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浮遊する電子音楽~アンビエント・テクノの名曲まとめ

浮遊する電子音楽~アンビエント・テクノの名曲まとめ
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浮遊する電子音楽~アンビエント・テクノの名曲まとめ

1980年代後半に盛り上がったハウス・ミュージックおよびレイヴ・シーンの中で、いわゆるチルアウトを目的としたリラックスできる音楽として誕生したアンビエント・ハウス。

そこから派生した形で1990年代に生まれた「アンビエント・テクノ」は、アンビエント・ミュージックをテクノ世代のアーティストによって再構築したようなジャンルです。

アンビエント・テクノの要素を含む多くのサブ・ジャンルがあり明確な定義は難しいのですが、踊るための機能的なダンス・ミュージックとは一線を画す浮遊感が特徴の1つですね。

今回の記事では90年代を中心として00年代以降のアーティストにも目を向ける形で、アンビエント・テクノの名曲を紹介していきます!

浮遊する電子音楽~アンビエント・テクノの名曲まとめ

XtalAphex Twin

イギリスのミュージシャン、リチャード・D・ジェームスさんの活動名義であるエイフェックス・ツイン。

ドラムンベースなど激しめの楽曲が多いというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、1990年代初頭の活動初期ではアンビエント・テクノの楽曲を手掛けていました。

今回紹介する『Xtal』も、1992年にリリースされた楽曲で、浮遊感のあるサウンドが魅力。

エイフェックス・ツインのアンビエントな世界をもっと深掘りしたいという人は、この楽曲も収録されているアルバム『Selected Ambient Works 85–92』と、1994年リリースの『Selected Ambient Works Volume II』をぜひチェックしてみてくださいね!

Halcyon On and OnOrbital

アンダーワールドやケミカル・ブラザース、プロディジーらと並んで高い人気を誇るイギリスのテクノユニット、オービタル。

2000年や2016年にはフジロックに出演するなど、日本でも多くの支持を集めています。

彼らの楽曲『Halcyon On and On』は、1992年リリースの『Halcyon』をアップビートにリミックスして再リリースしたものですが、現在では『Halcyon On and On』のほうが有名になっています。

この曲が気になった人は、元の『Halcyon』と聴き比べをしてみるのも楽しいですよ!

TendencyJan Jelinek

ドイツのレーベル、Faiticheの創設者としても知られるミュージシャン、ヤン・イェリネックさん。

1960~1970年代のジャズなどからサンプリングし、そのサウンドの断片を秒単位で再構築した、職人技ともいえる精巧なサウンドが特徴です。

今回紹介する楽曲『Tendency』を聴いても、その魅力をしっかり感じられるでしょう。

2001年にリリースされたアルバム『Loop-Finding-Jazz-Records』に収録されています。

14:31Global Communication

トム・ミドルトンさんとマーク・プリチャードさんのテクノユニット、グローバルコミュニケーション。

彼らの楽曲『14:31』は、14分31秒ある楽曲の長さがそのままタイトルになっています。

その理由は、聴く人に先入観を与えず、自分の想像力に従って音楽を自由に解釈してもらいたいという思いがあるからだそう。

時計の針のような静かな音から始まり、徐々にその不思議な世界に引き込まれていくような、奥行きのあるサウンドが魅力です。

ちなみに、この楽曲が収録されているアルバム『76:14』は、この曲と同様、アルバムだけでなくアルバム内の楽曲すべてがそれぞれの長さに応じてタイトルがつけられています。

Telefone 529Musicology

マイク・ゴールディングさんとスティーブ・ラッターさんが結成したイギリスのテクノデュオ、B12。

1980年代に流行したデトロイト・テクノから強い影響を受けた彼らは、当初デトロイド出身だと誤解されることも多かったそう。

そんな彼らがMusicologyという活動名義で1991年にリリースした『Telefone 529』は、デトロイト・テクノの流れをくみながらも、神秘的な浮遊感をプラスした独特のテクノサウンドに仕上がっています。

テクノやエレクトロニカの名門レーベル、ワープレコードのコンピレーションアルバム『Artificial Intelligence』に収録されてるので、ぜひチェックしてみてくださいね!

RaxmusBlack Dog

1989年にエド・ハンドレイさん、アンディ・ターナーさん、ケン・ダウニーさんの3人で結成されたイギリスのテクノユニット、ブラックドッグ。

アイスランドの歌姫、ビョークさんのいくつかの楽曲をリミックスしたことでも知られています。

そんな彼らの楽曲『Raxmus』は、オリエンタルな雰囲気とアンビエント・テクノらしい浮遊感が融合した独特のサウンドが魅力です。

1995年にワープ・レコードからリリースされた3枚目のスタジオアルバム『Spanners』に収録されています。

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