1990年代に黄金期を迎え、オリコンチャート上位にランクインするほどのヒット曲も生まれたヴィジュアル系は、今や日本発の音楽ジャンルをこえたカルチャーとして海外でも「Visual kei」という言葉がウィキペディアに掲載されるほどに受け入れられています。
そんなV系の30年以上に及ぶ歴史の中で、今回の記事では「ネオヴィジュアル系」とも称された、00年代のヴィジュアル系バンドたちによる人気曲をご紹介。
現在のヴィジュアル系バンドたちにも多大な影響を与えた名曲群を、00年代にリリースされたものを中心としてメジャーからインディーズを問わずまとめています。
当時が青春だった方も、最近V系を好きになった方々もぜひご覧ください!
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【ネオ・ビジュアル系】2000年代のV系バンドの人気曲まとめ(1〜10)
サイクロン12012

鋭いギターリフとタイトなリズムが織りなす緊張感あふれるサウンドが魅力のこの曲。
大阪発のビジュアル系ロックバンド、12012の楽曲です。
2007年6月にメジャー第1弾シングルとして発売された作品で、アニメ『ロミオ×ジュリエット』のエンディングテーマに起用されました。
人間の内面や喪失感を重厚なバンドアンサンブルに乗せて歌い上げるアグレッシブなナンバー。
メロディアスなサビと攻撃的なロックテイストが見事に融合しており、彼らの持つ危険な香りとメジャーの洗練が同居しています。
本作は同年12月に発売されたアルバム『DIAMOND』にも収録されました。
ハードでドラマチックなロックが好きな方におすすめのキラーチューンです。
バンギャル症候群人格ラヂオ

2001年に結成されたヴィジュアル系ロックバンド、人格ラヂオ。
2006年11月にSHIBUYA-AXでのワンマン公演にあわせて会場限定で発売されたシングルで、当時のモバイル配信でも話題になった作品です。
ファンである「バンギャル」をテーマにしたユーモアのある歌詞と、軽快でキャッチーなポップロックサウンドが特徴的な楽曲ですね。
バンドとファンの距離感や共犯関係を戯画化しながらも親しみやすく表現しており、ライブでもメタ的な盛り上がりを見せました。
独特なユーモアと毒気に惹かれる方や、当時のライブハウスの熱気を感じたい方にぴったりの一曲です。
紫陽花シド

2003年結成のロックバンド、シドが2004年にインディーズで発売したアルバム『憐哀-レンアイ-』の1曲目を飾る楽曲です。
のちにポップロック路線で広く支持を集める彼らですが、本作は昭和歌謡やフォークの哀愁を取り入れた初期の音楽性が色濃く反映されています。
ボーカルのマオさんが描く、雨の情景と喪失感、終わった恋への後悔が入り混じる文学的な詞世界を、Shinjiさんが作曲した叙情的なメロディラインが引き立てています。
過度に洗練されていないバンドサウンドにはインディーズ期ならではの生々しさがあり、雨音や失恋の余韻を感じさせる仕上がりです。
メジャーデビュー前の少し湿り気のある彼らの原点に触れたい方や、切ない歌謡ロックの世界観に浸りたい方におすすめの一曲です。
チック・タックメリー

独自の哀愁と激しさを融合させたレトロックと呼ばれるスタイルで、2000年代のシーンにおいて異彩を放ち続けたメリー。
2002年2月に限定流通で発売されたシングル『はいからさんが通る』に収録された本作は、時計の秒針を思わせるタイトル通り、すれ違っていく時間と心を描いた叙情的なナンバーです。
昭和のフォークや歌謡曲を感じさせる切ない旋律と、情景が目に浮かぶような素朴な言葉選びが絶妙に絡み合います。
激しいだけではないバンドの奥深い表現力が詰まっており、冬から春へと向かう季節の中で、失った恋を思い返したいときにそっと寄り添ってくれる一曲です。
神歌Phantasmagoria

関西のインディーズシーンを牽引したPhantasmagoriaの楽曲です。
2007年7月に生産限定盤として発売されたマキシシングル『神歌』の表題曲となっています。
荘厳なタイトルが示すとおり、宗教的でファンタジックなイメージと、メロディックメタルを思わせる重厚なバンドサウンドが融合したナンバーですよね。
もともとはメジャーデビュー曲として予定されていた背景があり、バンドの終幕期を飾るラストシングルとして、集大成的な重みが込められています。
キャッチーでありながら、どこか哀愁と終末感を感じさせる旋律が秀逸です。
ライブ映えするアンセムとして、当時のビジュアル系が持つ過剰な様式美を堪能したい人にぜひおすすめしたい一曲です。
ザクロ型の憂鬱the GazettE

神奈川県で2002年に結成され、インダストリアルやラウドロックを横断する音楽性で支持を集めてきたthe GazettE。
彼らがインディーズ期の2004年7月に発売したシングル曲です。
のちにフルアルバム『DISORDER』にも収録されました。
病室を思わせる描写から始まり、別れや後悔といった感情がドラマチックに描かれています。
ヘヴィなギターサウンドと、切なく泣きの要素を含んだメロディが見事に融合したミディアムナンバーですね。
ルキさんの表現力豊かなボーカルが、胸を締めつけます。
初期の彼らが持つ叙情性や物語性が詰まった本作は、ドラマチックなバラードが好きな方にぜひ聴いていただきたい一曲です。
絶望ムック

茨城県出身のロックバンド、ムックがインディーズ時代の2002年9月に発売したアルバム『葬ラ謳』に収録された楽曲です。
初期のバンドが持つ暗黒性や激情、叙情性を象徴する代表作として知られています。
ミヤさんが作詞と作曲を手がけ、希望や慰めを拒絶する強い虚無感が描かれています。
重く歪んだギターや切迫感のあるリズム、怒号に近い逹瑯さんのボーカルが重なり合い、情念を叩きつけるような音像が作り出されています。
タイアップなどはありませんが、当時のアンダーグラウンドな空気感を色濃く残しており、精神的な痛みをストレートに感じたい気分のときにぴったりなナンバーです。








