90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト
1980年代中頃から1990年代にかけてのアメリカのヒップホップシーンは黄金期と呼ばれており、この時期に活躍したアーティストが現代のヒップホップに及ぼした影響は計り知れません。
ヒップホップが好きなら必ず聴いておくべき名曲や、知っておくべきアーティストが目白押しなのです!
そこでこの記事では、ヒップホップ黄金期の中でも1990年代に焦点を当て、この時期に活躍したラッパーやグループを一挙に紹介していきますね。
ヒップホップ初心者の方はもちろん、すでにヒップホップにハマっている方もあらためてチェックしてみてくださいね!
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90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト(11〜20)
N.Y. State of MindNas

圧倒的なセンスから1990年代から現在に至るまで、シーンを引っ張り続けているラッパー、ナズさん。
ヘッズでなくともナズさんのことを知っている方は多いと思います。
彼はエリックB・ラキムから強く影響を受けています。
そのため楽曲は非常にリリシズムがあふれており、彼のパンチラインは現在でも人気です。
また、非常に感覚が過敏なラッパーでもあり、ベテランやレジェンドと言われる世代でありながら、現在のヒップホップに適応しているのも、彼の恐ろしい長所の1つですね。
Still D.R.E. ft. Snoop DoggDr. Dre

ヒップホップを語る上で避けては通れない伝説の名曲、『Still D.R.E. ft. Snoop Dogg』。
第56回NFLスーパーボウルハーフタイムショーでドクター・ドレーさんとスヌープ・ドッグさんがこの曲を披露したときは、とてつもない話題を集めましたね。
今回はドクター・ドレーさんにフィーチャーしたいと思います。
彼が現れるまでは、西海岸のヒップホップは東海岸に比べ、10年は遅れていると言われていました。
そんな風潮のなか、92年にリリースした『The Chronic』がまたたく間にシーンを代表するヒットを記録し、以降はメガヒットをドロップし続けています。
彼やスヌープ・ドッグさんから生まれた気だるそうなラップは、現在にトラップにも大きな影響を与えています。
そういった理由から、ヒップホップの歴史を変えた偉人と言えるでしょう。
Fight The PowerPublic Enemy

現在、日本でブームになっているヒップホップですが、それらの多くがギャングスタラップから影響を受けたサグなものであったり、恋愛模様を描いたキャッチーなものの2つに分かれていますよね。
海外では、それらの他にもう一つ、メジャーなジャンルがあります。
それが社会派ラップです。
こちらのパブリック・エナミーというヒップホップグループは、政治的なメッセージの強い社会派ヒップホップを代表するグループで、キレの良い痛快なリリックで1990年代に大活躍しました。
Mama Said Knock You OutLL Cool J

ヒップホップシーンのファッションアイコンとして世界的な人気を集めたラッパー、LL・クール・Jさん。
現在のヒップホップファッションに大きな影響を与えたラッパーですね。
ファッションばかりに注目がいきがちですが、実は彼、ヒップホップに初めてバラードを取り入れた最初のラッパーなんですよね。
この発明をきっかけにそこからR&Bとヒップホップの距離は一気に縮まり、現在のフィーチャリングカルチャーが発展していきました。
その功績を考えれば、ヒップホップにおいては偉人と言っても良いでしょう。
Ruff Ryders’ AnthemDMX

2021年に惜しまれつつこの世を去ったDMXさん。
彼も90年代を代表するラッパーの一人です。
彼の大きな魅力といえば、リリックとフロウでしょう。
リリックは過酷な子供時代の生活をベースにした、人間の本質に迫るものです。
また、フロウは、息を吐き出す独自の発声法を駆使した、唯一無二の物です。
そして、その二つが組み合わさると、どんな化学反応が起こるのか、ぜひ確かめてみてくださいね。
それから、より深く知りたくなった方は、関連書籍が豊富なので読んでみてください。
SouthernplayalisticadillacmuzikOutKast

アウトキャストは、アンドレ・3000さんと、ビッグ・ボーイさんからなるヒップホップデュオです。
二人は1992年、高校生の時にデュオを結成して音楽活動を開始。
その一年後にリリースした『Player’s Ball』で一躍、スターの座を手にしました。
初めて彼らの曲を聴く方は、こちらから順に聴いてみてほしいと思います。
そうすると、年月とともに彼らの価値観が変わる様子などを楽しめるはずです。
ちなみに、R&Bの要素が強い曲も多いので、そちらが好きな方にもオススメですよ。
90年代のラッパー。USヒップホップ黄金期に活躍したアーティスト(21〜30)
Who Got Da PropsBlackmoon

ニューヨーク・ブルックリンから1992年に台頭したアンダーグラウンド・ヒップホップを代表するブラック・ムーンは、イーストコースト・ヒップホップシーンに革新的な風を吹き込みました。
MCのバックショットさん、ファイブ・フットさん、DJ兼プロデューサーのイーヴィル・ディーさんで構成された3人組です。
1993年にリリースしたデビューアルバム『Enta da Stage』は35万枚以上を売り上げ、アンダーグラウンド・ヒップホップの金字塔として高い評価を得ています。
重厚なビートと社会派メッセージを織り交ぜた楽曲は、多くのアーティストに影響を与え続けています。
ブート・キャンプ・クリックの中心的存在として、90年代のヒップホップシーンを牽引した彼らの音楽は、オールドスクールな雰囲気と独自の世界観を求めるリスナーにぴったりです。