邦楽のおすすめテクノバンド。テクノポップサウンドの人気曲・代表曲
テクノというと、アメリカはデトロイト、ブラックミュージックを由来とし、当時注目されていたハウスミュージックから派生したサウンドで、アンダーグラウンドシーンを盛り上げたというイメージがあります。
しかし、そこからヨーロッパへと人気が飛び火、次第に日本でも「テクノポップ」という解釈で頻繁に聴くことができるようになりました。
時は流れ現代、ミュージシャンからもテクノ的なアプローチをバンドに取り入れる、根強い人気があります。
今回はそんな邦楽テクノ、テクノポップのバンドやユニットの作品を新旧問わずご紹介!
昔ながらのニューウェーブ感あふれる楽曲やシンセポップ、もちろんロックなどの要素もクロスオーバーしておりいわゆるバンド形式で編成していないグループなどもおり、より新鮮です。
邦楽のおすすめテクノバンド。テクノポップサウンドの人気曲・代表曲(1〜10)
ネイティブダンサーサカナクション

日本におけるクラブミュージックの聖地、札幌出身の5人組バンド。
日本語ロックとクラブミュージックを融合したサウンドで大人気です。
ライブでは偉大なるテクノポップバンド「クラフトワーク」のように5人横並びで電子機材を演奏するというようなこともやっていたりします。
美術館で会った人だろP-MODEL

プログレッシブロックバンドをやっていた平沢進さんが中心となって結成されたバンドです。
デビュー曲である『美術館で会った人だろ』はパンクロックのような性急なビートにいわゆる「ピコピコサウンド」と呼ばれることもあるテクノサウンドがのるテクノポップ名曲です。
電気ビリビリ電気グルーヴ

石野卓球さんとピエール瀧さんの2人ユーモラスさと欧米のテクノミュージックと全く引けを取らない本格的なテクノサウンドで長きに渡り人気を獲得し続けている2人組テクノバンド、電気グルーヴです。
石野卓球さんは世界中のアンダーグラウンドのテクノシーンに影響を与え続けています。
YUMEGIWA LAST BOYSUPERCAR

青森出身の4人組バンド。
デビュー当初は欧米のサウンドに引けをとらないギターポップで注目を集めた彼らでしたが、後期になるとテクノポップをはじめとする電子音楽に接近し、この曲はその電子音楽期のスーパーカーを象徴する名曲だといえます。
rydeenYellow Magic Orchestra

日本でテクノサウンドをいち早くお茶の間にまで知らしめた細野晴臣さん、高橋幸宏さん、坂本龍一さんによる3人組バンド。
ロックやポップス、現代音楽などのフィールドで活躍していた3人が集結して結成されたこのスーパーバンドは、日本国内のみならず世界中の音楽ファンにいまだに影響を与え続けています。
TelefonLAUSBUB

2020年に北海道札幌市で結成されたニューウェーブ・テクノバンド、LAUSBUB。
「いたずらっ子」を意味するバンド名で「ラウスバブ」と読みます。
同じ学校の軽音楽部に所属するギター・シンセサイザー・DJ担当であり楽曲制作を手掛ける岩井莉子さんと、ボーカル・ギターを担当する高橋芽以さんによるユニット。
作詞とジャケット制作はお二人でおこなっているそうですよ。
YMOをルーツにドイツのテクノミュージックから影響を受けていて、浮遊感のあるグルーヴと心地よいボーカルに引き込まれます。
2021年にSNSで拡散され話題となり、SoundCloudで週間チャート1位を獲得した『Telefon』など、中毒性の高いサウンドメイクがかっこいいです。
この曲は同郷の先輩であるサカナクションの山口一郎さんにインタビューされるきっかけともなっています。
電波ジャックパスピエ

2009年に結成されたバンド、パスピエ。
キーボードの成田ハネダさん、ボーカルの大胡田なつきさんを中心にメンバーの移り変わりをへて2021年現在、ギターの三澤勝洸さん、ベースの露崎義邦さんの4人からなります。
成田さんが幼少期に学んでいたクラシック音楽や、ニューウェーブ、ロック、アニソンなどいろんな影響からくるあらゆるサウンドが融合したような自由自在さが魅力的。
フジファブリックからも影響を受けており、『電波ジャック』のようなトリッキー感、テクノっぽさが随所に見受けられる楽曲もあります。
元JUDY AND MARYのYUKIさんを思い起こさせるような、大胡田なつきさんのキュートで色っぽいボーカルが重なり、評価の高い音楽性と卓越したポップセンスでぐいぐい引き込まれていきます。
テクノが好きな方から、ジャンルにとらわれないマニアックなバンドを探している人にもおすすめです!