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デトロイト・テクノの名曲。まずは聴いてほしい有名曲・人気曲

いわるゆテクノと呼ばれるダンス・ミュージックはアメリカはミシガン州のデトロイトが発祥の地とされており、その地から誕生したテクノやアーティストたちによるダンス・ミュージックを「デトロイト・テクノ」と呼んでいます。

シカゴ・ハウスに影響を受けながらも独自の解釈で新たなダンス・ミュージックを作り上げ、主にホアン・アトキンスさん、デリック・メイさん、ケビン・サンダーソンさんといった3人のDJ~プロデューサーたちがオリジネイターとして知られています。

本稿ではデトロイト・テクノのディープな世界を知る最初の一歩として、まずは押さえてほしい名曲をピックアップ。

初心者の方にも優しい内容でお届けします!

デトロイト・テクノの名曲。まずは聴いてほしい有名曲・人気曲(1〜10)

The Final FrontierUnderground Resistance

Underground Resistance – The Final Frontier [HD]
The Final FrontierUnderground Resistance

アンダーグラウンドレジスタンスは、デトロイト・テクノを語るうえで外すことのできない存在です。

彼らは、1989年に結成された音楽グループ。

政治的や社会的なメッセージを音楽に持たせていることでも知られています。

また、アンダーグラウンドレジスタンスの初期のメンバーには、ジェフ・ミルズさんなど大物DJが数多く、名を連ねているんです。

そんな彼らがリリースした7枚目のシングル曲が『The Final Frontier』。

まるでデトロイト・テクノのお手本のような、完成された一曲です。

Hi – Tech JazzGalaxy 2 Galaxy

新たにテクノ音楽を聴き始めた方の中には、同じテイストの曲ばかりで飽きたという方もいるかもしれません。

また、コアな音楽ファンほど、聴いたことのないサウンドを求めているものだと思います。

そこで紹介したいのが、アンダーグラウンド・レジスタンスの『Tech Jazz』という作品です。

アンダーグラウンド・レジスタンスはもともと、音楽に革命を起こすことをテーマとしていて、この作品はまさに革命的といえる一曲です。

その内容はテクノ音楽とJazzの要素を組み合わせるというもの。

まずは、考えるよりも聴いてみてほしいと思います。

Deep DownNEW!Daniel Bell

1990年代初頭のデトロイトで、DBX名義にてミニマル・テクノの基礎を築いたDaniel Bellさんは、シーンの伝説としてリスペクトされる存在です。

シカゴ・ハウスの影響を受けつつ、極限まで音数を減らしたストイックなスタイルは、後のクリックやマイクロハウスへ多大なる影響を及ぼしたのですね。

本稿で紹介するのは、2010年にベルリンの名門レーベルPerlonから発表されたコンピレーション・アルバム『Superlongevity 5』に収録され、久々の新曲として話題となった名トラック。

抑制されたキックとベース、絶妙なハイハットが反復し、聴く者を深淵なグルーヴへと引き込む展開はまさに職人芸と言えるでしょう。

音に没頭したい夜や、テクノの真髄に触れたい方には、ぜひ体験していただきたい一曲ですね!

デトロイト・テクノの名曲。まずは聴いてほしい有名曲・人気曲(11〜20)

The Grey AreaNEW!Robert Hood

今から30年以上前の1990年代初頭にデトロイト・テクノの重要ユニット「アンダーグラウンド・レジスタンス」に参加し、後にミニマル・テクノを確立したロバート・フッドさん。

ストイックに音を削ぎ落とすスタイルで、長きにわたりシーンをけん引し続けるレジェンドですよね。

そんなロバートさんが自身のレーベル「M-Plant」から1997年2月に発売した12インチ『Moveable Parts Chapter 2』に収録されているのが本作です。

シンプルな4つ打ちのリズムと反復するシンセだけで構成され、10分を超える長尺ながら聴き手を没入させるグルーヴは、まさにミニマル・テクノの教科書と呼ぶべき仕上がりでしょう。

2014年のアルバム『M-Print: 20 Years of M-Plant Music』の1曲目にも選ばれた名曲であり、ソリッドな音世界に浸りたい方には確実に聴いてほしい傑作だと言えましょう。

MuseumNEW!Robert Hood

デトロイト・テクノの重鎮、ロバート・フッドさんが1994年に発表した名盤『Minimal Nation』。

その中でもミニマルの美学を決定づけた本作を紹介します!

極限まで音数を減らした構成ながら、乾いたキックと執拗に刻まれるハイハット、そこに絡む独特なストリングスが、聴くほどに深みにはまるグルーヴを生み出しているのですね。

1994年当時に発売された楽曲ですが、2009年などにもリマスター再発されており、その後のシーンに与えた影響は計り知れません。

派手な展開よりも、研ぎ澄まされた音の反復が生む陶酔感を味わいたい方にはたまらない作品といえるでしょう。

無駄を削ぎ落とした機能美に浸れますので、ぜひチェックしてみてください。

Black WaterOctave One feat. Ann Saunderson

ツヤのあるソウルフルな女性ボーカルが魅力的な『Black Water』。

2000年にテクノデュオのオクターブ・ワンがリリースした楽曲です。

ボーカリストにはアン・サンダーソンさんをフィーチャーしています。

普段歌ものを聴きつけていて、テクノは歌がないからどう聴けばいいのかわからないという方にも間違いなくオススメしたい1曲です。

トラックはビートをメインにしながらもキャッチーなシンセのアルペジオや美しいストリングスの音色が楽曲を加速させており、ポップス的な聴き方もできる1曲です。

From beyondCarl Craig

デトロイト・テクノは、1980年代後半から活発になった音楽ジャンルです。

そのため1980年代のアーティストを第1世代、1990年代に登場したアーティストを第2世代と呼ぶことがあります。

その第2世代を代表する存在といわれているのが、カール・クレイグさん。

彼は数多くの楽曲を手掛けているのですが、中でも人気が高いのが『From beyond』。

一定間隔で同じサウンドを繰り返し、徐々にテンポが変わっていくという構成で製作されています。