歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
電子音が織りなす未来的なサウンドスケープ。
テクノ音楽の世界には、時代を超えて愛され続ける名盤が数多く存在します。
デトロイトの重厚なビートから、ヨーロッパの幻想的なメロディーライン、そして革新的なミニマルサウンドまで、多彩な表情を見せるこのジャンル。
ダークで神秘的な楽曲もあれば、爽やかで心地よい響きの作品もあり、その奥深さは計り知れません。
今回の記事では、そんなテクノミュージックの魅力を幅広い観点でとらえ、時代を問わずテクノ初心者の方にもぜひ聴いてほしい名盤たちをご紹介します!
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歴史に名を残すテクノの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム(21〜30)
Derrick May

爽やかなピアノサウンドから始まるデリック・メイの『Innovator (Mayday)』。
デトロイトテクノの牽引者の1人とされています。
伸びやかなストリングスとピアノの絡み方は素晴らしく、それでいてエレクトロのビートを敷いて最終的にはテクノミュージックへと落とし込む技量は圧巻です。
ダークでミステリアスなテクノが苦手な人なら、この曲をぜひ聴いていただきたいと思います。
The Prodigy

プロディジーファンからカニと呼ばれている名盤。
見たまんまですね。
余談ですが、2019年にTikTokでこのジャケットをもろパクリしたビジュアライザーの曲が流行しました。
レイヴカルチャーに影響を受け、ビッグビート旋風を世界に巻き起こし、その後のエレクトロの流行などにも影響を与えた存在。
日本ではテクノ四天王と呼ばれ崇拝されていた時期もありました。
いわゆるイギリス方面のテクノです。
Plastikman

世界でも指折りのミニマルテクノアーティストPlastikmanによって制作されたミックス『Musik』。
ダークでディープなエレクトロサウンドから、民族的な陽気なサウンドへと移り変わっていくミックスは必聴。
緩急のついたプレイは孤高のテクニックと言えます。
ゆったりとしたテンポの時は音数が多く、速いテンポの時は音数が少なく、全体的にバランスがいいミックスでもあると思います。
Carl Craig

こちらはアメリカのテクノアーティスト、カール・クレイグによる名盤『Landcruising』。
柔らかいパッドが浮遊するアンビエントな1曲目『Mind Of A Machine』から始まり、聴き進めるにつれ徐々に近未来的で軽快なビートへと変化していきます。
終始幻想的な雰囲気が続きますが、シンセサイザーのバリエーションが多く飽きることはありません。
一筋縄ではいかない不規則なビートもうまく絡み合い、次の展開がどんどん楽しみになるアルバムです。
CJ BOLLAND

イギリスの伝説的なテクノDJ、CJ・ボーランド。
R&Sなどからもリリースを重ねているので知っている人には馴染み深い存在かと思います。
そして今なおリリースを続けています。
現代のトップテクノレーベル、Drumcodeからアダム・ベイヤーなどにフィーチャーされています。
このアルバムはなかでも彼のキャリアを代表するようなヒット作なのではないでしょうか?
Model 500

ベテランのテクノアーティストModel500の作品で『Deep Space』です。
テクノ界の重鎮の1人というだけあり、音の一つ一つ凝りに凝った加工に脱帽です。
心地よい横揺れ系の曲から縦揺れ系の曲まで、緩急のついた作品です。
とくに金属的な高音のシンセサウンドが素晴らしいなと思いました。
すべて聴き終わった後は、満足感があります。
Ken Ishii

東洋のテクノゴットの異名で世界中に知れ渡っているケン・イシイ。
こちらの『Sleeping Madness』は1999年にリリースされたアルバムで今でも語り継がれる名盤とされています。
シンプルでストレスなく聴けるシンセサウンドはアルバム全体にちりばめられていますが、レイトやレゾナンス的な音の変化が施されていることで、飽きることはありません。
パーカッションやベースに生楽器の音が使われているのも面白いと思います。