邦楽のおすすめテクノバンド。テクノポップサウンドの人気曲・代表曲
テクノというと、アメリカはデトロイト、ブラックミュージックを由来とし、当時注目されていたハウスミュージックから派生したサウンドで、アンダーグラウンドシーンを盛り上げたというイメージがあります。
しかし、そこからヨーロッパへと人気が飛び火、次第に日本でも「テクノポップ」という解釈で頻繁に聴くことができるようになりました。
時は流れ現代、ミュージシャンからもテクノ的なアプローチをバンドに取り入れる、根強い人気があります。
今回はそんな邦楽テクノ、テクノポップのバンドやユニットの作品を新旧問わずご紹介!
昔ながらのニューウェーブ感あふれる楽曲やシンセポップ、もちろんロックなどの要素もクロスオーバーしておりいわゆるバンド形式で編成していないグループなどもおり、より新鮮です。
邦楽のおすすめテクノバンド。テクノポップサウンドの人気曲・代表曲(1〜20)
TelefonLAUSBUB

2020年に北海道札幌市で結成されたニューウェーブ・テクノバンド、LAUSBUB。
「いたずらっ子」を意味するバンド名で「ラウスバブ」と読みます。
同じ学校の軽音楽部に所属するギター・シンセサイザー・DJ担当であり楽曲制作を手掛ける岩井莉子さんと、ボーカル・ギターを担当する高橋芽以さんによるユニット。
作詞とジャケット制作はお二人でおこなっているそうですよ。
YMOをルーツにドイツのテクノミュージックから影響を受けていて、浮遊感のあるグルーヴと心地よいボーカルに引き込まれます。
2021年にSNSで拡散され話題となり、SoundCloudで週間チャート1位を獲得した『Telefon』など、中毒性の高いサウンドメイクがかっこいいです。
この曲は同郷の先輩であるサカナクションの山口一郎さんにインタビューされるきっかけともなっています。
電波ジャックパスピエ

2009年に結成されたバンド、パスピエ。
キーボードの成田ハネダさん、ボーカルの大胡田なつきさんを中心にメンバーの移り変わりをへて2021年現在、ギターの三澤勝洸さん、ベースの露崎義邦さんの4人からなります。
成田さんが幼少期に学んでいたクラシック音楽や、ニューウェーブ、ロック、アニソンなどいろんな影響からくるあらゆるサウンドが融合したような自由自在さが魅力的。
フジファブリックからも影響を受けており、『電波ジャック』のようなトリッキー感、テクノっぽさが随所に見受けられる楽曲もあります。
元JUDY AND MARYのYUKIさんを思い起こさせるような、大胡田なつきさんのキュートで色っぽいボーカルが重なり、評価の高い音楽性と卓越したポップセンスでぐいぐい引き込まれていきます。
テクノが好きな方から、ジャンルにとらわれないマニアックなバンドを探している人にもおすすめです!
Musical ChairsMETA FIVE

YMOの高橋幸宏さん、cornelusの小山田圭吾さん、元電気グルーヴの砂原良徳さん、世界的テクノミュージックメーカーTOWA TEIさん、ゴンドウトモヒコさん、LEO今井さんによる、世界を股にかける日本のテクノミュージックの大御所がそった奇跡の6人組バンドです。
コンピューターおばあちゃんコスミック・インベンション

電子楽器メーカー「ファーストマン」の創業者・森岡一夫さんが、娘の森岡みまさんを中心に同年代を集めて結成したテクノポップバンド、コスミック・インベンション。
当時、中学生というメンバーの若さも話題となりました。
安藤聖己さん、佐藤克巳さん、橋本かんなさんや、今ではAKB48などの作曲者として知られるキーボードの井上ヨシマサさんが在籍。
YMOの日本武道館公演のオープニングアクトに起用され、1981年に『YAKIMOKI』でデビューしました。
森岡みまさんのドラムをたたきながら歌うスタイル、クセになるキャッチーなポップさでとりこにさせられますね!
NHK「みんなのうた」で知られ、PerfumeやPOLYSICSなど、さまざまなアーティストにカバーされる伝説の名曲『コンピューターおばあちゃん』が長年親しまれています。
girlBOOM BOOM SATELLITES

メンバーの逝去によって話題となったバンドですが、その中でも人気の曲が本作です。
ダークな世界観と、それでいて、当時のシーンの独特の雰囲気が感じられるエモーショナルな1曲。
テクノとロックを組み合わせる方向性として、のちの時代に一石を投じたと思うバンドだといえますね。