90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲
独創的な音楽性と華やかなルックスで、日本の音楽シーンに革命を起こしたビジュアル系バンド。
GLAY、L’Arc〜en〜Ciel、DIR EN GREYなど、今や誰もが知る大物アーティストも、かつては新人として第一歩を踏み出しました。
X JAPANの影響を受けながら、それぞれが個性豊かな音楽性を確立し、新たな時代を切り開いていきました。
派手なメイクと衣装の奥に秘められた、彼らの原点となるデビュー曲をご紹介します。
90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲(1〜10)
タントラ・マントラGARGOYLE

ライブハウスの帝王と称されるGargoyleのメジャーデビュー作は、密教の呪文を思わせるタイトルが象徴するように、聴く者を神秘的な儀式へと誘う一作です。
プログレッシヴスラッシュメタルと称される複雑な曲展開に、和の趣を感じさせる詩的な世界観が融合。
そして人間の内なる意識を探求するような深遠なテーマには、一度耳にすると頭から離れなくなる中毒性があります。
本作は1993年4月に公開された映像作品で、CDではなくMVでデビューという形式が大きな話題となりました。
BelieveLUNA SEA

日本のビジュアル系の大御所ともなっているLUNA SEAです。
1992年に発売されたアルバム『Image』でメジャーデビューを果たし、翌年に初のシングル曲として発表されたのが、この『Believe』です。
NAKED BLUECRAZE

ままならない現実への焦燥感を抱えながらも、未来を信じて突き進む決意。
そんなむき出しの感情が詰め込まれているのが、CRAZEのデビュー曲です。
この楽曲は1995年9月に発売されたシングルで、オリコンチャート10位を記録。
アルバム『BE CRAZY』にも収録されました。
過激に歪ませたギターサウンドと疾走感あふれるビートは、荒々しいのにどこか爽やかさも感じさせる不思議な魅力があります。
現状を打ち破りたいけれど一歩が踏み出せない時、本作を聴けば勇気がもらえるかもしれません。
影絵の中で…Deshabillz

退廃的な美しさと剥き出しの感情で、人間の心の闇を鋭く描き出すバンド、Deshabillz。
SHUNさんが紡ぐグロテスクで耽美な詩の世界観は、一度触れたら忘れられない強烈な引力を持っていますよね。
この楽曲では、SHI-NOさんが奏でるバロック調のギターが聴く者を一瞬でとりこに。
そして疾走感あふれるサウンドの上で展開される、ボーカルの生々しさにも引き込まれます。
1994年6月に発売されたデビューEP『神従者』に収録された本作。
日常の光に疲れてしまったとき、あえて深い闇に身を沈めてみたくなる、そんな気分にぴったりです。
Blue Romance「思い」LAREINE

この楽曲は「現代に舞い降りた花の化身」というコンセプトをもとに活動したLAREINEが紡いだ、青く切ない愛の物語です。
6分を超えるドラマチックな構成とシンセの繊細な音色が、かなわぬ恋に焦がれる狂おしいほどの「思い」を美しく描き出しています。
愛する人への気持ちが、まるで美しい花のように咲いては散っていく情景が目に浮かぶよう。
本作は、1996年発売のファーストアルバムに収録。
忘れられない恋の記憶を美しいメロディーで包み込みたいときに聴いてみてはいかがでしょうか。



