90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト
1980年代中頃から1990年代にかけてのアメリカのヒップホップシーンは黄金期と呼ばれており、この時期に活躍したアーティストが現代のヒップホップに及ぼした影響は計り知れません。
ヒップホップが好きなら必ず聴いておくべき名曲や、知っておくべきアーティストが目白押しなのです!
そこでこの記事では、ヒップホップ黄金期の中でも1990年代に焦点を当て、この時期に活躍したラッパーやグループを一挙に紹介していきますね。
ヒップホップ初心者の方はもちろん、すでにヒップホップにハマっている方もあらためてチェックしてみてくださいね!
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90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト(1〜20)
The Jump OffNEW!Lil’ Kim
1990年代のヒップホップシーンに革新的な存在感を放ったアメリカのリル・キムさん。
イーストコースト・ヒップホップとダーティ・ラップを融合させた独自のスタイルで、ジュニア・マフィアのメンバーとしてデビューを飾りました。
1995年にアルバム『Conspiracy』でシーンに躍り出ると、翌年のソロアルバム『Hard Core』はダブルプラチナを獲得。
2001年には『Lady Marmalade』のカバーでグラミー賞を受賞し、その圧倒的な存在感を示しました。
挑発的な歌詞と大胆なファッションセンスで、女性アーティストの新境地を切り開いた彼女の楽曲は、音楽的な創造性を追求するリスナーにおすすめです。
Hip Hop HoorayNEW!Naughty By Nature

1986年にアメリカ・ニュージャージー州で結成されたノーティ・バイ・ネイチャーは、イーストコースト・ヒップホップシーンを代表するグループです。
クイーン・ラティファさんの支援を受け、1991年に鮮烈なデビューを果たしました。
メンバーのトリーチさん、ヴィン・ロックさん、DJケイ・ジーさんによる巧みなラップとキャッチーなメロディの融合は、多くのリスナーを魅了し続けています。
1996年にはグラミー賞の最優秀ラップ・アルバム賞を受賞。
アルバム『Poverty’s Paradise』で栄誉ある初代受賞者となり、ヒップホップ界に大きな足跡を残しました。
2パックとの親交も深く、パーティーアンセムから社会派まで幅広い楽曲を手がけたグループは、90年代ヒップホップの黄金期を象徴する存在として、今なお高い評価を得ています。
ダンサブルなビートとスキルフルなラップを求めるリスナーにおすすめの一組です。
You Got Me ft. Erykah BaduNEW!The Roots

フィラデルフィアの地下シーンで活動を始めたザ・ルーツは、生演奏にこだわったアプローチで独自の存在感を示してきました。
1987年の結成以来、サンプリングに頼らず、ヒップホップにジャズやソウル、ファンクを融合させた革新的なサウンドを追求しています。
1993年に自主制作アルバム『Organix』でデビューを飾り、その後メジャーデビューを果たしたアルバム『Do You Want More?!!!??!』から着実に評価を重ねてきました。
グラミー賞を複数回受賞し、2011年にはジョン・レジェンドとのコラボレーションアルバム『Wake Up!』で最優秀R&Bアルバム賞を獲得。
2009年からはジミー・ファロンのテレビ番組でハウスバンドを務め、その実力を証明し続けています。
ヒップホップと生演奏の新しい可能性を探求したい音楽ファンにぜひお勧めしたいグループです。
C.R.E.A.M.Wu Tang Clan

大規模なクルーのパイオニアのような存在として知られているヒップホップクルー、ウータン・クラン。
10人にもおよぶ人数でありながら、それぞれがソロアルバムをリリースしています。
こういった構成のクルーは、日本でもバッドホップなどに受け継がれていますね。
楽曲の方は非常にユニークで、クルーの名前にも由来しているカンフーやアジアンテイストな要素が盛り込まれています。
楽しく聴けるヒップホップが好きな方は要チェックのクルーです!
Big PoppaThe Notorious B.I.G.

イーストコーストを代表するラッパー、ノトーリアス・ビー・アイ・ジーさん。
東海岸の王様、いや、神様といっても良いでしょう……。
彼の残してきた功績はあまりにも偉大で、現在の東海岸のラッパーは彼から間違いなく影響を受けていると言っても過言ではありません。
特定の分野がずば抜けているというよりは、バイブスや人間性、リリックからフロウまで、何から何までかっこいいラッパーですね。
東西戦争の中核をになう人物でもあるので、ヒップホップヒストリーを知りたい人は彼をチェックしてみると良いでしょう。
Gin And JuiceSnoop Dogg

西海岸を代表するラッパー、スヌープ・ドッグ。
現在にいたっては、西海岸のドンと言っても良いでしょう。
そんな彼はドクター・ドレーさんと同様に、西海岸のヒップホップを世界的なランクに押し上げた張本人です。
彼の独特なゆるいフロウから生まれるラップは、ダウナーでありながらヘッズをひきつける魅力を持っています。
このスタイルは現在のヒップホップの主流であるトラップにも大きな影響を与えています。
その影響力から、間違いなくヒップホップシーンの偉人と言えるでしょう。