1970年代の邦楽男性アーティストのデビュー曲
1970年代に活動をスタートした、邦楽の男性アーティストのデビュー曲をまとめて紹介しています。
新御三家の西城秀樹さん、郷ひろみさん、野口五郎さんをはじめとするトップアイドルの歌手。
フォークソングやニューミュージックを中心に、日本の音楽のベースが作られていった時代でもあります。
今も現役で活躍されているシンガーの方がたくさん!
当時の時代背景の魅力に加えて、今でも新鮮な感覚を覚える点もステキだと思います。
そんな1970年代にデビューした男性アーティストのデビュー曲を聴いていきましょう!
1970年代の邦楽男性アーティストのデビュー曲(1〜10)
旅立ち松山千春

1976年に『サンデージャンボスペシャル』内の15分コーナー「千春のひとりうた」でメディアデビューを果たし、翌年にメジャーデビューを果たしたシンガーソングライター・松山千春さんの1作目のシングル曲。
アマチュア時代に参加するも落選してしまった「全国フォーク音楽祭」の地区予選で歌われた楽曲で、地元である北海道でローカルヒットを記録したナンバーです。
哀愁を感じさせるアコースティックギターとストリングス、そして松山千春さんらしい伸びやかで透明感のある歌声が印象的ですよね。
とてもデビュー曲とは思えない貫禄を感じさせる、歌唱力とアレンジ力の高さがわかるフォークナンバーです。
君をのせて沢田研二
ジュリーのニックネームで知られ、ザ・タイガース、PYGを経てソロデビューを果たしたシンガー・沢田研二さんの1作目のシングル曲。
リリースから29年後の1990年にリメイクされ、『君をのせて 1990 version』としてホンダ・トゥデイのCMソングに起用されたことも話題となったナンバーです。
幻想的なストリングスのイントロと、沢田研二さんの深みのある歌声は、ソロデビューシングルでありながら確かな実力を世に知らしめたのではないでしょうか。
歌謡曲のムーディーな空気感が心地いい、ずっと聴いていたくなる不朽の名曲です。
恋する季節西城秀樹

「絶唱型」とも称された圧倒的な声量と歌唱力で、1970年代のトップ男性アイドル歌手となったシンガー・西城秀樹さんの1作目のシングル曲。
「ワイルドな17歳」というキャッチフレーズとともにリリースされた楽曲で、リリースから3年後の1975年に同じ新御三家として人気を博していた郷ひろみさんによってカバーされたことも話題となりました。
10代らしい透明感と10代らしからぬ色気を同時に感じさせる歌声は、デビュー曲でありながら歌謡界に衝撃を与えたのも納得できますよね。
1970年代の男性アーティストを語る上で外せない、歌謡曲の良さを感じられるナンバーです。
恋の汽車ポッポ大瀧詠一

日本のロック史における草創期に活躍した伝説的なロックバンド・はっぴいえんどのボーカルとしてデビューし、バンド活動と並行してソロ活動をおこなっていたシンガーソングライター・大瀧詠一さんの1作目のシングル曲。
洋楽のロックンロールを思わせるギターリフやアレンジなど、リリース当時の日本の主流だった歌謡曲とは一線を画したサウンドがクールですよね。
スモーキーな歌声とアンティークなバンドサウンドは、いま聴くと新鮮に感じられるリスナーも多いのではないでしょうか。
現在J-POPシーンで活躍する無数のロックバンドの礎となった、ポップでありながらもエモーショナルなロックチューンです。
ゆめいらんかねやしきたかじん

歌手、タレント、司会者、ラジオパーソナリティーなど関西を中心に幅広く活動しながらも2014年に逝去してしまったシンガー・やしきたかじんさんの1作目のシングル曲。
1stアルバム『TAKAJIN』と同時にリリースされた楽曲で、1971年に発表した『娼婦和子』が社会通念上の問題により発売禁止になったことから実質的なデビューシングルとなったナンバーです。
軽快なサウンドに乗せたストレートでありながらもソウルフルな歌声からは、やしきたかじんさんの高い歌唱力を再確認できるのではないでしょうか。
また、その作曲能力の高さも知らしめるきっかけともなった、歌謡曲ならではのセクシーさを感じさせるナンバーです。
さらば恋人堺正章

16歳で加入したザ・スパイダースでメジャーデビューを果たし、バンド解散後はソロアーティストとして活躍したシンガー・堺正章さんの1作目のシングル曲。
1971年の日本レコード大賞において大衆賞を受賞した楽曲で、現在でもカバーするアーティストが後を絶たない名曲として知られています。
叙情的な歌詞と歌声を乗せたアレンジは、まさに1970年代をイメージさせる古き良き歌謡曲の心地よさを感じられるのではないでしょうか。
現在では「巨匠」「Mr.かくし芸」などの異名でバラエティーのイメージが強いであろう堺正章さんの新たな一面が発見できるデビュー曲でありながら歌い継がれているナンバーです。
巡恋歌長渕剛

2015年に富士山の麓で開催したオールナイトコンサートにおいて約10万人の観衆を集め大成功を収めるなど、そのスケールの大きさがファンの心をつかんで離さないシンガーソングライター・長渕剛さんの通算2作目のシングル曲。
1977年に1stシングル『雨の嵐山』をリリースしていますが、その後活動停止を経て同曲がリリースされたことから再デビュー曲として知られている楽曲です。
「自分の恋愛遍歴を女性言葉でつづった」という切ない歌詞と、繊細なアコースティクギターの音色の融合が叙情的ですよね。
哀愁のあるメロディーが心に響く、時代を超えて愛されているフォークソングです。