90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲
独創的な音楽性と華やかなルックスで、日本の音楽シーンに革命を起こしたビジュアル系バンド。
GLAY、L’Arc〜en〜Ciel、DIR EN GREYなど、今や誰もが知る大物アーティストも、かつては新人として第一歩を踏み出しました。
X JAPANの影響を受けながら、それぞれが個性豊かな音楽性を確立し、新たな時代を切り開いていきました。
派手なメイクと衣装の奥に秘められた、彼らの原点となるデビュー曲をご紹介します。
90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲(1〜10)
影絵の中で…Deshabillz

退廃的な美しさと剥き出しの感情で、人間の心の闇を鋭く描き出すバンド、Deshabillz。
SHUNさんが紡ぐグロテスクで耽美な詩の世界観は、一度触れたら忘れられない強烈な引力を持っていますよね。
この楽曲では、SHI-NOさんが奏でるバロック調のギターが聴く者を一瞬でとりこに。
そして疾走感あふれるサウンドの上で展開される、ボーカルの生々しさにも引き込まれます。
1994年6月に発売されたデビューEP『神従者』に収録された本作。
日常の光に疲れてしまったとき、あえて深い闇に身を沈めてみたくなる、そんな気分にぴったりです。
Blue Romance「思い」LAREINE

この楽曲は「現代に舞い降りた花の化身」というコンセプトをもとに活動したLAREINEが紡いだ、青く切ない愛の物語です。
6分を超えるドラマチックな構成とシンセの繊細な音色が、かなわぬ恋に焦がれる狂おしいほどの「思い」を美しく描き出しています。
愛する人への気持ちが、まるで美しい花のように咲いては散っていく情景が目に浮かぶよう。
本作は、1996年発売のファーストアルバムに収録。
忘れられない恋の記憶を美しいメロディーで包み込みたいときに聴いてみてはいかがでしょうか。
冷たい雨cali≠gari

アコーディオンの物悲しい音色と、どこか懐かしいメロディーが印象的なロックナンバーです。
歌詞からは、降りしきる雨の中で救いを求め、孤独に震える人物の痛切な心情が伝わってきます。
どうしようもない絶望の中、それでもかすかな光に手を伸ばす姿がリアルに描かれているんですよね。
本作は、cali≠gariが1998年6月に発表したCDデビュー作、インディーズアルバム『第3実験室』に収録された1曲。
心が沈んでどうしようもない夜に聴けば、そのやるせない気持ちにそっと寄り添ってくれる気がしませんか?
ゆらりMASCHERA

イタリア語で仮面という意味を持つバンド、MASCHERAのメジャーデビュー曲『ゆらり』です。
1997年に演歌や歌謡曲を主体とする、テイチクエンタテインメントからデビューしました。
なんと言っても、キレイな歌声が素晴らしく、このバンドの特徴とも言えるでしょう。
タントラ・マントラGARGOYLE

ライブハウスの帝王と称されるGargoyleのメジャーデビュー作は、密教の呪文を思わせるタイトルが象徴するように、聴く者を神秘的な儀式へと誘う一作です。
プログレッシヴスラッシュメタルと称される複雑な曲展開に、和の趣を感じさせる詩的な世界観が融合。
そして人間の内なる意識を探求するような深遠なテーマには、一度耳にすると頭から離れなくなる中毒性があります。
本作は1993年4月に公開された映像作品で、CDではなくMVでデビューという形式が大きな話題となりました。
ALIVE~DEDICATED TO THE SAVIOR ~THE DEAD POP STARS

インディーズシーンを席巻した彼らがメジャーへと進出した、1997年6月当時の熱量を凝縮したかのような疾走感あふれるナンバーです。
本作には「救世主に捧ぐ」という副題が添えられ、華やかな世界への痛烈な皮肉と、それに屈せず「生きる」ことをさけぶバンド自身の激しい衝動が込められています。
日常の閉塞感を打ち破りたい時、この攻撃的でパワフルなサウンドが力を貸してくれるでしょう。
ヒマワリSOPHIA

俳優としても活躍しているボーカルの松岡充さんが率いるバンドSOPHIAです。
ビジュアル系としてはポップな楽曲とカジュアルなファッションで、化粧も薄めです。
この時代はビジュアル系がトレンドで、どんなバンドも化粧をして、ビジュアル系として活動をするのが当たり前でした。


