ファンクの代表的な洋楽アーティスト・グループまとめ
1960年代から1970年代にかけて、ソウルミュージックから発展したファンクという音楽ジャンルをご存じでしょうか。
ファンクミュージックの中には大ヒットした曲も多くありますから、ファンクとは知らずに聴いている曲もあるかもしれませんね。
こちらの記事ではファンクを語る上で欠かせないアーティスト、そしてグループをまとめて紹介しています。
20年代の今もソロミュージシャンやプロデューサーとして活躍するアーティストも多く、ファンクの歴史を紐解いていけば現代のロックやポップス、ヒップホップやR&Bといったジャンルにもつながっていくことが理解できるはず。
初心者の方も、ファンクの世界を深掘りしたい方も、ぜひご覧ください!
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ファンクの代表的な洋楽アーティスト・グループまとめ(1〜10)
I Feel for YouChaka Khan

ファンクの女王と称されるチャカ・カーンさんは、1970年代にファンク・バンド「ルーファス」のボーカリストとしてデビューし、グループ活動と並行してソロキャリアも積んでいきます。
1978年にリリースしたソロデビューアルバム『Chaka』に収録された『I’m Every Woman』は全米トップ30入りを果たし、1984年発表のアルバム『I Feel for You』ではプリンスさんが提供したタイトルトラックが全米チャートの上位にランクインするなど、ヒット曲に恵まれましたね。
10のグラミー賞を受賞している実力派シンガーであり、ファンクやソウル・ミュージックが好きな方はもちろんのこと、90年代以降の R&Bファンの方にもおすすめしたいアーティストです!
Let’s GrooveEarth, Wind & Fire

ファンク・ミュージックの歴史に偉大な足跡を残した、アース・ウィンド・アンド・ファイアー。
彼らは1969年にシカゴで結成され、ポップ、ソウル、ジャズ・フュージョンを融合させた独自のサウンドで、1970年代を代表する影響力あるグループとして君臨しました。
モーリス・ホワイトさんを中心に、フィリップ・ベイリーさんやヴァーダイン・ホワイトさんら個性豊かなメンバーを擁し、1975年のアルバム『That’s the Way of the World』でトリプルプラチナを獲得。
シングル『Shining Star』では全米1位に輝くなど、商業的にも大きな成功を収めています。
『September』や『Boogie Wonderland』といった誰もが耳にしたことのある楽曲の数々は、今なお色あせることなくリスナーを魅了し続けているのです。
ファンクの入門として、また歴史を辿る上でも欠かせない存在と言えるでしょう。
P. Funk (Wants to Get Funked Up)Parliament

アメリカのミュージックシーンにおいて、ファンクというジャンルの代表的存在と言えば、パーラメントを外すことはできないでしょう。
1970年代のファンク・ムーブメントを牽引し、Pファンクと呼ばれる独自の世界観を築き上げたジョージ・クリントンさんが率いるこのバンドは、1968年に結成されて以降、『Mothership Connection』や『The Clones of Dr. Funkenstein』といった名盤を発表し、大ヒット曲『Flash Light』や『Aqua Boogie』なども生み出してきました。
サイエンス・フィクションのテーマやアフロフューチャリズムを取り入れた音楽性は、従来のファンクとは一線を画すものであり、現代のブラック・ミュージックにも大きな影響を与えています。
まだパーラメントを聴いたことがないという方は、ぜひ彼らの独創的な世界に飛び込んでみてください。
ファンクの代表的な洋楽アーティスト・グループまとめ(11〜20)
Theme from ShaftIsaac Hayes

ファンク史において外せない重要人物、アイザック・ヘイズさん。
彼はアメリカのシンガーソングライター、ミュージシャン、俳優として知られ、幼少期から音楽に親しみ、自己学習によりピアノ、オルガン、管楽器を習得しました。
1960年代初頭、彼はスタックス・レコードでキャリアをスタートし、『Theme From Shaft』でアカデミー賞を受賞。
ソウル、ファンク、ポップなど多岐にわたるジャンルで活動し、『Hot Buttered Soul』はソウルミュージックを再定義する革新的な作品となりました。
ヘイズさんの音楽性は後のディスコやヒップホップに影響を与え、BMIアイコンとして12万回以上のパフォーマンスを残しました。
また、人道活動家としての一面も。
ファンク・ミュージックを知りたい全ての人にオススメしたい伝説のアーティストです!
Super FreakRick James

ファンク・ミュージックを語る上で欠かせないアーティストと言えば、リック・ジェイムスさんの名前が真っ先に挙がります。
ニューヨーク州バッファロー出身のリックさんは、1960年代後半からミュージシャンとしてのキャリアをスタート。
1978年に『Come Get It!』でソロ・デビューを果たし、『You and I』や『Mary Jane』などのヒット曲を生み出しました。
独自のスタイルである「パンク・ファンク」を確立し、1981年の名盤『Street Songs』ではプラチナ・ディスクを獲得。
『Super Freak』や『Give It To Me Baby』といった大ヒット曲は後のアーティストにも多大な影響を与え、サンプリング・ソースとしても人気が高いです。
破天荒なキャラクターでも知られるリックさんの音楽は、ファンクが好きなら一度は聴いておきたい必聴の作品ばかり。
あなたもぜひ彼の魅力的なベース・ラインに酔いしれてみてください。
If I’m In Luck I Might Get Picked UpBetty Davis

1970年代に一世を風靡した女性ファンク・ミュージシャンであるベティ・デイビスさん。
パワフルな歌声と挑発的なパフォーマンスで知られ、ロック、ソウル、ジャズの要素を織り交ぜたファンク・ミュージックの先駆者的存在として高く評価されています。
ベティさんは、1973年にリリースされたデビュー・アルバム『Betty Davis』をはじめ、『They Say I’m Different』や『Nasty Gal』など、70年代半ばにかけて意欲作を発表。
これらの作品は、批評家から「他に類を見ないファンク」「優れたファンク・レコード」など絶賛されました。
元夫のマイルス・デイビスさんも、彼女の音楽的才能を高く買っていたようです。
ベティさんのファンクは、女性の力強さとセクシャリティを爆発させた表現力が魅力。
70年代という時代を色濃く反映しつつ、現代の音楽シーンにも通じる魅力を持っています。
Dance FloorZapp

ファンク・ミュージックの傑作を生み出してきたバンドとして、ザップの名は欠かせません。
オハイオ州デイトンで1977年に結成された彼らは、特にエレクトロファンクのサブジャンルで大きな影響力を持っており、トークボックスを駆使したサウンドが特徴的。
リーダーのロジャー・トラウトマンさんら兄弟を中心に、1980年のデビューアルバム『Zapp』で一躍有名になりました。
ヒットシングル『More Bounce to the Ounce』に見られるような、ジョージ・クリントンさん直系の革新的なファンクは彼らの代名詞と言えるでしょう。
ソロでも成功を収めたロジャーさんは、プロデューサーとしても活躍。
ウェストコーストのヒップホップ・シーンでも、彼らの楽曲がサンプリングの定番ネタとなるなど、その影響力は計り知れません。