消えてしまいそうな美しさ。邦楽の儚い曲まとめ
「このまま消えてしまいそう」そんな美しさを持つ音楽に、心が惹かれる瞬間ってありますよね。
今回は、「儚い」をテーマに、邦楽曲を集めてみました。
静かな夜に1人で涙を流したい時や、大切な記憶を抱きしめたい時間に寄り添ってくれる作品ばかりです。
筆者個人のオススメアーティストは、ロクデナシ。
ボカロ世代の方にとって響くものがあるはずです。
言葉では言い表せない繊細な感情をすくい上げてくれる名曲がそろっているので、ぜひゆっくりと耳を傾けてみてくださいね!
消えてしまいそうな美しさ。邦楽の儚い曲まとめ(1〜10)
わたしの線香花譜×羽生まゐご

バーチャルシンガーの花譜さんと、和の情緒を取り入れた音楽性で知られるボカロPの羽生まゐごさんによるコラボ曲です。
2022年2月にリリースされた楽曲で、のちにアルバム『組曲』にも収録されました。
和楽器を思わせる音色と抑制されたビートが印象的なナンバーです。
花譜さんの柔らかく吐き出すような歌声が、煙のように消えてしまいそうな危うさを表現しています。
誰かの記憶に残りたいという切実な願いを描いた歌詞が心に響きます。
静かな夜にひとり、物思いにふけりたい時に寄り添ってくれる美しい一曲です。
カタオモイAimer
エモーショナルで深みのあるハスキーボイスで、聴く人の心を一瞬でつかんでしまうAimerさん。
この楽曲は、時の流れとともに訪れる老いや変化を受け入れながらも、変わらない愛情をいちずに歌い上げたラブソングです。
アコースティックで温かみのあるサウンドと、彼女の儚くも切ない歌声が優しく重なり、胸を打たれずにはいられませんよね。
2016年9月に発売された名盤『daydream』に収録された本作は、リスナーの深い共感からじわじわと人気を集めてきました。
大切な人を思い続ける尊い気持ちが痛いほど伝わってくるので、静かな夜にひとり、かけがえのない記憶を抱きしめながらしっとりと音楽に浸りたい方にぴったりなナンバーです。
fam遊遊

孤独や居場所のなさを抱える日々に、そっと寄り添ってくれるような作品です。
儚さと意志の強さが共存する世界観が魅力的で、低体温と称される透き通った歌声と、幻想的で不穏なサウンドが見事に交差しています。
15歳でオーディションのグランプリに輝いたシンガーの遊遊さんが作詞を手がけたデビュー作であり、2023年10月に公開された作品です。
テレビアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』第2クールのエンディングテーマに起用され、物語の余韻を深める役割を果たしました。
周囲との価値観の違いに悩んだり、夜にひとりで静かに思いを巡らせたりしたい時にぴったりの本作。
言葉にできない繊細な感情をすくい上げてくれるはずです。
消えてしまいそうな美しさ。邦楽の儚い曲まとめ(11〜20)
雨と紫陽花MATSU

梅雨の静けさや空気感をピアノの響きで美しく描き出した、MATSUさんの楽曲です。
2023年7月に配信シングルとして公開された作品で、ボーカルがないからこそ、聴く人の心に直接情景を浮かび上がらせてくれます。
雨に濡れた花の淡い色彩や、部屋の窓辺から眺める薄暗い午後のようすが、しっとりとしたピアノの音色から自然と想像できますね。
作業や読書のお供としてはもちろん、1人で静かに思いをはせたい夜にもぴったりです。
本作は国内だけでなく、台湾やブラジルなど海外のインストゥルメンタルチャートでも上位にランクインするほどの広がりを見せており、国境を越えて多くの人の心に寄り添っています。
あなたは煙草 私はシャボンラブリーサマーちゃん

大人への憧れと、すぐ消えてしまいそうな未熟な自分のコントラストが切なく響く1曲。
シンガーソングライターのラブリーサマーちゃんさんが歌うこの楽曲は、まさに、はかない青春の終わりを描き出したメランコリックなポップチューンです。
2016年11月に発売されたメジャーデビュー作であるアルバム『LSC』の冒頭を飾り、「TBSラジオ WEEKLY RECOMMENDS!!」にも選ばれた本作。
軽やかなバンドサウンドの中で揺れ動くセンチメンタルな感情は、背伸びした淡い恋の記憶をもつ方の心にそっと寄り添ってくれます。
静かな夜にひとりきりで、過去の大切な思い出にゆっくりと浸りたいときに聴いていただきたいナンバーです。
君が居なくなった日sasakure.UK

誰もいない教室や夕暮れの風景が自然と浮かんでくるような、静けさに包まれたインストゥルメンタル曲です。
マルチクリエイターとして活躍するsasakure.UKさんが手がけたこの楽曲は、2014年12月に発売されたミニアルバム『摩訶摩謌モノモノシー』の収録曲です。
同年の同月にはリリースを記念するイベントも開催されました。
複雑なリズムではなく、ピアノの静かな旋律によって、大切な人がいなくなってしまったあとに訪れる空虚感や日常の痕跡を美しく描き出しています。
ボーカルがないからこそ、聴く人の記憶にそっと寄り添ってくれるでしょう。
ひとりで過去の出来事を抱きしめたい時や、切ない気持ちと向き合いたい夜に、ぜひ耳を傾けてみてください。
ひぐらし feat.水槽くじら

夜型の湿度を持ったトラックと、生活の重みを描く言葉が交差する、ボカロP・くじらさんによる楽曲です。
2020年10月に配信アルバム『寝れない夜にカーテンをあけて』の収録曲として公開されました。
フィーチャリングボーカルに迎えた水槽さんの、陰影と透明感が混ざり合う歌声が、都市で暮らす疲労感やかすかな喪失感を丁寧にすくい上げています。
夏の終わりのような気配をまとう本作は、満員電車や眠れない夜といった日常の断片を描き出しており、自分の感情を持て余してしまう夜に、そっと寄り添ってくれるような1曲です。


