歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
地鳴りのような重低音から幻想的なシンセサイザーの調べまで、テクノ音楽には多くの名盤が息づいています。
デトロイトのアンダーグラウンド・レジスタンスさんやフランスのローラン・ガルニエさんなど、世界の才能たちが紡ぎ出す電子音の世界は、まるで宇宙を旅するような壮大な体験。
ダークでミステリアスな作品から、爽やかでメロディアスな楽曲まで、芸術性高き名盤の数々をご紹介します。
もくじ
- 歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- Interstellar FugitivesUnderground Resistance
- DubnobasswithmyheadmanUnderworld
- IIOrbital
- Innovator (Mayday)Derrick May
- MusikPlastikman
- LandcruisingCarl Craig
- Selected Ambient Works 85-92Aphex Twin
- Deep SpaceModel 500
- The Fat Of The LandThe Prodigy
- Images From AboveOctave One
- BCDBasic Channel
- Sleeping MadnessKen Ishii
- The 4th SignCJ BOLLAND
- Internal EmpireRobert Hood
- Unreasonable BehaviorLaurent Garnier
- The Silicon DawnDan Curtin
- AzimuthKenny Larkin
- The TimesIan Pooley
- HomeworkDaft Punk
- Elements Of LifeThe Advent
歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
Interstellar FugitivesUnderground Resistance

アメリカ出身のテクノグループUnderground Resistanceのミックス『Interstellar Fugitives』。
1989年からデトロイトテクノを軸に活動を続けているテクノ界の大御所です。
どこまでもダークでシリアスな雰囲気ですが、即興ぽい生々しさやベースや民族楽器の生の音もちりばめられているので、次の展開がどうなるのかわからず、引き込まれてしまいます。
DubnobasswithmyheadmanUnderworld

イギリスのエレクトログループ、Underworldの1994年リリース曲『Dubnobasswithmyheadman』。
気怠い歌声が続くと思いきやグッとメロウに寄っていったり、シンセサイザーで不穏なムードを出しながらロックなギターサウンドが入ってきたりと、アンダーグラウンドとポップの融合、そしてエレクトロとロックの融合のさせ方がすごくうまいと思います。
IIOrbital

1990年代から活動しているイギリスのテクノグループOrbitalの作品『Orbital Orbital 2』。
前半は陽気なサウンドが続きます。
中盤はミステリアスでオーソドックスなテクノサウンドに落ち着き、終盤に向け女性ボーカルなども入り、ビートもシェイクのビートへと変化していくことで華やかな雰囲気になっていきます。
Innovator (Mayday)Derrick May

爽やかなピアノサウンドから始まるデリック・メイの『Innovator (Mayday)』。
デトロイトテクノの牽引者の1人とされています。
伸びやかなストリングスとピアノの絡み方は素晴らしく、それでいてエレクトロのビートを敷いて最終的にはテクノミュージックへと落とし込む技量は圧巻です。
ダークでミステリアスなテクノが苦手な人なら、この曲をぜひ聴いていただきたいと思います。
MusikPlastikman

世界でも指折りのミニマルテクノアーティストPlastikmanによって制作されたミックス『Musik』。
ダークでディープなエレクトロサウンドから、民族的な陽気なサウンドへと移り変わっていくミックスは必聴。
緩急のついたプレイは孤高のテクニックと言えます。
ゆったりとしたテンポの時は音数が多く、速いテンポの時は音数が少なく、全体的にバランスがいいミックスでもあると思います。
LandcruisingCarl Craig

こちらはアメリカのテクノアーティスト、カール・クレイグによる名盤『Landcruising』。
柔らかいパッドが浮遊するアンビエントな1曲目『Mind Of A Machine』から始まり、聴き進めるにつれ徐々に近未来的で軽快なビートへと変化していきます。
終始幻想的な雰囲気が続きますが、シンセサイザーのバリエーションが多く飽きることはありません。
一筋縄ではいかない不規則なビートもうまく絡み合い、次の展開がどんどん楽しみになるアルバムです。