90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲
独創的な音楽性と華やかなルックスで、日本の音楽シーンに革命を起こしたビジュアル系バンド。
GLAY、L’Arc〜en〜Ciel、DIR EN GREYなど、今や誰もが知る大物アーティストも、かつては新人として第一歩を踏み出しました。
X JAPANの影響を受けながら、それぞれが個性豊かな音楽性を確立し、新たな時代を切り開いていきました。
派手なメイクと衣装の奥に秘められた、彼らの原点となるデビュー曲をご紹介します。
90年代のビジュアル系バンドのデビュー曲(1〜10)
タントラ・マントラGARGOYLE

ライブハウスの帝王と称されるGargoyleのメジャーデビュー作は、密教の呪文を思わせるタイトルが象徴するように、聴く者を神秘的な儀式へと誘う一作です。
プログレッシヴスラッシュメタルと称される複雑な曲展開に、和の趣を感じさせる詩的な世界観が融合。
そして人間の内なる意識を探求するような深遠なテーマには、一度耳にすると頭から離れなくなる中毒性があります。
本作は1993年4月に公開された映像作品で、CDではなくMVでデビューという形式が大きな話題となりました。
ALIVE~DEDICATED TO THE SAVIOR ~THE DEAD POP STARS

インディーズシーンを席巻した彼らがメジャーへと進出した、1997年6月当時の熱量を凝縮したかのような疾走感あふれるナンバーです。
本作には「救世主に捧ぐ」という副題が添えられ、華やかな世界への痛烈な皮肉と、それに屈せず「生きる」ことをさけぶバンド自身の激しい衝動が込められています。
日常の閉塞感を打ち破りたい時、この攻撃的でパワフルなサウンドが力を貸してくれるでしょう。
冷たい雨cali≠gari

アコーディオンの物悲しい音色と、どこか懐かしいメロディーが印象的なロックナンバーです。
歌詞からは、降りしきる雨の中で救いを求め、孤独に震える人物の痛切な心情が伝わってきます。
どうしようもない絶望の中、それでもかすかな光に手を伸ばす姿がリアルに描かれているんですよね。
本作は、cali≠gariが1998年6月に発表したCDデビュー作、インディーズアルバム『第3実験室』に収録された1曲。
心が沈んでどうしようもない夜に聴けば、そのやるせない気持ちにそっと寄り添ってくれる気がしませんか?
SENSUAL WORLDnuvɔ:gu

艶やかなギターサウンドと身体を揺さぶるビートが融合した、nuvɔ:guのメジャーデビュー作。
本作で歌われるのは、タイトルが示す「官能的な世界」を舞台にした刹那的な快楽と、その裏に潜む本物の愛への渇望です。
華やかな世界の中心で感じる一瞬の孤独は、誰の心にも響くのではないでしょうか。
この楽曲は1995年9月に発売されたシングルで、ライブ重視の活動を貫いた彼らにとって待望の全国流通音源でした。
当時のクラブカルチャーに思いを馳せながら、少し大人びたムードにひたりたい夜に聴いてみてください。
SPEEDアレルギー幻覚アレルギー

インダストリアルなノイズとパンクの衝動が渦巻く、攻撃的なロックナンバー!
幻覚アレルギーがインディーズ時代の1992年4月に発売したミニアルバム『Mouth to Mouth』は、チャート初登場1位という快挙を成し遂げたことで話題となりました。
この楽曲は、その中核を担う1曲。
目まぐるしく変化するサウンドと吐き捨てるようなボーカルが、人間の内面にある破壊衝動を叩きつけてくるかのよう。
何もかも忘れて音に身を任せたい、そんな衝動に駆られた時に聴きたくなるはずです!


