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【高難度】ピアノの詩人ショパンの難しいピアノ曲を一挙紹介!

美しく繊細なピアノ独奏曲を数多く残したことから「ピアノの詩人」とも称される天才作曲家、フレデリック・ショパン。

39年間と決して長くはない生涯で生み出した珠玉の作品たちは、ショパン生誕から200年以上経過した現代でも、多くの人々を魅了し続けています。

今回は、そんなショパンの作品のなかでも、演奏が非常に難しいとされているピアノ曲を厳選してご紹介します!

コンクールや音大受験の課題曲の定番から、ピアニスト泣かせの有名作品まで、美しくもはかないショパンの世界をお楽しみください!

【高難度】ピアノの詩人ショパンの難しいピアノ曲を一挙紹介!

ロンド 変ホ長調 Op.16Frederic Chopin

Aimi Kobayashi – Rondo in E flat major Op. 16 (third stage)
ロンド 変ホ長調 Op.16Frederic Chopin

弟子であるカロリーヌ・ハルトマン嬢にささげられた名作、『ロンド 変ホ長調 Op.16』。

ショパンが手がけた最後のロンドとして知られていますね。

そんな本作は、51小節に及ぶ序奏を持つ持久力が求められる作品。

序奏の段階で複雑にテンポや曲想が変わるため、単純な演奏技術の他に、楽曲への理解も求められます。

繊細かつ速い右手のアルペジオを長時間演奏しなければならないため、慣れていない演奏家はつってしまうこともあるようです。

演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin

Mei-Ting Sun – Allegro de concert in A major, Op. 46 (second stage, 2010)
演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin

難曲として知られるショパンのピアノ独奏曲『演奏会用アレグロ』。

今回はその中から、こちらの『演奏会用アレグロ イ長調 Op.46』をオススメしたいと思います。

本作の難しさはなんといっても、速いオクターブ。

手の大きさはもちろんのこと、すばやく正確なポジショニングも求められる高難易度の作品です。

ただただ難しいだけではなく、ショパンならではの洗練された演奏効果もすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。

24の前奏曲 Op.28-24Frederic Chopin

Eric Lu – Prelude in D minor Op. 28 No. 24 (third stage)
24の前奏曲 Op.28-24Frederic Chopin

ショパンの名作『24の前奏曲』。

独立した作品として捉えられたプレリュードで、完成された世界観を持っているのが魅力です。

その中から今回は、こちらの『24の前奏曲 Op.28-24』を紹介したいと思います。

第16番の変ロ短調には劣りますが、その次に難しい作品と言えるでしょう。

情緒豊かで重く激しい旋律は、演奏家の技量を問いますが、その分、演奏効果も高いので、ぜひさまざまな演奏家を聴き比べてみてください。

エチュード集(練習曲集) 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調Frederic Chopin

エチュード10-4 – ショパン – 4K – Etude Op.10 No.4 – Chopin – ピアノ – piano – CANACANA
エチュード集(練習曲集) 第4番 Op.10-4 嬰ハ短調Frederic Chopin

激しく情熱的な楽曲で、聴く人の心をつかんで離しません。

高速な16分音符のパッセージや左右の手で細かい音型が連続する構成は、まるで嵐のような迫力を感じさせます。

1832年8月に作曲されたこの曲は、単なる練習曲を超えた芸術的価値の高い作品として評価されています。

ピアノ技術の向上を目指す人はもちろん、情熱的な音楽を好む人にもおすすめです。

演奏には高度な技術が必要ですが、その分達成感も大きいでしょう。

クラシック音楽の魅力に触れたい方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

練習曲 Op.10-4Frederic Chopin

エチュード10-4 – ショパン – 4K – Etude Op.10 No.4 – Chopin – ピアノ – piano – CANACANA
練習曲 Op.10-4Frederic Chopin

ショパンの難曲『練習曲 Op.10-4』。

複合的な技術が求められる作品で、あらゆるところで難所が登場します。

その中でも特に難しい部分は、やはり29~30小節目の右手ではないでしょうか。

手首を柔らかく使いながら指をさばいていかなければならないのですが、レガートでつなげにくいため、ガチガチの演奏になりがちです。

プロでも硬い演奏になりがちな難曲なので、ぜひチェックしてみてください。

ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin

【ピアノ】子犬のワルツ/ショパン/Minute Waltz/Chopin/Piano/CANACANA
ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin

ピアノ独奏のために書かれたこの楽曲は、軽快で華やかなメロディが特徴的です。

右手の速いスケールと左手の安定したワルツリズムが絶妙に組み合わさり、まるで小犬が楽しげに駆け回る様子を描写しているかのようです。

1846年から1848年にかけて作曲され、デルフィナ・ポトツカ伯爵夫人に献呈されました。

演奏時間は約1分半から2分と短めですが、高度な技術と表現力が要求される曲でもあります。

クラシック音楽ファンはもちろん、ピアノ演奏を学ぶ方にもおすすめの一曲です。

映画やアニメのBGMとしても使用され、幅広い層に親しまれています。