスなハードロック・バンドの先駆け的な存在としてファンの間では人気の存在なのですね。

若く華やかな才能を持った少女たちを大人たちの思惑でデビューさせて……といった側面も正直あったのでしょうけど、こちらの1985年にリリースされたデビュー曲『Bad Guys』はポップ度高めのキャッチーなハードロックといった趣で実に良いですよ!

Love Is For SuckersPoison Dollys

後にヴィクセンに参加するギタリスト、ジーナ・スタイルさんが在籍していたことでも知られているPoison Dollysは、1985年に唯一のセルフタイトルのアルバムをリリースして解散、おそらくはシングルもリリースされず音源はアルバムのみといったバンドのため、今回はオープニングトラック『Love Is for Suckers』を紹介します。

この曲、タイトルを見ただけで80年代グラム・メタルに詳しい方であれば思わず二度見してしまうのでは?

実はあのトゥイステッド・シスターの1987年のアルバム『Love Is for Suckers』に収録されている同名の楽曲は、Poison Dollysのカバーなのですね。

意外とご存じなかった方も多いのではないでしょうか。

オリジナル・バージョンは骨太でなかなかの本格的なハードロックであり、全体的な哀愁度はこちらの方が上かもしれません!

Sugar LuvLunachicks

ニューヨークが生んだ強烈な存在感を放つガールズ・パンク~ライオットガール、ルナチックス!

MC5やラモーンズといったパンク・レジェンドたちや、キッスのようなハードロックにも影響を受けたサウンドを鳴らして人気を得た彼女たちは、1987年に結成されて2000年まで活動、2019年に本格的な再結成を果たしています。

荒々しくアグレッシブなロック・サウンドはストレートにカッコいいですし、実はキャッチーなメロディも兼ね備えた骨太のロック・バンドなのですよね。

そんな彼女たちの記念すべきデビュー曲『Sugar Luv』は、1989年に同名のEP作品としてリリースされた楽曲です。

イントロのひずんだベースの音が80年代末期、グランジやオルタナティブロックの香りを濃厚に感じさせますね。

全体的にダークかつヘビーなサウンドでまだまだ荒削りではあるのですが、あの時代のパンクやハードコア、そしてグランジがお好きな方であれえば間違いなく気に入るはずです!

Dust Cake BoyBabes In Toyland

L7やルナチックス、ホールといったバンドと並ぶ80年代後期から90年代前半にかけてデビューを果たしたガールズバンドの代表的な存在であり、いわゆるライオットガールの文脈でも語られるバンドがベイブス・イン・トイランドです。

トリオ編成ならではのシンプルなアンサンブルを軸とした超攻撃的なサウンドを武器として、ベビードールをステージ衣装として着用するお人形さんのようなルックスのボーカリスト兼ギタリスト、キャット・ビーエランドさんが怒り叫びまくる強烈なスタイルは、商業的に大きな成功を収めることはできなかったものの、後続のバンドたちに大きな影響を与えています。

1989年に発表されたデビュー曲『Dust Cake Boy』は、そんな彼女たちの初期衝動だけで成立させたような荒々しいグランジ~オルタナティブロック・サウンド!

キャットさんのアグレッシブなボーカルは切迫する何かを感じさせますし、この路線が気に入った方は同曲が収録されているデビュー・アルバム『Spanking Machine』も聴いてみることをオススメします。

Lay Down Your ArmsThe Graces

The Graces – Lay Down Your Arms (Music Video) (featuring Charlotte Caffey of the Go-Go’s)
Lay Down Your ArmsThe Graces

ガールズバンドのパイオアニア、ゴーゴーズのギタリスト兼キーボーディストとして活躍したシャーロット・キャフィーさんが1987年に結成、唯一のアルバム『Perfect View』を残して1992年に解散したザ・グレイセス。

ザット・ドッグでフロントを務めるアンナ・ワーロンカーさんと、ブルース・スプリングスティーンさんのバンドのバック・コーラスとして知られているジア・チャンボッティさんが在籍していたことでも知られるバンドで、ポップながらもニューウェーブ時代からオルタナティブロックへと移行する空気感が色濃く出たサウンドが、今聴くと実に新鮮でカッコいいですね。

1989年にリリースされたデビュー・シングル『Lay Down Your Arms』は全米チャート56位を記録しましたが、残念ながらアルバムは大きな成功を収めることができませんでした。

とはいえ、フロントの3人が全員歌えるという強みを生かした美麗なコーラスワークも魅力的ですし、改めて再評価してほしいバンドですね。

Surfing On A Wave Of LoveGirl Monstar

これまたアクの強いバンド名に驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、4人組のガールズバンドとして1988年に結成されたガール・モンスターは『Monstereo Delicio』というアルバムを1枚残して5年ほどで解散、短い活動期間の中で主にインディーズ・シーンにおいてインパクトを残した存在です。

リード・ボーカルを担当していたシェリー・リッチさんはバンド解散後もシンガーソングライターとして音楽活動を続け、オルタナティブ・カントリーのジャンルで成功を果たしています。

そんなガール・モンスターはガレージロックを基調としながらも古き良きロックンロールからの影響も感じさせ、キャッチーなメロディ・センスを持ち合わせており、まさにオージー・インディロックの先駆け的なバンドと言えるのですね。

1989年にリリースされた彼女たちのデビュー曲『Surfing On A Wave Of Love』は、まさに彼女たちの個性が詰まったキラーチューンであり、キャッチーなコーラスワークとサーフロック風のギター・リフもばっちり決まっております。

知名度の低さがもったいないと思わせるほどのバンドですから、ぜひチェックしてみてください!

【80年代洋楽】ガールズバンドのデビュー曲まとめ(21〜30)

Point of No ReturnExpose

Exposé – Point Of No Return (Official Video)
Point of No ReturnExpose

80年代半ばから90年代にかけてクラブシーンを席巻したガールズグループ、エクスポゼ。

日本でも人気が高く、タカラCANチューハイのCMに出演していたほどです。

このデビュー曲もダンスチャートで1位を獲得しました。