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歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

地鳴りのような重低音から幻想的なシンセサイザーの調べまで、テクノ音楽には多くの名盤が息づいています。

デトロイトのアンダーグラウンド・レジスタンスさんやフランスのローラン・ガルニエさんなど、世界の才能たちが紡ぎ出す電子音の世界は、まるで宇宙を旅するような壮大な体験。

ダークでミステリアスな作品から、爽やかでメロディアスな楽曲まで、芸術性高き名盤の数々をご紹介します。

歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム

Selected Ambient Works 85-92Aphex Twin

Aphex Twinはイギリスのエレクトロアーティスト兼DJ。

イギリスだけにとどまらず、全世界で認知されているアーティストです。

1曲目の『Xtal』はこのアルバムの全体的な雰囲気を作り上げている曲で、とてもアンビエント。

2曲目、3曲目以降はしっかりとビートが刻まれた曲になっていき、アンビエントとダークなテクノの融合が始まっていきます。

とくに素晴らしいのが7曲目『Heliosphan』で、滑らかなシンセサウンドに軽快なシェイクビートが敷かれていく感じがすごく気持ちいいんです。

Deep SpaceModel 500

Model 500 – Deep Space (Full Album 1995)
Deep SpaceModel 500

ベテランのテクノアーティストModel500の作品で『Deep Space』です。

テクノ界の重鎮の1人というだけあり、音の一つ一つ凝りに凝った加工に脱帽です。

心地よい横揺れ系の曲から縦揺れ系の曲まで、緩急のついた作品です。

とくに金属的な高音のシンセサウンドが素晴らしいなと思いました。

すべて聴き終わった後は、満足感があります。

The Fat Of The LandThe Prodigy

プロディジーファンからカニと呼ばれている名盤。

見たまんまですね。

余談ですが、2019年にTikTokでこのジャケットをもろパクリしたビジュアライザーの曲が流行しました。

レイヴカルチャーに影響を受け、ビッグビート旋風を世界に巻き起こし、その後のエレクトロの流行などにも影響を与えた存在。

日本ではテクノ四天王と呼ばれ崇拝されていた時期もありました。

いわゆるイギリス方面のテクノです。

Images From AboveOctave One

Octave Oneはアメリカのテクノグループ。

伝統あるデトロイトテクノを次世代のテクノへと持ち上げ進化させたグループです。

『Images From Above』は聴きやすいミニマルサウンドでダンサブルですが、チルアウトやリラックス効果もあるので、作業のBGMにもいいと思います。

吸い込まれそうになるシンセパッドの音と、短く入った金属的なシンセの音のバランスがとても気持ちいいですね。

BCDBasic Channel

Basic Channel – BCD (full album)
BCDBasic Channel

テクノといえばドイツ。

そのドイツで1993年に結成されたレーベルBasic Channel。

Basic Channelからリリースされた『BCD』は、ドイツらしい硬質さとミステリアスさ、深いベースとリバーブの残響からわきあがる独特な浮遊感。

完璧に洗礼されたテクノミュージックです。

シンプルで音数が少ないメロディーでも踊れる孤高のダブテクノ、ぜひ聴いてみてください。

Sleeping MadnessKen Ishii

Ken Ishii – Sleeping Madness (Full Album)
Sleeping MadnessKen Ishii

東洋のテクノゴットの異名で世界中に知れ渡っているケン・イシイ。

こちらの『Sleeping Madness』は1999年にリリースされたアルバムで今でも語り継がれる名盤とされています。

シンプルでストレスなく聴けるシンセサウンドはアルバム全体にちりばめられていますが、レイトやレゾナンス的な音の変化が施されていることで、飽きることはありません。

パーカッションやベースに生楽器の音が使われているのも面白いと思います。