多くの高齢者が介護施設で1日の大半を過ごされるかもしれません。
毎日同じことを繰り返しているうちに、脳に刺激が入らず、認知症につながります。
レクリエーションにバリエーションをもたせたいところですよね。
今回は、実際に介護施設が取り組んでいる面白いレクリエーションをご紹介します。
一風変わったレクリエーションもありますので、新しいことにチャレンジしていきたいと考えている介護施設の方はぜひ参考にしてみてください!
介護施設の面白い取り組みを解説!季節のレクリエーションもご紹介(1〜10)
カジノ

この動画では、ラスベガスのカジノをイメージした「型破りなデイサービス」を取り上げています。
高齢者が「通い続けたくなる介護施設」をコンセプトにしたこの施設では、麻雀やブラックジャックといったテーブルゲーム、パチンコなどに興じる皆さんが楽しそうで生き生きとしています。
「勝った」「負けた」が混然一体となったゲームの楽しさは脳を活性化して認知レベルを上げ、それが連続的に行われることで認知力が上がっていく、と認知症に携わるお医者さんも注目しています。
学校

「学び」を通した認知症ケアのご紹介です。
認知症の治療に「回想法」という心理療法があります。
人生を振り返ったり、写真を見て過去を思い起すことは脳の活性化につながるそうです。
ここでは「おとなの学校」と題し、室内を黒板や時間割表がある教室にし、実際に算数や国語の授業が行われます。
皆さん「昔取った杵柄」で真剣に授業を受け、ある「生徒」さんは「まだぼけてないな、これをやると自信がつくんです」とコメントしています。
授業を受けることで高齢者の生きる意欲を高めています。
介護カフェ

在宅介護の負担を軽減するため、介護サービスを目的に通うデイサービス。
次々とユニークな施設が誕生していますが、この動画では「まるでカフェのようなデイサービス施設」を紹介しています。
食事のメニューは本格的で、ゆったりと本が読めるスペースもある施設内はおしゃれな喫茶店そのもの。
もちろん入浴や食事の補助といった従来のサービスもあるので安心です。
私たちがカフェに行くのと同じように、高齢者の方も誰かと話をしたりこの空間を楽しむことは精神的にもプラスではないでしょうか。
お花見

季節を味わえるレクリエーションとして、お花見を提案したいと思います。
多くの方が想像するように、桜の花を観覧するという内容ですね。
桜を見て風情を感じるだけでなく、そこで会話を楽しんだり、美味しいものを食べたりするのも醍醐味です。
またお散歩をかねて、歩きながらお花見をすれば運動不足も解消できそうですね。
まずはお花見に最適なスポットを探してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、中にはお部屋の中でお花見気分を楽しむレクリエーションもあるんですよ。
お茶会

和の雰囲気を楽しめる、お茶会もオススメですよ。
ただお茶を楽しむだけでもよいのですが、作法や心遣いについて学ぶのもおもしろいと思います。
また、実際にお茶をたててみるのもありですね。
経験があある方もない方も楽しめるように、基本的な部分からレクチャーするようにしましょう。
そして何より、おいしいお茶を飲み、仲間たちと会話する時間を楽しんでほしいですね。
これを機に、お茶が趣味になる方が現れるかもしれません。
フリーマーケット

コミュニケーションを取るのが楽しい、フリーマーケットのアイデアです。
まずは職員や身の回りの人に声をかけ、出品してもよい物を集めましょう。
なるべく豊富なラインアップがそろっていると、利用者の方のテンションも上がりやすくなるはずです。
次にフリーマーケットのルールについてです、好きな物を選んで持ち帰れるというのも楽しいですが、せっかくなのでゲーム性を持たせてみてはいかがでしょうか?
例えば、ジャンケンに勝つと商品引換券をもらえるという感じです。
畑仕事

これまで行ってきた仕事や作業を続けられることは、やりがいや生きがいを作り出します。
その一つとして「畑作業」があります。
機械を使った専門的な作業ではなく草取りや種まきなどの単純で軽度の作業ですが、「物を作る」「作ったものが誰かに喜ばれる」ことが高齢者の方には効果的ではないでしょうか。
また、指先や体を動かすことにより血行が良くなり脳の活性化が期待できるそうなので、認知症の予防や改善にも良いとされています。