90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト
1980年代中頃から1990年代にかけてのアメリカのヒップホップシーンは黄金期と呼ばれており、この時期に活躍したアーティストが現代のヒップホップに及ぼした影響は計り知れません。
ヒップホップが好きなら必ず聴いておくべき名曲や、知っておくべきアーティストが目白押しなのです!
そこでこの記事では、ヒップホップ黄金期の中でも1990年代に焦点を当て、この時期に活躍したラッパーやグループを一挙に紹介していきますね。
ヒップホップ初心者の方はもちろん、すでにヒップホップにハマっている方もあらためてチェックしてみてくださいね!
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90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト(21〜40)
Who Got Da PropsNEW!Blackmoon

ニューヨーク・ブルックリンから1992年に台頭したアンダーグラウンド・ヒップホップを代表するブラック・ムーンは、イーストコースト・ヒップホップシーンに革新的な風を吹き込みました。
MCのバックショットさん、ファイブ・フットさん、DJ兼プロデューサーのイーヴィル・ディーさんで構成された3人組です。
1993年にリリースしたデビューアルバム『Enta da Stage』は35万枚以上を売り上げ、アンダーグラウンド・ヒップホップの金字塔として高い評価を得ています。
重厚なビートと社会派メッセージを織り交ぜた楽曲は、多くのアーティストに影響を与え続けています。
ブート・キャンプ・クリックの中心的存在として、90年代のヒップホップシーンを牽引した彼らの音楽は、オールドスクールな雰囲気と独自の世界観を求めるリスナーにぴったりです。
HaNEW!Juvenile

アメリカのニューオーリンズを拠点に活動するジュヴィナイルさんは、サザン・ヒップホップシーンを代表するラッパーです。
Cash Money Recordsの顔として知られ、1995年のソロデビュー以来、独特なフロウとエネルギッシュなパフォーマンスで多くのファンを魅了してきました。
1998年にはブレイクスルーとなるアルバム『400 Degreez』を世に送り出し、サザン・ヒップホップの黄金期を牽引。
その後もヒット曲を連発し、2004年にはグラミー賞にノミネートされるなど、輝かしい功績を残しています。
彼の音楽性は、ニューオーリンズのバウンス・ミュージックとヒップホップを融合させた独自のスタイルが特徴で、力強いビートと印象的なリリックで聴く人を惹きつけます。
ストリートの生々しさとダンサブルなグルーヴを求める音楽ファンにおすすめのアーティストです。
Electric RelaxationA Tribe Called Quest

A Tribe Called Questは、1988年に結成され、1998年に解散したヒップホップグループです。
活動期間は10年ですが、数々の発明をしたことから、今なお伝説的存在として、リスペクトを集めています。
中でも当時のヒップホップシーンに衝撃を与えたのが、1991年にリリースしたアルバム『The Low End Theory』です。
こちらは骨太なヒップホップに、軽やかなジャズを取り入れた内容に仕上がっています。
今聴いても、その音楽スタイルは圧巻です。
Juice (Know the Ledge)Eric B. & Rakim

歴史を変えた2人のラッパー、エリックB&ラキム。
名前の通り、エリックBさんとラキムさんからなるデュオで1980年代後半から1990年代前半にわたって、ヒットチューンを連発していました。
彼らがヒップホップのどういう歴史を変えたのか……。
それはリリックです。
当時はエヌ・ダヴリュー・エーが全盛の時代で、ギャングスタラップ、もしくはパブリック・エナミーのような政治的なものの2つしか種類がありませんでした。
そんななかエリックB&ラキムは、現代では当たり前であるリリシズムがあふれるリリックを武器に大活躍しました。
彼らがいなければリリシストのラッパーが居なかったかもしれませんね。
Thuggish Ruggish BoneBone Thugs-N-Harmony

90年代にGファンクの火付け役となったのが、Bone Thugs-n-Harmonyです。
彼らは当初、コーラスを取り入れ、R&Bのような、やわらかな雰囲気の曲を手掛けていました。
しかし、90年代中ごろから路線を変更し、骨太なGファンクを多く手掛けるように。
それが功を奏し、多くの音楽タイトルを受賞しています。
中には少し過激なリリックの曲もあるのですが、当時のヒップホップシーンを理解するのにも役立つはずです。
Big Pimpin’ ft. UGKJay Z

90年代にデビューしたラッパーを語るうえで、JAY-Zさんの存在は欠かせません。
彼は当初、レーベルに所属できなかったので、自身でニューヨーク中をまわり、CDを手売りしていたそうです。
しかし、すぐに音楽プロデューサーの目にとまり、メジャーデビューを果たしました。
その後は1995年にリリースした『Hard Knock Life』でグラミー賞を受賞。
以後、23回も受賞することとなります。
韻の踏み方やリリックが大きな魅力なので、じっくり聴いてみてくださいね。
おわりに
アメリカのヒップホップの黄金期ともいわれる90年代に活躍したラッパーやグループを一挙に紹介しました。
その後も現役で活躍しているアーティストはもちろん、すでにこの世を去ったレジェンドもたくさん居ましたね。
ヒップホップを聴くならば絶対に押さえておきたいアーティストばかりですので、ぜひこの機会にじっくりと彼らの楽曲を聴いてみてください。