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【高齢者向け】4月の俳句。盛り上がる

4月は、桜の花が満開を迎え、新たな始まりを感じさせる季節ですよね。

外に出たくなるこの時期、俳句を通じてその美しさを表現してみませんか?

俳句は、五七五で季節の変化を感じながら、自分の思いを言葉にする日本の伝統的な文化です。

特に高齢者の方にとっては、昔懐かしい春の思い出を振り返りながら、新たな発見や会話が生まれる楽しい活動になります。

4月の風物詩を感じながら、みんなで盛り上がる俳句の時間を過ごしてみましょう。

【高齢者向け】4月の俳句。盛り上がる(1〜10)

まさをなる 空よりしだれ ざくらかな

まさをなる 空よりしだれ ざくらかな

富安風生は愛知県出身の俳人です。

俳句をはじめたのは遅く、34歳の時に福岡貯金支局の支局長として赴任した時期に吉岡禅寺洞の手引きを受けたことから始まり、温和な作風で知られています。

この句はしだれ桜の真ん中から上を見上げると、まるで空から降ってくるように桜が垂れている。

その後ろには青空が広がっており、さくらの美しさがより際立っている、という意味です。

ひらがなの中に1つだけ「空」という漢字が入っているため、より強調して感じとれますね。

桜の季節にはしだれ桜の下に入り、空を見上げて見たくなる句です。

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    今年又 花散る 四月十二日

    今年又 花散る 四月十二日

    正岡子規は明治時代に活躍した俳人であり、小説や随筆など幅広い分野で活躍した文学者です。

    この俳句は、今年も桜が散ってしまい、暦はいつの間にか4月12日になっていたという意味で、桜の花がいかにはかないものかを表現しています。

    桜といえば春の象徴ですが、その花は一瞬で散ってしまうので、それを見逃さないためにも日々を大切に生きていこうというメッセージも感じられますよね。

    咲いたときに桜を認識するのではなく、つぼみの状態から観察していくと、咲くまでの楽しみも味わえるのでオススメですよ。

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      半ばきて 雨に濡れゐる 花見哉

      半ばきて 雨に濡れゐる 花見哉

      あなたのお花見は桜の下をゆっくりと歩き涼む移動派ですか、それとも桜の木の下にビニールシートを敷いて宴会を楽しむパーティー派ですか。

      どちらにしても楽しいものですが、このお花見の文化はどうやら日本だけのものとか。

      俳句の内容は花見を歩み楽しんでいるうちに途中から雨が降ってきたというもの。

      春の雨ですから細かな霧のような雨。

      ぬれて歩いてもさほど気にならないかのような雨は、お花見をより風雅なものと押し上げてくれたことでしょう。

      この句も炭太衹さんの作品です。

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        【高齢者向け】4月の俳句。盛り上がる(11〜20)

        夕暮れの 水のとろりと 春の風

        夕暮れの 水のとろりと 春の風

        大正時代から昭和にかけて活躍した臼田亞波さんの有名な俳句。

        臼田さんは短歌を与謝野鉄幹さんに、俳句を高浜虚子さんに学んだという、野球でいうところの大谷翔平さんのような文学二刀流をふるった巨匠の1人です。

        水はさらさらとした液体であるのにそれをあえて「とろり」と形容したところにこの俳句の見せどころはあります。

        生温かな春の風がゆらりと水を揺らすその瞬間を切り取った、まこと余白の多い句の立ち姿。

        いつまでも口に繰り返したい名句です。

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          振り向きし 後ろに月や 春の宵

          振り向きし 後ろに月や 春の宵

          高橋淡路女は大正から昭和にかけて活躍した俳人です。

          高橋淡路女の俳句をご紹介します。

          「振り向きし 後ろに月や 春の宵」は、春の日にきれいに見えた月の様子を詠んだ俳句です。

          春の宵とは春の日に、日が暮れて間もないことをさします。

          冬の夜とは違い、暖かさを感じる春の夜は、咲き誇る花からいい香りがしてきそうですよね。

          さらに、ぼんやりとした雲がかかった空にある、月の美しさが伝わってきます。

          このときの月は、おぼろ月だったのかもしれませんね。

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            桜狩り 奇特や日々に 五里六里

            桜狩り 奇特や日々に 五里六里

            「桜狩り 奇特や日々に 五里六里」は、自分の好きなことに夢中になっている様子を詠んだ俳句です。

            好きなことに夢中になることはいいことです。

            ですが、周りが見えなくなるほど、夢中になりすぎるのも困りますよね。

            そんな自制の風刺が、松尾芭蕉の詠んだ「桜狩り 奇特や日々に 五里六里」に込められています。

            桜に魅せられて、五里六里も歩き回っている自分を省みて、苦笑する気持ちが伺えます。

            ちなみに、五里六里とはこの俳句に出てくる言葉で、せっせと歩き回るという意味だそうです。

            偉大なる松尾芭蕉からも俳句から、人間らしいところも感じられますね。

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              花の雲 鐘は上野か 浅草か

              花の雲 鐘は上野か 浅草か

              松尾芭蕉が詠んだ俳句「花の雲 鐘は上野か 浅草か」をご紹介します。

              初句の花の雲を、ご存じでしょうか?

              雲と付きますが、雲ではなく花の様子を表していますよ。

              ここでの花は桜の花のことです。

              桜の花が一面に満開に咲いている様子を雲に見立てていますよ。

              かつての日本人は、ものごとを何かに見立てて表現していたようですね。

              桜の咲く頃に、上野の東叡山寛永寺か、浅草の浅草寺から聞こえる鐘の音かを考える様子も詠まれています。

              現在は、離れた場所で、鐘の音が聞こえてくることがないかもしれませんね。

              俳句から春の日の穏やかな日常が感じられます。

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