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【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲

アーティストのデビュー曲というのは、それぞれの初期衝動であったり意気込みであったり、さまざまな思惑が込められた貴重な証言ですよね。

後追い世代が長いキャリアを持ったアーティストのデビュー曲を聴いて驚いたり、または納得したり……音楽に限らず処女作でしか感じ取れないものがそこにあるのです。

本稿は、日本で最もCDが売れたJ-POP黄金期の90年代にデビューを果たした邦楽の男性ソロ・アーティストをテーマとして、彼らの記念すべきデビュー曲を紹介しています。

バンドからソロ活動を始めたアーティストも含めて、メガヒット曲や隠れた名曲など、デビュー曲ならではの魅力をお楽しみください!

【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲(11〜20)

君とピアノと東野純直

東野純直 1st Single「君とピアノと」1993年4月1日 Release
君とピアノと東野純直

デビュー前に第1回MusicQuest’92世界大会で審査員特別賞を受賞し、現在はラーメン店の経営者をしながら音楽活動を続けているシンガーソングライター・東野純直さんのデビューシングル曲。

1993年4月1日に発売された楽曲で、テレビドラマ『君といつまでも』のエンディングテーマや、ロッテリア『イタリアンホット』のCMソングとして起用されました。

力強いピアノの音色をフィーチャーした爽やかなアンサンブルとストレートな歌声は、時代を越えて心に響くものがありますよね。

キャッチーなメロディーが楽曲全体にちりばめられている、美しいアレンジが心に刺さるナンバーです。

タンジェリン・アイズ中西圭三

中西圭三「タンジェリン・アイズ」(PV)
タンジェリン・アイズ中西圭三

代表曲『Woman』やZOOへの提供曲『Choo Choo TRAIN』など、数々の名曲を制作したことでも知られているシンガーソングライター・中西圭三さんのデビューシングル曲。

1991年3月25日に発売され、テレビドラマ『君といつまでも』の主題歌に起用された楽曲です。

特徴的なシンセベースの音色、軽快なシャッフルビート、フックのあるコード進行など、当時としては決して多くなかったR&Bの空気感を感じさせるアレンジが秀逸ですよね。

特徴的な歌声とソウルフルなアンサンブルが心地いい、完成度の高いポップチューンです。

ピュアになれ小野正利

小野正利 ピュアになれ 1993 voiceⅢ
ピュアになれ小野正利

メタルバンド・GALNERYUSのボーカリストや、ボーカルスクールの講師など、そのボーカルスキルをいかした幅広い分野で活躍しているシンガーソングライター・小野正利さんのメジャーデビューシングル曲。

1992年5月21日に発売された楽曲で、トレードマークであるハイトーンボイスがオープニングから堪能できるナンバーです。

幻想的なアンサンブルと透きとおるような歌声がマッチし、ポップでありながら荘厳さを感じますよね。

小野正利さんの圧倒的な歌唱力と存在感を再確認できる、隠れた名曲です。

Get Along Together山根康広

山根康広★Get Along Together【 LIVE “STARTING OVER” 】
Get Along Together山根康広

1970年代の洋楽ロックをルーツに持ち、現在は韓国のボーカルグループ・sg WANNA BE+のサウンドプロデューサーをおこなうなど幅広いフィールドで活躍しているシンガーソングライター・山根康広さんのデビューシングル曲。

もともとは友人の結婚式をお祝いする楽曲として制作され、1993年1月21日の発売後に有線放送での人気をきっかけにミリオンセラーを獲得したバラードナンバーです。

リアルな情景が描かれた歌詞や美しいメロディーなど、送る相手への深い愛情が感じられる方も多いのではないでしょうか。

大ヒットを記録したことも納得な、不朽の名曲です。

Precious Junk平井堅

♪Precious Junk (10周年LIVE)  ☆平井 堅 ☆ムービー編集
Precious Junk平井堅

心を揺さぶるエッジボイスとバラエティーに富んだ音楽性で人気を博しているシンガーソングライター・平井堅さんのデビューシングル曲。

1995年5月13日に発売され、テレビドラマ『王様のレストラン』の主題歌として起用されたナンバーです。

ソウルフルなコーラスワークで始まる軽快なイントロや、ふくよかでありながらどこか哀愁のある歌声で紡がれるポップなメロディーなど、平井堅さんというアーティスト像がすでに表現されていますよね。

デビュー前にライブハウスの専属歌手として活動してきたという経歴も納得の、デビュー曲とは思えない完成度の高いポップチューンです。

Bomb A Headm.c.A・T

Bomb A Head (Original Debut Video) 1st — Baby P., M.C.A.T.
Bomb A Headm.c.A・T

DA PUMPのプロデューサーとして1990年代に数々のヒット曲を世に送り出してきたことでも知られているm.c.A・Tさんのデビューシングル曲。

映画『ハートブレイカー ~弾丸より愛を込めて』のテーマ曲として1993年11月21日に発売され、アキレス「ジュニアプロ」のCMソングや、バラエティー番組『KISS×KISS』のテーマ曲としても起用されたナンバーです。

「本当に踊れる、新しい日本のダンスミュージックを」というオファーから制作されたことがわかる当時の最先端とも言えるアンサンブルは、その印象的なフレーズとともに強烈なインパクトを与えました。

聴いていて踊り出したくなる、m.c.A・Tさんの代名詞です。

【邦楽】90年代の男性ソロ・アーティストのデビュー曲(21〜30)

世界が終わるまではWANDS

WANDS 「世界が終るまでは… [WANDS第5期ver.]」 MV
世界が終わるまではWANDS

1990年代にJ-POPシーンを席巻したビーイング系アーティストの中でも代表的な存在として知られている3人組ロックバンド、WANDS。

テレビアニメ『SLAM DUNK』の第2期エンディングテーマとして起用された8thシングル『世界が終るまでは…』は、エモーショナルな歌詞とキャッチーなメロディーが印象的なナンバーです。

リアルタイムで聴いていた世代の方であれば、歌いながら当時の情景がよみがえってくるのではないでしょうか。

2022年にアニメーション映画『THE FIRST SLAM DUNK』が公開されたこともあり、再評価の声が高まっているミリオンナンバーです。

おわりに

1990年代にデビューした邦楽の男性ソロアーティストのデビュー曲という括りで改めてまとめてみましたが、その後のキャリアの展開などを踏まえて聴いてみることで、今までは気付かなかったさまざまな発見があっておもしろいですよ。

ほとんどのアーティストが今も現役で活躍中ですから、ライヴなどで聴けるチャンスもありそうですよね!