【アメリカ】偉大なヒップホップの名曲
今や日本でも主流のジャンルとなりつつあるヒップホップ。
MCバトルなどをきっかけにヒップホップに興味を持ち始めた方は多いと思います。
しかし、USのヒップホップに敷居の高さを感じている方も居るのではないでしょうか?
歴史の浅いジャンルではあるものの、これまでのビーフや系譜のようなものは膨大で、把握が難しいんですよね。
今回はそんなUSのヒップホップ事情を知りたい方に向けて、アメリカのヒップホップにおける、至高の名作たちを歴史的な解説も含めてご紹介いたします。
【アメリカ】偉大なヒップホップの名曲(1〜10)
Still D.R.E. ft. Snoop DoggDr. Dre

1992年にデビューして以来、シーンの最前線を走ってきたドクター・ドレーさん。
彼がGファンクの第一人者であるスヌープ・ドッグさんとコラボを果たしたのが『Still D.R.E. ft. Snoop Dogg』です。
この曲まで、ドクター・ドレーさんはGファンクから遠ざかっていたのですが、原点回帰したことでも話題となりました。
それから、この曲にはもう一人、大物ラッパーが携わっているんです。
それが、ジェイ・Zさんです。
彼はリリックを担当しています。
まさに夢のような競演ですよね。
その力強い歌詞にも注目です。
Lose YourselfEminem

ストリートから成功をつかんだ経歴や、深い歌詞で知られるエミネムさん。
日本でも高い人気を誇っていますよね。
そんな彼が、自身の伝記映画『8 Mile』のために書き下ろしたテーマソングが『Lose Yourself』です。
こちらは人生のどん底にいたエミネムさんが、失敗を繰り返しながら、成功に近づいていく様子を歌った曲です。
いわば映画のストーリーを凝縮したような内容に仕上がっています。
何かうまくいかない時は、応援ソングにもなってくれるでしょう。
N.Y. State of MindNas

ヒップホップベスト100にも選出されているのが、『N.Y. State of Mind』です。
こちらは、ナスさんが1992年にリリースした1曲。
自身のスキルを誇るような内容に仕上がっています。
しかし、ただストレートにではなく、ニューヨークの現状を例に出しながら、物語形式で歌われています。
比ゆ表現が多いので、想像力が書きたてられるのも魅力ですね。
それから、この曲のリリックは、現在の日本のヒップホップによく引用されていることも付け加えておきます。
The Next Episode ft. Snoop Dogg, Kurupt, Nate DoggDr. Dre

ドクター・ドレーさんとスヌープ・ドッグさん、ネイト・ドッグさん、クルプトさんがコラボしたのが、2000年リリースの『The Next Episode』。
こちらはお互いの音楽に対する情熱を歌う内容に仕上がっています。
ところで、このキャッチーなタイトルが気になっている方もいるのではないでしょうか。
実はこの曲、1993年にリリースされた『Nuthin’ but a ‘G’ Thang』の続編という位置づけなんです。
ぜひ、続けて聴いてみてくださいね。
Big PoppaThe Notorious B.I.G.

東海岸のヒップホップシーンに突如現れ、圧倒的なフロウスキルで名声を手にしたノトーリアス・B.I.G.さん。
近代Gファンクの火付け役でもありますし、カリスマ性から多くのラッパーにリスペクトされたことでも知られています。
そんな彼のファーストアルバムに収録されているのが『Big Poppa』です。
Gファンクから一転、美声とロマンチックな歌詞で歴史的ヒットを記録しました。
他の曲と合わせて聴くと、違いがわかりやすいですよ。
In Da Club50 Cent

2022年のスーパーボールで会場をわかせたことも記憶に新しい50セントさん。
彼のキャリアの語るうえで欠かせないのが『In Da Club』です。
こちらは2003年のデビューアルバムに収録された1曲で、自身のキャリアがこれから積み重ねられていくことを歌っています。
そしてリリックの通り、この曲はグラミー賞にノミネートされ、歴史的ヒットを記録しました。
ちなみに、リリックはスラングや映画ネタが含まれているので、調べてから聴くと理解しやすいです。
StrongerKanye West

カニエ・ウェストさんの手掛けた『Stronger』は3つの点でシーンに衝撃を与えました。
1つ目は、シンセサイザーを駆使した近未来的なトラックです。
機械を通した声も相まって、不思議な曲風に仕上がっています。
2つ目は力強い歌詞です。
人生のあらゆる経験を肯定してくれるような内容です。
そして最後に紹介したいのがSFのような世界観のMVです。
なんとアニメをモチーフにしていて、日本で撮影されたんですよ!
日本の音楽ファンにとっては、なんだか誇らしいですね。