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【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ

音楽シーンに革新をもたらし続けている女性ドラマーたち。

パワフルな演奏と緻密なテクニック、そしてステージでの圧倒的な存在感は、性別を超えて多くの音楽ファンを魅了しています。

そこで今回の記事では、海外の音楽シーンで輝きを放つ女性ドラマーをソロプレイヤーやバンドのメンバーなど、ジャンルを問わずご紹介します。

Z世代の若手からベテランまで、独自のスタイルと革新的なアプローチで、ドラムの可能性を広げ続ける彼女たちの音楽性をお楽しみください。

【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ(1〜10)

The Only OneNandi Bushell

YouTubeへのカバー投稿をきっかけに、世界的な注目を集めるマルチインストゥルメンタリスト、Nandi Bushellさんです。

2018年頃から活動を始め、主にロックを軸にしたパワフルなドラミングが魅力。

Foo FightersのDave Grohlさんにドラムバトルを挑んだエピソードは、SNSを通じて大きな話題となりましたよね。

2021年8月にはFoo Fightersのライブで共演し、約2万人の観客を前にした圧巻のパフォーマンスは世界中で絶賛されました。

同年には『Modern Drummer』誌の表紙を最年少で飾るなど、その才能は折り紙付きです。

音楽を全身で楽しむ彼女の笑顔とプレイは、見ているだけで元気をもらえますよ!

Kittie

BrackishMercedes Lander

1996年にヘヴィメタルバンドKittieを結成したメルセデス・ランダーさん。

彼女はバンドの共同創設者で、妹のモーガンさんはヴォーカリスト兼ギタリストということでも知られています。

ニューメタルを基調としたサウンドで頭角を現し、グルーヴメタルやデス・メタルへと音楽性を進化させてきました。

1999年にリリースされたデビューアルバム『Spit』は米国で60万枚以上を売り上げる大ヒットを記録。

個人としても2002年にDrummer of the Yearにノミネートされるなど、その実力は折り紙付きです。

彼女の叩き出すダイナミックで強力なグルーヴは、バンドの攻撃的なサウンドの核そのもの。

長年のキャリアが物語る重厚なプレイは、パワフルなドラムを求める方を魅了するのではないでしょうか?

Nikki Glaspie

Zildjian LIVE! – Nikki Glaspie
Nikki Glaspie

ゴスペルをルーツに持つグルーヴと、超絶技巧で多くのトップアーティストを支えるNikki Glaspieさん。

ビヨンセさんのバックバンド「Suga Mama」のドラマーとしても有名ですよね。

幼少期から教会でドラムに親しみ、バークリー音楽大学を卒業後、本格的にプロとして活動を開始。

2006年にビヨンセのバンドオーディションに合格したことを機に、2007年から約5年にわたって世界中をツアーで巡りました。

自身のバンドThe Nth Powerでは、アルバム『Abundance』などをリリースする傍ら、プロデュースも手掛けています。

グラミー賞受賞作に参加した経歴もあるのだそう。

パワフルかつ繊細な彼女のドラミングは、ファンクやソウルの躍動感を体感したいリスナーにぴったりです。

【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ(11〜20)

Jas Kayser

Jas Kayser, Conor Albert, Quinn Oulton | Young Again | Happy Holidays | Yamaha Music
Jas Kayser

ロンドンとパナマを拠点に活動するドラマー、Jas Kayserさん。

ジャズを基盤にアフロビートを融合させた革新的なスタイルで注目を集めるアーティストです。

11歳でドラムのグレード8試験に全国最高得点で合格した経歴を持ち、名門バークリー音楽大学ではテリ・リン・キャリントンといった巨匠に師事しました。

2020年にEP『Unforced Rhythm of Grace』を、2022年にはデビューアルバム『Jas 5ive』を発表。

2021年にはParliamentary Jazz AwardsのNewcomer of the Yearに輝くなど、その実力は折り紙付きです。

Nubya GarciaさんらUKジャズシーンの重要人物との共演でも知られ、教育活動にも力を入れています。

テクニカルで歌心あふれるドラミングは、新しいジャズの波を感じたいリスナーの心をつかむでしょう。

The White Stripes

Seven Nation ArmyMeg White

The White Stripes – Seven Nation Army (Live at Bonnaroo 2007)
Seven Nation ArmyMeg White

ガレージロック復興の象徴、The White Stripesのドラマーとして活躍したMeg Whiteさん。

当初はJack Whiteさんと“姉弟”と公称し、ミニマルなスタイルを貫いたことでも注目されました。

1997年の結成後、2001年リリースのアルバム『White Blood Cells』を機に世界的な評価を獲得。

バンドとしてグラミー賞を6度受賞するなど輝かしい功績を残していますよね。

彼女のドラミングは一見シンプルですが、その“原始的”とも言えるスタイルこそが楽曲の魂となり、後に「革新的」と再評価されました。

2025年にはロックの殿堂入りも決定しており、これは女性ドラマーとして史上3人目の快挙なのだそう。

技巧よりも、曲に寄り添うパッションやグルーヴを重視する音楽ファンにぜひ聴いてほしいドラマーです。

Karen Carpenter

Karen Carpenter Drum Solo – 1976 First Television Special
Karen Carpenter

兄妹デュオのユニット、カーペンターズのボーカル、カレンは実はドラムの達人なのです。

実はほとんどの曲でドラムを演奏しています。

MVでも、カレンの演奏している映像が観られるものがたくさんあるのですが、あえて、この動画を載せます!

テレビ番組に出演したときの映像ですが、超絶なスティックさばきに驚くことでしょう!

Sleater-Kinney, Quasi

JumpersJanet Weiss

Sleater-Kinney – Jumpers [OFFICIAL VIDEO]
JumpersJanet Weiss

インディーロックの屋台骨を支えるパワフルなドラミングで、多くのファンを魅了するJanet Weissさん。

Sleater-Kinneyの元メンバーであり、Quasiの創設メンバーとしても知られるレジェンドドラマーです。

1993年にQuasiを結成し、Sleater-Kinneyでは1997年リリースの名盤『Dig Me Out』でバンドに不可欠なグルーヴをもたらしました。

その圧倒的な存在感は高く評価され、2016年にはRolling Stone誌の「史上100人の偉大なドラマー」で第90位に選出!

ほぼ独学でドラムを習得したという経歴にも驚かされます。

魂のこもった骨太なロックサウンドを体感したい方、彼女のドラムに身を委ねてみてはいかがでしょうか?