今回は、地声での表現方法「チェストボイス」について説明したいと思います。
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チェストボイスとは

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チェストボイスとは、普段、あなたがおしゃべりしている時に出している声。
いわゆる「地声」のことです。
普段使っている声ですので、ほとんどの人は簡単に発声できるのですが、まれに地声ではなく歌う時だけ「裏声」になってしまう人がいます。
特に女性に多いのですが、普段から囁く(ささやく)ような弱い声で話される人、または声楽をやっていて地声歌唱の癖が身に付いていない人などに多く見受けられます。
ポップスでは、ほぼ間違いなく地声発声が必要です。
普段から地声発声をしていない人は、いざカラオケなどで歌う時に「強い声がでない」「地声ってどうやって出すのか分からない」といった状態になってしまいます。
力強い地声が出せると「パワフルに歌える」「ノリや歯切れがよくなる」「歌詞が伝わりやすくなる」というメリットがあります。
では、そのチェストボイスを出すための簡単なコツをお伝えします!
1. 声帯をしっかり閉じる感覚をつかむ
地声を出すには、声帯をしっかり閉じる筋肉が優位に働く必要があります。
声帯は、とても複雑な動きをしています。
だからこそ、いろんな音色が出せるのですが、ここでは分かりやすく「声帯をしっかり閉じる」という認識だけで問題ありません。
「声帯を(完全に)閉じる」というのは、息を止めている時の状態になります。
つまり、息が漏れないように、気道にフタをしている。
これが、声帯が完全に閉じている状態になります。
ここから、ほんのわずかな息を流すことで「声」が生まれます。
※流す息が多すぎると、弱い声になってしまいます。
レクチャー
声帯を完全に閉じた状態から、自分の出せる一番低い声を出していきます。
すると、「あ゛ぁぁ~」という、暗く怖い声が出ると思います。
これはエッジボイス(ボーカルフライ)という声で、まさにフレーズの歌い始めなどにエッジを効かせたい時に使うテクニックです。
コツは、喉をうがいをするように開けること。
(余計な力は入れない)
そして、その「あ゛ぁぁ~」という声を、口の中に響かせてみること。
この声は、声帯がしっかり閉じる力が働いていて、その隙間から息を流そうとすることで、声帯が振動して生まれる声です。
この練習法で、声帯をしっかり閉じる筋肉が育っていきます。
慣れてきましたら、その(怖い)エッジボイスから、ゆっくりと普通の声に、戻して(つなげて)いってみましょう。
焦らずに丁寧に、自分の声をよく聞きながら行ってみてください。
2. 地声で歌うことに違和感を持たない
地声に対するマイナスイメージや抵抗感を抱かない。
話し声は大きな地声が出せるけど、歌う時になると弱い裏声のような声になってしまう人は、地声を出すことに対する違和感を取り除く必要があります。
「奇麗な声で歌わないといけないから」「うるさい声が出ているみたいで嫌だから」など、何か地声発声を弱めてしまう気持ちを抱いてしまっている人は、それを無くしましょう。
「歌声」も「話し声」も違いはない、と思ってみてください。
歌だからといって、出し方を変えたり変に声を作ったりする必要はまったくありません。
普段のままの声で、歌ってみましょう。
3.日頃から強い地声を意識して話す
習慣として、自分の体に覚えさせていく。
習慣に勝る練習法はありません。
強い声、もしくは、大きい声を日頃から出すように心がけておきましょう。
例として、アナウンサーや芸人さん、思い浮かべてみてください。
日頃から、仕事として大きい声を出す機会が多い方々は、地声を出すための筋肉が育っています。
芸能人カラオケバトル番組をみても、歌が上手い人、声がしっかり出ている人が、とても多いように思います。
自宅や仕事環境によっては、大きい声を出せないという方も少なくないと思いますが、できるだけ自分自身で練習となる状況や時間を確保することが、何よりの近道となります。
まとめ
チェストボイス(地声)を出すコツ
- 息止めからエッジボイスを出して、声帯を閉じる感覚をつかむ
- 地声で歌うことに、違和感や抵抗感を抱かない
- 歌声と話し声を分けようとしない
チェストボイス(地声)のメリット
- パワフルに歌うことができる
- ノリや歯切れがよく歌える
- 歌詞がクリアに聞こえて伝わりやすい





