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【ドヴォルザークのピアノ曲】祖国チェコへの愛にあふれた名作を厳選

1841年にチェコで生まれ、祖国愛にあふれた作品を数多く遺したチェコ国民楽派の作曲家、アントニン・ドヴォルザーク。

『遠き山に日は落ちて』の原曲『交響曲 第9番「新世界より」』を作曲した人物としてご存じの方も多いのではないでしょうか?

本記事では、そんな日本人にとってもなじみのあるドヴォルザークの作品のなかから、ピアノ曲、あるいはピアノを含む編成で演奏するために書かれた楽曲をピックアップ!

作曲の背景とともにご紹介していきます。

【ドヴォルザークのピアノ曲】祖国チェコへの愛にあふれた名作を厳選(1〜10)

伝説 Op.59 第1番 ニ短調Antonín Dvořák

第41回 入賞者記念コンサート 連弾中級B[金賞]原田 明里&原田 千聡 /ドヴォルザーク:「伝説」Op.59 より 第1番 ニ短調、第5番 変イ長調
伝説 Op.59 第1番 ニ短調Antonín Dvořák

1881年にピアノ連弾用に作曲され、同年オーケストラ用にも編曲された『伝説 Op.59』は、チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークの代表作の一つ。

『スラヴ舞曲』と対をなす作品といわれ、故郷への愛が曲想に反映されているのが特徴です。

全10曲で構成される組曲は、どの楽章も印象的なメロディとリズムにあふれ、まるで物語を紡ぐかのよう。

特に第1番は、ドヴォルザークならではの叙情的で牧歌的な旋律が心にしみわたります。

連弾を楽しむ上級者はもちろん、美しいハーモニーに酔いしれたいすべての音楽ファンにオススメの名曲です!

組曲 イ長調 Op.98Antonín Dvořák

Dvořák: Suite in A major, Op. 98, B 184 (with Score)
組曲 イ長調 Op.98Antonín Dvořák

アントニン・ドヴォルザークの『組曲 Op.98』は、彼のアメリカ時代の作品のひとつです。

当初はピアノのために書かれましたが、のちに管弦楽版にも編曲されました。

5つの楽章からなるこの組曲は、それぞれが異なる表情を持ち、スラヴ舞曲の影響が感じられる一方で、アメリカの民俗音楽のエッセンスもちりばめられています。

ピアノ版は連弾曲としても人気が高く、息の合った演奏ができれば格別の喜びが味わえるでしょう。

彼の故郷への愛が注がれた作品をぜひ堪能してみてください。

8つのワルツ Op.54 第1番Antonín Dvořák

Antonín Dvořák – 8 Waltzes, B. 101 (Audio + Score)
8つのワルツ Op.54 第1番Antonín Dvořák

チェコが生んだ国民的作曲家アントニン・ドヴォルザークは、故郷の民俗音楽にインスピレーションを得た情感豊かな作品を多く残しました。

『8つのワルツ Op.54』は、彼の繊細でロマンティックなピアノ音楽の特徴を余すところなく示す魅力的な曲集です。

特に第1番は、穏やかで親しみやすいメロディが印象的。

スラヴ的な旋律やリズムが絶妙に織り交ぜられ、ドヴォルザークならではの音楽世界を堪能できます。

ドヴォルザークの作品を通して、チェコの美しい情景に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81Antonín Dvořák

【山根 一仁、坪井 夏美、田原 綾子、岡本 侑也、小林 海都】ドボルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 作品81
ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81Antonín Dvořák

チェコ国民楽派の誇る作曲家アントニン・ドヴォルザークの代表作『ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81』。

この曲には、彼の出身地であるボヘミアやモラヴィアの民俗音楽のエッセンスが詰め込まれています。

特に第2楽章『ドゥムカ』では、哀愁を帯びたメロディと情熱的な中間部が織り成す音楽に、作曲家の祖国への深い思いが映し出されているよう。

全4楽章を通して、独創的な和声とテクスチャーが編み出す音楽は聴く者を飽きさせません。

室内楽の名曲をじっくりと味わいたい方にぜひオススメしたい一作です。

ピアノ協奏曲 Op.33Antonín Dvořák

Dvořák – Piano Concerto in G minor, Op. 33 / A.Yakovlev, A.Anikhanov
ピアノ協奏曲 Op.33Antonín Dvořák

『交響曲 第9番「新世界より」』の作曲家として知られるアントニン・ドヴォルザークのピアノ協奏曲『Op.33』。

従来の協奏曲とは一線を画し、ピアノとオーケストラを対等なパートナーとして扱う意欲作です。

全3楽章を通して、ピアノ独奏が際立つのではなく、オーケストラとの深い結びつきを感じさせるのが特徴的。

特に第2楽章では、リズミカルな要素が少ない静かなテーマが心にしみわたります。

ピアノと管弦楽の音色の融合を楽しみながら聴いてみてはいかがでしょうか。