ブラジル音楽の代表的なジャンルの一つ、ボサノヴァは本国のみならずアメリカやヨーロッパ各国、そしてここ日本でも根強い人気を誇ります。
それほど音楽に詳しくない方であっても、カフェで流れているようなおしゃれな音楽といえば何となくイメージできるかもしれませんね。
とはいえボサノヴァは単なるカフェミュージックというわけではなく、その奥深い魅力は偉大なアーティストやシンガーたちが築き上げたものです。
そんなボサノヴァに興味がある方に向けて、代表的なアーティストならびにシンガーを一挙ご紹介します!
ぜひチェックしてみてくださいね。
- 【2025】ボサノヴァのすすめ。定番曲から最新の人気曲まで紹介!
- ブラジルのおすすめアーティスト。海外の人気歌手・シンガーソングライター
- 【圧倒的歌唱力】人気の女性歌い手まとめ
- ボサノバのBGM。世界の名曲、人気曲
- 【2025】ブラジルの国民的音楽!~サンバの名曲・人気曲まとめ
- ブラジル音楽の偉大な名曲・人気曲まとめ
- アニソンのおすすめ女性ボーカル
- 60年代の女性シンガーソングライター・人気曲ランキング【2025】
- Z世代におすすめの、女性アーティストが歌うカラオケソング
- サルサの名曲。おすすめの人気曲
- 名曲ばかり!Z世代におすすめしたい男性アーティストのラブソング
- ソウルミュージックの偉大なシンガー・アーティストまとめ
- 【ボカロ曲】人気・有名歌い手さんまとめ
- 著名人の多くがファンを公言する、南沙織の人気曲ランキング
- 甘酸っぱい!ゆとり世代におすすめする女性アーティストのラブソング
- オススメのジャズボーカル。世界の偉大なジャズシンガーたち
- 【洋楽】最近よく聴くCMソング【2025】
- 【女性アーティスト限定】Z世代におすすめしたい失恋ソング
- カフェBGMでオススメのボサノバ
もくじ
- ボサノヴァの代表的なアーティスト・シンガーまとめ
- Chega de SaudadeJoão Gilberto
- Manha de CarnavalBaden Powell
- WaveAntônio Carlos Jobim
- Águas de Março (Waters of March)Eliane Elias
- 星の散歩小野リサ
- O BarquinhoMaysa
- Chega De SaudadeNara Leão
- A Garota de IpanemaVinicius de Moraes
- Mas Que NadaSergio Mendes
- CorcovadoAstrud Gilberto
- Que Pena (Ele Já Não Gosta Mais De Mim)Gal Costa
- RioRoberto Menescal
- Rapaz de BemJohnny Alf
- Aguas de MarçoElis Regina
- Summer SambaMarcos Valle
ボサノヴァの代表的なアーティスト・シンガーまとめ
Chega de SaudadeJoão Gilberto

ボサノヴァの開拓者として世界的に有名なジョアン・ジルベルトさん。
ブラジルのバイーア州ジュアゼイロ出身のジルベルトさんは、1958年にリリースされた『Chega de Saudade』でボサノヴァのジャンルを確立しました。
伝統的なサンバに現代的なジャズの要素を融合させた独自のギタースタイルと、ビブラートをほとんど使わない独特のボーカルが特徴です。
1963年にはスタン・ゲッツさんとのコラボレーションアルバム『Getz/Gilberto』が大ヒットし、「ガール・フロム・イパネマ」で一躍世界的な存在に。
のちにグラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。
公の場に出ることを好まず、レコーディングにも並々ならぬこだわりを見せた孤高の天才。
ボサノヴァの洗練されたサウンドが好きな方におすすめのアーティストです。
Manha de CarnavalBaden Powell

ブラジル音楽界の至宝にして、ジャズギタリストとしても世界的に高い評価を得ているバーデン・パウエルさん。
リオデジャネイロ州ヴァレーサイ出身のパウエルさんは、クラシック・ギターの技術をサンバやボサノヴァのリズムに融合させた独自のスタイルで、1950年代から精力的に活動を続けました。
1959年、詩人のビリー・ブランコとタッグを組んで発表した『サンバ・トリステ』は、スタン・ゲッツやチャーリー・バードなどジャズ界の大物たちにもカバーされる大ヒット曲となりました。
その後、ヴィニシウス・デ・モラエスとのコラボでは『オス・アフロ・サンバス』など、ブラジル音楽の金字塔とも言える名盤の数々を世に送り出しています。
卓越したギター・テクニックと洗練されたハーモニーで、現代のミュージシャンにも絶大な影響を与え続けているパウエルさん。
ボサノヴァやMPBファンなら一度は聴いておきたい巨匠の音楽、ぜひチェックしてみてください!
WaveAntônio Carlos Jobim

ボサノヴァの生みの親とも称されるアントニオ・カルロス・ジョビンさん。
ブラジルのリオデジャネイロ出身の作曲家であり、ピアニストやギタリスト、歌手、編曲家としても優れた才能を発揮しました。
1950年代にナイトクラブやバーでピアノ演奏を始め、ジョアン・ジルベルトさんとのコラボレーションで『Chega de Saudade』をリリース。
ボサノヴァのムーブメントの火付け役となった人物です。
1960年代には国際的にブレイクし、スタン・ゲッツさんとのアルバム『Getz/Gilberto』がグラミー賞を受賞。
「ガール・フロム・イパネマ」は今なお愛され続ける名曲ですね。
ジョビンさんの音楽は、ブラジルの自然や風景からインスピレーションを得ており、ボサノヴァやMPBなど幅広いジャンルで活躍。
彼の作品は、ブラジル音楽に馴染みのない方にもオススメできる、心地よく洗練された音楽です。
Águas de Março (Waters of March)Eliane Elias

ブラジル出身のジャズピアニスト、歌手、作曲家、編曲家であるエリアーヌ・エリアスさん。
彼女は7歳でピアノを始め、12歳の時にはジャズミュージシャンのソロを採譜するほどの才能の持ち主でした。
1981年、21歳でアメリカに渡り本格的な音楽活動を開始。
ブラジル音楽の要素を取り入れたコンテンポラリージャズを得意とし、『Dreamer』や『Made in Brazil』など数多くの名盤をリリースしています。
グラミー賞やラテングラミー賞など数々の賞に輝くエリアスさんの音楽性は高く評価されており、ジャズファンのみならずボサノヴァが好きな方にもぜひ聴いていただきたい極上のサウンドです。
星の散歩小野リサ

ブラジル出身のボサノヴァ歌手、小野リサさんは10歳まで母国で過ごし、その後日本で音楽活動をスタート。
1989年にアルバム『カトピリ』でデビューを果たすと、ナチュラルな歌声とリズミカルなギター演奏、キュートな笑顔で瞬く間にボサノヴァを日本中に広めました。
1991年のアルバム『ナナン』と『ミニーナ』が日本ゴールドディスク大賞のジャズ部門を2年連続で受賞するなど、高い評価を受けています。
また、ジョビンやドナートといった大物アーティストとの共演も果たし、2013年にはブラジル政府からリオブランコ国家勲章を受章。
映画『大明劫』のエンディングテーマを担当するなど、幅広い活動で存在感を示しています。
ボサノヴァの洗練された響きに、心癒されたい方にぜひオススメしたいアーティストです。
O BarquinhoMaysa

アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモア出身のジャズ及びR&Bシンガーにして作曲家、プロデューサーでもあるメイサさん。
1990年代初頭にロンドンのバンド、インコグニートのメンバーとなり、1995年にはソロ・デビュー。
「A Woman in Love」や「Metamorphosis」などがビルボード・チャートの上位に長期間ランクインするなど、ソロ・アーティストとして華々しいキャリアを積み上げています。
ジェラルド・ヴィーズリーさんやリック・ブラウンさんといった錚々たる面々とのコラボレーションも果たしてきたメイサさん。
スムーズジャズのみならず幅広い音楽性で多くのファンを魅了し続けるシンガーですね。
ブラジル音楽好きの方にもぜひチェックしていただきたい存在です!!