「このまま消えてしまいそう」そんな美しさを持つ音楽に、心が惹かれる瞬間ってありますよね。
今回は、「儚い」をテーマに、邦楽曲を集めてみました。
静かな夜に1人で涙を流したい時や、大切な記憶を抱きしめたい時間に寄り添ってくれる作品ばかりです。
筆者個人のオススメアーティストは、ロクデナシ。
ボカロ世代の方にとって響くものがあるはずです。
言葉では言い表せない繊細な感情をすくい上げてくれる名曲がそろっているので、ぜひゆっくりと耳を傾けてみてくださいね!
消えてしまいそうな美しさ。邦楽の儚い曲まとめ(1〜10)
かたわれ時RADWIMPS

言葉を持たないからこそ、胸に迫る切なさがあふれるインストゥルメンタルナンバーです。
RADWIMPSの野田洋次郎さんが手がけた穏やかなピアノの旋律が、夕暮れ時の幻想的な空気感や薄れていく記憶の喪失感を繊細に描き出しています。
本作は、2016年8月に公開された大ヒットアニメーション映画『君の名は。』の劇中音楽として制作されました。
同名のサウンドトラックであるアルバム『君の名は。』に収録されており、物語の感情的な山場を美しく彩りました。
静かな夜に1人で涙を流したい時や、大切な思い出をそっと抱きしめたい時間に寄り添ってくれるはずです。
儚く美しい響きに、ぜひ耳を傾けてみてください。
眼差しロクデナシ

にんじんさんがボーカルを務める音楽プロジェクト、ロクデナシが2023年10月に配信した楽曲です。
作詞作曲はボカロPのカンザキイオリさんが担当しており、孤独や生の痛みを抱えながらも前を向こうとする切実な思いが描かれています。
ピアノやエレクトロニックな音色を抑え、にんじんさんの震えるようなボーカルが際立つミドルバラードに仕上がっています。
12月発売の1stアルバム『愛ニ咲花』の1曲目にも収録された本作は、イラストレーターのY_Yさんが手掛けた幻想的なミュージックビデオとともに、ネット上で多くの反響を呼びました。
静かな夜、自分を見つめ直したい時に聴いてほしい一曲です。
夢をみせてCö shu Nie

透明感と狂気が入り交じる独自の世界観を持つバンド、Cö shu Nie。
2022年9月に配信されたデジタルシングル『夢をみせて』は、恋愛の終わりを繊細に描いたナンバーです。
アニメタイアップとは異なる内省的なアプローチが特徴的で、柔らかなビートと儚げなボーカルが心地よいチルポップに仕上がっています。
終わりゆく関係に気づきながらも、温もりや記憶にすがってしまう切ない心情を、幻想的なサウンドとともに歌い上げています。
静かな夜にひとりで思いにふけりたい時や、大切な思い出と静かに決別したい時に、優しく寄り添ってくれるような1曲です。
よるのあと上白石萌歌

静かな夜の孤独に寄り添うような、儚くも透きとおる歌声が魅力の1曲です。
俳優としても幅広く活躍されている上白石萌歌さんの音楽プロジェクト、adieuによる作品。
2019年11月に発売されたアルバム『adieu 1』に収録されています。
本作は公式のタイアップを持たないながらも、口コミなどを通じて広がり、2021年4月には一発撮りパフォーマンスの映像が公開され話題を呼びました。
恋愛の終わりを迎えた時の、執着と相手への優しさが入り交じる切ない感情が描かれています。
ピアノやギターのおだやかなサウンドが、息遣いを残した繊細なボーカルを引き立てていますね。
ひとりで静かに涙を流したい時や、大切な記憶を抱きしめたい夜に聴くのがおすすめのバラードです。
光のすみか安田レイ

透明感のある歌声が胸を打つ、安田レイさんの楽曲。
2025年8月に発売された両A面シングルに収録された本作は、アニメ『瑠璃の宝石』のオープニングテーマにも起用されていました。
宝石が長い時間をかけて形づくられる過程を、自分自身の欠けた部分や生きている証を探す姿に重ね合わせた歌詞が、とても繊細で心に響きます。
アニメの世界観にぴったりな開放感と、どこか切なさを帯びたメロディが心地よく、静かな夜にそっと寄り添ってくれます。
自分を見つめ直したい時や、大切な何かを探している人にぜひ聴いてほしい1曲です。
ナイロンの糸サカナクション

ボーカルの山口一郎さんが20歳のころに原曲を完成させていたという、長い年月を経て形になったこの楽曲。
海での釣りに使っていたよれた釣り糸の記憶がモチーフになっています。
テンポを抑えた静かでクールなサウンドが、過ぎ去ったモラトリアムの儚い感情を丁寧にすくい上げてくれますよね。
2019年6月に発売されたアルバム『834.194』に収録されている作品で、大塚製薬「カロリーメイト」のテレビCMソングとしても起用されています。
ゆったりとしたメロディが心地よく、静かな夜に1人で過去の大切な思い出をそっと抱きしめたいときにぴったりです。
心の奥深くにある繊細な思いに優しく寄り添ってくれる、美しくも儚い本作をぜひ味わってみてください。
アンディーヴと眠って青葉市子

静かな部屋でひとり、夢の続きを探すような夜に寄り添ってくれるのが、青葉市子さんの『アンディーヴと眠って』です。
2021年2月に配信リリースされた本作は、クラシックギターのアルペジオと息づかいまで伝わる歌唱が印象的な楽曲。
宮沢賢治の童話を題材にした映画を鑑賞した体験が背景にあるとされ、空っぽの部屋から遠い銀河へと意識が浮遊していくような不思議な感覚を味わえます。
派手な展開はないものの、音が消えたあとの余白や静寂そのものが心地よく響きます。
日々の喧騒から離れて、心をおだやかにリセットしたい時や、やわらかな眠りにつきたい時間にぜひ聴いてみてください。








