絶望的に暗い洋楽。世界の名曲、人気曲
あまり良いこととは言えないながらも、病んでるときって暗い曲を聴きがちですよね……?
今回はそんな方にオススメしたい「絶望的に暗い洋楽」をピックアップしてみました。
絶望的に暗いと言っても、静かな曲調のものから、暗いながらもボルテージはMAXなメタルの曲など、さまざまなジャンルからチョイスしています。
大体のジャンルは抑えたので、音楽マニアの方は必見ですよ!
かなりマイナーな曲も紹介しているので、良い曲をディグっている方は要チェック!
絶望的に暗い洋楽。世界の名曲、人気曲(1〜10)
No Time To DieBillie Eilish

独特の世界観が、各国で高く評価されている世界的アーティスト、ビリー・アイリッシュさん。
普段は陽気で、ちょっと変わり者のお姉さんといった感じですが、楽曲はどれもダークな毒々しい雰囲気を兼ね備えています。
今回、紹介するのは、そんな彼女の作品のなかでも特に暗い雰囲気にまとめられている、こちらの『No Time To Die』です。
ささやくような彼女の歌声が、独特のトラックと相まって、非常に暗い雰囲気をかもしだしています。
Bring Me To LifeEvanescence

ゴシックなサウンドで人気を集めているバンド、エヴァネッセンス。
インディーズのレーベルに所属していながら、世界中でレコード売上を1500万枚を記録し、グラミー賞では2部門を獲得しているおばけバンドでもあります。
こちらの『Bring Me To Life』は、そんな彼女たちの代表曲として知られています。
ダークでゴシックな雰囲気で、全体的に暗くまとめられていますが、しっかり盛り上がるところは盛り上がるタイプの作品です。
絶望感自体はハンパないので、ぜひチェックしてみてください!
TormentoMon Laferte

チリ出身のシンガーソングライター、モン・ラフェルテさん。
現在はメキシコに拠点を移し、ラテン音楽の代表的アーティストの1人として、人気を集めています。
今回、紹介するこちらの『Tormento』は、彼女のラテン圏での人気を確固たるものとした作品で、メキシコではゴールドディスク賞を受賞しました。
ラテン系の熱さを感じさせながらも、全体的に暗く、独特の哀愁がただよう作風に仕上げられています。
ラテンミュージックで暗い曲を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
The EndNEW!The Doors

アメリカのロックバンド、ドアーズが1967年1月に発表されたデビューアルバム『The Doors』の最後を飾る、約12分にも及ぶ楽曲です。
ボーカルのジム・モリソンさんの内面世界がそのまま音になったかのような、破滅への衝動がサイケデリックなサウンドの中に描かれています。
人間の深層心理に潜むタブーに触れるその世界はあまりに危険で、聴く者の倫理観をじわじわと侵食していくかのようにも感じられます。
1979年に公開された映画『地獄の黙示録』の冒頭で本作が使用され、戦争の狂気と見事に共鳴しました。
穏やかな序盤から次第に狂気を増していく構成に、人間の内に秘められた闇の深さを見せつけられるようです。
The Cold SongKlaus Nomi

ドイツ出身のアーティスト、クラウス・ノミさん。
デビット・ボウイさんの右腕的存在としても知られていますね。
実は彼、HIVウイルスで亡くなった最初の著名人であり、こちらの『The Cold Song』をリリースしたころには、既に自分の余命が分かっていたそうです。
そういったバックボーンも相まってか、全体的に暗く悲しい雰囲気がただよっています。
メロディー自体は彼の得意とする、オペラ調に仕上げられています。
ToxicYael Naim

イスラエル出身のアーティスト、ヤエル・ナイムさん。
独特の音楽性で、一部の層から高い評価を受けていました。
その後、2008年にリリースした曲『New Soul』が、アップル製品『MacBook Air』のコマーシャルソングに使用されたことで、世界的な人気を集めました。
そんな彼女の曲の中でも特に暗いのが、こちらの『Toxic』です。
タイトルは「毒」という意味なのですが、そのタイトル通り、非常に毒々しい雰囲気にまとめられたダークな作品に仕上げられています。
Your Broken ShoreNEW!My Dying Bride

英国が誇るゴシック・ドゥームの先駆者、マイ・ダイイング・ブライド。
2020年1月に公開され、名盤『The Ghost of Orion』に収録された一曲です。
打ち砕かれた希望の岸辺で立ち尽くすような、痛切な絶望と深い哀愁が描かれています。
アーロン・ステインソープさんの抑制された咆哮とクリーンな歌声が織りなす悲劇的なサウンドスケープは、バンドの世界観と見事にマッチしていますよね。
個人的な試練のさなかに制作された背景もあってか、その音の隅々からは祈りにも似た苦悩と、そこから生まれる一種の美しさが感じられます。
どうしようもない悲しみに暮れる夜、この重厚な音像に身を委ねてみてはいかがでしょうか。