洋楽ラップのススメ|伝説の名曲たちを紹介
1980年代からシーンを代表するジャンルの1つとして、世界中で愛されているヒップホップ。
そんなヒップホップの一番の特徴といえば、やはり「ラップ」ですよね。
今回はヒップホップ・シーンで大ヒットを記録した名曲のラップを解説していきたいと思います。
オールド・スクールから現代のトレンドであるトラップまで、幅広いジャンルからセレクトしています。
一部、マイナーな名曲も登場するので、ヘッズの方もぜひチェックしてみてください!
洋楽ラップのススメ|伝説の名曲たちを紹介(1〜10)
The Next Episode ft. Snoop Dogg, Kurupt, Nate DoggDr. Dre

ヒップホップといえば、まずこちらの『The Next Episode ft. Snoop Dogg, Kurupt, Nate Dogg』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
2000年にリリースされた作品でありながら、いまだにクラブに行けばこの曲がプレイされています。
そんなこの曲の魅力は、なんといってもトラックのインパクトではないでしょうか?
一発で記憶できるキャッチーなトラックに、ラダダダダ~というサビが印象に残りますよね。
無駄を削ぎ落とした良質なラップを、ぜひ味わってください。
Keep Ya Head UpNEW!2Pac

ヒップホップ界に絶大な影響を与え続けるトゥパックさん。
彼が1993年10月に発表したこの曲は、彼の社会派としての一面と深い人間愛が感じられる、温かな応援歌です。
名盤『Strictly 4 My N.I.G.G.A.Z.…』に収録された本作は、ソウルフルなトラックにR&Bシンガーの優しいコーラスが重なり、聴く者の心を穏やかに包み込みます。
描かれているのは、困難な状況を生きる女性たちへの力強い励ましと、深い敬意に満ちたメッセージ。
これは性別を超えた友情、あるいは人間同士の支え合いの歌とも受け取れますよね。
彼の生涯を描いた2017年公開の映画『All Eyez on Me』でも象徴的な場面で使われました。
大切な友人が落ち込んでいる時、その背中をそっと押してくれるような一曲です。
Rap GodEminem

歴史上、最もスキルフルなラッパーの1人、エミネムさん。
日本では洋楽のラップと聞くと、まずこの人を思い出す方は多いのではないでしょうか?
こちらの『Rap God』は彼の人間性や音楽性を表した作品で、2013年にリリースされました。
当時のギネス記録を更新するほどの、早口ラップなのですが、その中でもしっかりと韻を踏んでおり、彼の並々ならぬリリックへのこだわりが感じられます。
歌う側にとっては異常な難易度の高さですが、リスナーにとっては非常に聴き心地の良い作品と言えるでしょう。
Straight Outta ComptonN.W.A

西海岸のヒップホップのなかで、最重要グループといえばエヌ・ダヴリュー・エーではないでしょうか?
ドクター・ドレーさんやアイス・キューブさんが在籍していたグループで、現代のヒップホップに大きな影響を与えました。
そんな彼らの作品のなかでも、特にオススメしたい楽曲が、こちらの『Straight Outta Compton』。
これぞギャングスタ・ラップといった感じのハードなフロウと固い韻が印象に残りますよね。
StrongerKanye West

日本でも多くのヘッズからリスペクトを受けているラッパー、カニエ・ウェストさん。
テリヤキボーイズとも共演があるため、昔の日本語ラップを知っている方にはなじみ深いのではないでしょうか?
そんな彼の魅力は、なんといってもサンプリングの思い切りの良さ。
こちらの『Stronger』は世界的に活躍したテクノ・デュオ、ダウトパンクの『Harder, Better, Faster, Stronger』をサンプリングしています。
テクノとヒップホップがミックスされたトラックに彼のハードなラップが見事にミックスした、名曲です。
Lollipop ft. StaticLil Wayne

時代に合わせた柔軟な音楽性で人気を集めるラッパー、リル・ウェインさん。
1990年代から活躍しているラッパーですが、実は遅咲きで2000年代後半から2010年代にかけて最も活躍しました。
そんな彼の魅力は、トレンドを真っ先につかむ感覚にあるでしょう。
こちらの『Lollipop ft. Static』は、当時の変則的なフロウのトレンドをいち早くつかんでおり、どのフレーズにもこだわりが感じられます。
ぜひチェックしてみてください。
JuicyThe Notorious B.I.G.

圧倒的なカリスマ性で東海岸のヘッズからリスペクトを受けるラッパー、ノトーリアス・B.I.G.さん。
東海岸と西海岸の抗争による犠牲者の1人でもあります。
そんな彼の代表的な作品といえば、やはりこちらの『Juicy』をイメージする方は多いのではないでしょうか?
オールド・スクールなフロウですが、スタッカートのようなアクセントをつけるラップのため、現代でも聴いていて違和感がないかと思います。
ぜひチェックしてみてください。