【洋楽】90年代に活躍した男性ソロシンガーまとめ
グランジやオルタナティブ・ロック、R&Bの進化が音楽シーンを塗り替えていた90年代の洋楽。
あの時代を象徴する男性ソロシンガーたちの楽曲を久しぶりに聴きたい、またはこれから聴いてみたいという方で、どこから手をつければいいのか分からない……そんな悩みを持たれている人はいませんか?
この記事では、当時のヒットチャートを賑わせた才能あふれるシンガーたちを一挙にご紹介。
懐かしさに浸りたい方にも、あの時代の音楽を改めて知りたい方にも楽しんでいただける充実のラインアップでお届けします!
サブスクで手軽に聴ける今だからこそ、あの頃の名曲たちを再発見してみませんか。
【洋楽】90年代に活躍した男性ソロシンガーまとめ(1〜10)
LoserBeck

ロサンゼルス出身のシンガーソングライター、ベックさん。
1988年から活動を開始し、1993年のシングルをきっかけにメジャーデビューを果たしました。
オルタナティヴ・ロック、ヒップホップ、エレクトロニカ、ファンクなど、さまざまなジャンルを融合させた音のコラージュ的手法が彼の最大の特徴です。
1996年のアルバム『Odelay』ではグラミー賞を受賞し、2014年のアルバム『Morning Phase』ではアルバム・オブ・ザ・イヤーに輝きました。
通算8回のグラミー受賞を誇る実力派で、実験的なサウンドと独創的なアプローチで90年代のオルタナティヴ・シーンに新風を吹き込んだアーティストです。
ジャンルの垣根を超えた音楽が好きな方には、ぜひチェックしていただきたい存在と言えるでしょう。
Miss MiseryElliott Smith

オルタナティブロック系のバンドのフロントマンとしてデビューを果たしながらも、ソロとしてインディー・フォークやローファイといったジャンルで独自の音楽世界を築き上げたエリオット・スミスさん。
バンドHeatmiserでの活動と並行して、1994年にソロデビューアルバム『Roman Candle』をリリースしました。
1997年公開の映画『グッド・ウィル・ハンティング』への楽曲提供によって一躍注目を集め、アカデミー賞最優秀オリジナル歌曲賞にノミネートされた実績を持っています。
ささやくような繊細なヴォーカルと多重録音によるハーモニーが織りなすサウンドは、まるで静かな夜に語りかけられているかのよう。
アルバム『Either/Or』は「1990年代ベスト・アルバム」として複数の音楽誌で高評価を獲得し、その詩的で痛々しいほどの美しさは今もなお多くのファンを魅了し続けています。
内省的な音楽に心惹かれる方には、ぜひ聴いていただきたいアーティストです!
It Ain’t Over ‘Til It’s OverLenny Kravitz

ニューヨーク出身のマルチインストゥルメンタリストであるレニー・クラヴィッツさんは、ロック、ファンク、ソウル、R&Bなど多様なジャンルを融合させた独自のサウンドで知られています。
1989年にアルバム『Let Love Rule』でデビューを果たし、『Mama Said』『5』などの名盤を次々とリリース。
『American Woman』や『Fly Away』といった代表曲は世界中でヒットし、とくに『American Woman』は映画『オースティン・パワーズ:デラックス』のサウンドトラックに収録され話題を集めました。
1999年から2002年まで4年連続でグラミー賞を受賞した実績を持ち、全世界で4000万枚以上のアルバムセールスを記録しています。
60年代から70年代のロックを現代的に昇華させたサウンドは、王道のロックを楽しみたい方におすすめです。
Brown SugarD’Angelo

ネオ・ソウルという新たな音楽の地平を切り開いた革新者、ディアンジェロさん。
ヴァージニア州リッチモンドで牧師の父のもとに生まれ、教会で培った音楽性を土台に、1990年代半ばからシーンに登場しました。
デビュー・アルバム『Brown Sugar』で一躍注目を浴び、2000年にリリースしたアルバム『Voodoo』では全米1位を記録。
収録曲でグラミー賞最優秀男性R&Bボーカル・パフォーマンスを獲得し、その地位を確固たるものにしましたね。
約14年の沈黙を経て2014年にリリースしたアルバム『Black Messiah』では再びグラミー賞最優秀R&Bアルバムを受賞し、復活を印象づけました。
ソウル、ファンク、ヒップホップを融合させたグルーヴィーなサウンドと、多楽器を操る才能が魅力です。
2025年に10月に惜しくも51歳という若さでこの世を去ってしまった天才アーティスト、本物志向の音楽を求める方にオススメのアーティストですよ!
Friends In Low PlacesGarth Brooks

オクラホマ州出身のカントリー界の巨人、ガース・ブルックスさんは1989年のデビュー以来、カントリー音楽にロックやポップの要素を大胆に融合させ、ジャンルの枠をこえた新しいサウンドを確立しました。
アルバム『Garth Brooks』でネオ・トラディショナル・カントリーの魅力を示し、アリーナ・ロック的な派手な演出を取り入れたライブパフォーマンスで観客を魅了。
全米ソロアーティスト史上最多のアルバム売上を記録し、9枚のダイアモンド認定アルバムという偉業を成し遂げました。
グラミー賞やアメリカン・ミュージック・アワードでの受賞はもちろん、CMA賞では史上唯一7度の最優秀エンターテイナー賞に輝いています。
伝統的なカントリーの温かさと現代的なエンターテインメント性を両立させた彼の音楽は、カントリーファンだけでなく幅広いロックやポップ好きの方にもおすすめです。
HallelujahJeff Buckley

圧倒的な歌唱力と音楽性の深さで多くのアーティストに影響を与え続けている、ジェフ・バックリーさん。
1993年にEP『Live at Sin‑é』でデビューし、翌1994年には名盤『Grace』をリリースしました。
レナード・コーエンさんの「Hallelujah」のカバーが有名で、ローリング・ストーン誌の500 Greatest Songsにも選ばれています。
グラミー賞にノミネートされた実績を持ち、オルタナティヴ・ロックをベースにフォーク、ジャズ、ブルースを融合させた唯一無二のスタイルが魅力です。
1997年に30歳の若さで亡くなりましたが、没後も評価は高まり続けています。
繊細さと壮大さを併せ持つ音楽を求める方にオススメのアーティストです。
AscensionMaxwell

ネオソウルという音楽ジャンルの礎を築いた存在として、ディアンジェロさんやエリカ・バドゥさんと並び称されるマックスウェルさん。
1996年のデビューアルバム『Maxwell’s Urban Hang Suite』は、マーヴィン・ゲイやプリンスからの影響を感じさせる洗練されたサウンドで、プラチナ認定を獲得しました。
2001年にはアルバム『Now』でビルボード200初登場1位を記録し、グラミー賞も3度受賞。
官能的なファルセット・ボイスと完璧主義的な制作姿勢が生み出す唯一無二の世界観は、時代を超えて多くのリスナーを魅了し続けています。
じっくりと音楽に浸りたい方、大人のロマンスを感じさせる上質なR&Bを求めている方にぜひおすすめしたいアーティストです。







