【2025】取り扱い注意!デプレッシブブラックメタルのおすすめバンドまとめ
近年は映画『ロード・オブ・カオス』の影響もあって「ブラックメタル」という言葉くらいは何となく耳にしたことがあるという音楽ファンも増えているように感じる昨今ですが、いわゆる「デプレッシブブラックメタル」と呼ばれるジャンルを皆さまはご存じでしょうか。
こちらの記事ではブラックメタルから派生したサブジャンルの中でも限りなく内省的かつ厭世的で、海外では「DSBM」と称されるデプレッシブブラックメタルの著名なバンドたちを紹介しています。
ブラックメタルのファンであってもDSBMは苦手という方も多い、聴く人を選ぶジャンルですから取り扱いには十分注意してくださいね!
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【2025】取り扱い注意!デプレッシブブラックメタルのおすすめバンドまとめ(11〜20)
At the Door to the Tenth Sub Level of SuicideLeviathan

ザスターとほぼ同時期にアメリカで活動を開始した独りブラックメタルといえば、カリフォルニアはサンフランシスコ拠点のリヴァイアザンでしょう。
1998年にJef Whiteheadさんのソロプロジェクトとしてスタートしたリヴァイアザンは、まばゆい日差しが照り付けるカリフォルニアの陽気に真っ向から対立しているような、プリミティブかつ過激なブラックメタルサウンドでシーンに衝撃を与えました。
さんはあのSunn O)))の名盤『Black One』にも参加するなど、ブラックメタルという枠内をこえて確かな才能を持つミュージシャンであることは疑いようがなく、リヴァイアザンとして精力的に発表し続けたアルバムはどれもUSブラックメタルの代表的な名盤ばかりなのですね。
先述したように過激なスタイルで性急なスピードを持った曲が多く、緩急をつけた飽きさせない楽曲展開はデプレッシブブラックメタルという観点においては聴きやすいとさえ言えるかもしれません。
とはいえデプレッシブとして語られる以上、歌われているテーマはあまりにも暗く重々しく、かつ禍々しいオーラがこれでもかとあふれかえっていますから、安易に手を出すのは危険ですよ!
Woman of Dark DesiresBathory

スウェーデンが生んだエクストリームメタルの先駆者、Bathoryは1983年にストックホルムで結成されました。
フロントマンのクオーソンさんを中心に、初期のブラックメタルからヴァイキングメタルまで幅広い音楽性を展開。
1984年のセルフタイトル作からヴァイキングメタルの代表作『ハンマーハート』まで、数々の名盤を世に送り出しています。
1985年以降はライブ活動を行わず、スタジオバンドとして活動を続けました。
反キリスト教的な歌詞や荒々しいサウンドは、後のブラックメタルシーンに多大な影響を与えています。
過激な音楽性と歌詞内容から、聴く人を選ぶバンドではありますが、エクストリームメタルの歴史を知りたい方には是非聴いていただきたいですね。
おわりに
今回紹介した楽曲のどれか一つでも聴いていただけた方であれば、デプレッシブブラックメタルというジャンルがあまりにも特殊なものであることは理解できたのではないでしょうか。
冒頭でも触れたように、ブラックメタルの愛好家でさえも聴く人を選ぶ「DSBM」の持つあまりにも深い闇の世界は興味本位で聴くものではないですが、その闇に魅せられてしまったが最後、深い沼へとひきずりこまれていくことでしょう。