【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲
アーティストのデビュー曲というのは、それぞれの初期衝動であったり意気込みであったり、さまざまな思惑が込められた貴重な証言ですよね。
後追い世代が長いキャリアを持ったアーティストのデビュー曲を聴いて驚いたり、または納得したり……音楽に限らず処女作でしか感じ取れないものがそこにあるのです。
本稿は、日本で最もCDが売れたJ-POP黄金期の90年代にデビューを果たした邦楽の男性ソロ・アーティストをテーマとして、彼らの記念すべきデビュー曲を紹介しています。
バンドからソロ活動を始めたアーティストも含めて、メガヒット曲や隠れた名曲など、デビュー曲ならではの魅力をお楽しみください!
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【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲(1〜10)
NG槇原敬之

代表曲『どんなときも』やSMAPへの提供曲『世界に一つだけの花』など、誰もが知る名曲を数多く世に送り出してきたシンガーソングライター・槇原敬之さんのデビューシングル曲。
1stアルバム『君が笑うとき君の胸が痛まないように』とともに1990年10月25日に発売された楽曲で、物憂げな空気感のイントロが印象的ですよね。
「タイトルどおり売上はNGだった」という本人談はありますが、槇原敬之さんらしい切ない世界観や優しいメロディーは、デビュー時からすでに確立されていたのを感じられるのではないでしょうか。
のちにJ-POPシーンを席巻する稀代のシンガーソングライターのスタートを飾った、隠れた名曲です。
ピュアになれ小野正利

メタルバンド・GALNERYUSのボーカリストや、ボーカルスクールの講師など、そのボーカルスキルをいかした幅広い分野で活躍しているシンガーソングライター・小野正利さんのメジャーデビューシングル曲。
1992年5月21日に発売された楽曲で、トレードマークであるハイトーンボイスがオープニングから堪能できるナンバーです。
幻想的なアンサンブルと透きとおるような歌声がマッチし、ポップでありながら荘厳さを感じますよね。
小野正利さんの圧倒的な歌唱力と存在感を再確認できる、隠れた名曲です。
遠くまで稲葉浩志

ロックユニット・B’zのボーカリストとしてデビューを果たし、2022年にはアニメーション映画『SING/シング: ネクストステージ』の日本語吹替版で声優に初挑戦することも話題となったシンガーソングライター・稲葉浩志さんの1作目のシングル曲。
1998年12月16日に発表され、前年に発表されている1stアルバム『マグマ』の流れをくむ楽曲であることから、ソロアーティスト・稲葉浩志さんのデビューシングルとして知られています。
曲中にアレンジが大きく変わるアンサンブルは、B’zとしての方向性とはまた違った魅力を放っていますよね。
数々のタイアップがあることも納得の、エモーショナルなロックチューンです。
【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲(11〜20)
天気読み小沢健二

1991年に突然の解散発表をしたフリッパーズ・ギターのメンバーとしてデビューを果たし、ソロ活動開始後は「渋谷系の王子様」とまで称されたシンガーソングライター・小沢健二さんのソロデビューシングル曲。
1993年7月21日に発売され、フリッパーズ・ギターの音楽性とは違ったシンプルなサウンドが話題となりました。
アーバンな空気感と独特の脱力感で構築されたアンサンブルからは、当時若い世代のリスナーを夢中にさせたのも納得できますよね。
小沢健二さんというアーティストの音楽性や方向性が詰まった、軽快でありながら奥行きがあるナンバーです。
愛のために奥田民生

2009年の再結成が話題となった5人組ロックバンド・ユニコーンのボーカルギターとして知られているシンガーソングライター・奥田民生さんの2作目のシングル曲。
1stシングルとしては解散前のユニコーン時代に企画で『休日/健康』が発表されていますが、本格的なソロデビューシングルとして同曲が発表されました。
脱力感のある独特な歌声で紡がれる良質なメロディーは、当時ユニコーンが解散して寂しくなっていたファンを癒やし、安心させたのではないでしょうか。
奥田民生さんのポップかつキャッチーな音楽センスが詰まった、デビュー作にして代表曲です。
月明かりに照らされて山崎まさよし

一度聴いたら忘れられない印象的な歌声と全ての楽器を演奏できるほどの多才ぶりでファンを魅了しているシンガーソングライター・山崎まさよしさんのデビューシングル曲。
1995年9月25日に発売され、デビュー曲でありながら情報番組『サンデージャングル』のオープニングテーマおよび「セゾンカード インターナショナル」のCMソングとして起用されました。
ブラックミュージックを感じさせるアレンジやJ-POP然とした聴きやすいメロディーは、デビューからその才能の片りんが垣間見えますよね。
山崎まさよしさんの高い音楽センスが再認識できる、初々しくも堂々としたナンバーです。
I love you河村隆一

90年代ヴィジュアル系バンドの最高峰にして、日本のロック・シーンに多大なる影響を与え続けるLUNA SEA。
1996年12月に横浜スタジアムで開催された伝説的な野外ライブ「真冬の野外」を最後に活動休止期間を設け、それぞれがソロ活動を始める中で先陣を切ってソロ・アーティストとしてデビューしたのがボーカリストの河村隆一さんです。
そんな彼が作詞と作曲を手掛けた1997年2月21日発売のソロ・デビュー曲『I love you』は、軽やかなアコギのバッキングとピアノの音色で彩られたシンプルながらも爽やかでポップなラブソングということで、LUNA SEAの「RYUICHI」とはかけ離れたイメージに私も含めて熱心なLUNA SEAファンが騒然としたことはよく覚えています。
こちらの楽曲は75万枚以上の売上を記録、河村さんの快進撃を生み出すきっかけとなりました。
余談ですが、河村さんが同年にリリースしたデビュー・アルバム『Love』は公称320万枚を売り上げ、邦楽男性ソロアーティストのアルバム売上枚数としては最高記録を達成、その記録は2022年の今も破られてはいないのです。


