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【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ

音楽シーンに革新をもたらし続けている女性ドラマーたち。

パワフルな演奏と緻密なテクニック、そしてステージでの圧倒的な存在感は、性別を超えて多くの音楽ファンを魅了しています。

そこで今回の記事では、海外の音楽シーンで輝きを放つ女性ドラマーをソロプレイヤーやバンドのメンバーなど、ジャンルを問わずご紹介します。

Z世代の若手からベテランまで、独自のスタイルと革新的なアプローチで、ドラムの可能性を広げ続ける彼女たちの音楽性をお楽しみください。

【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ(11〜20)

Jas Kayser

Jas Kayser, Conor Albert, Quinn Oulton | Young Again | Happy Holidays | Yamaha Music
Jas Kayser

ロンドンとパナマを拠点に活動するドラマー、Jas Kayserさん。

ジャズを基盤にアフロビートを融合させた革新的なスタイルで注目を集めるアーティストです。

11歳でドラムのグレード8試験に全国最高得点で合格した経歴を持ち、名門バークリー音楽大学ではテリ・リン・キャリントンといった巨匠に師事しました。

2020年にEP『Unforced Rhythm of Grace』を、2022年にはデビューアルバム『Jas 5ive』を発表。

2021年にはParliamentary Jazz AwardsのNewcomer of the Yearに輝くなど、その実力は折り紙付きです。

Nubya GarciaさんらUKジャズシーンの重要人物との共演でも知られ、教育活動にも力を入れています。

テクニカルで歌心あふれるドラミングは、新しいジャズの波を感じたいリスナーの心をつかむでしょう。

The Runaways

Cherry BombSandy West

1970年代のロックシーンに風穴を開けたオールガールズバンド、The Runawaysの創設者の一人がSandy Westさんです。

彼女はわずか15歳でジョアン・ジェットさんと出会い、この伝説のバンドを結成したのだそうです。

ハードロックとパンクを融合させたサウンドは、1976年発売のデビューアルバム『The Runaways』で世界に衝撃を与えました。

彼女のドラミングは「ジョン・ボーナム級」と評されるほどパワフルで、TIME誌も「パイオニア的ロックドラマー」と絶賛。

その荒々しくも正確なビートは、The Runawaysの象徴でしたね。

2006年に47歳で亡くなりましたが、その功績は今も色褪せません。

性別の壁を打ち破った、彼女の魂のビートに触れてみたい方にぴったりのドラマーではないでしょうか。

Viola Smith

Frances Carroll & Her Coquettes Featuring Drummer Viola Smith
Viola Smith

「世界で最も速い女性ドラマー」と称された、伝説のドラマーがヴィオラ・スミスさんです。

1920年代からスウィングやジャズシーンで活躍し、プロの音楽家として女性が活動することがまだ珍しかった時代に道を切り拓きました。

映画『When Johnny Comes Marching Home』への出演など、その活動は多岐にわたります。

彼女の代名詞は、両肩の高さに2つのタムを配した巨大なドラムセット。

そこから繰り出されるパワフルかつ華麗なソロは、観る者を圧倒したそうです。

1942年には音楽誌に寄稿し、女性ミュージシャンの地位向上を訴えるなど、その強い意志も彼女の魅力ですね。

100歳を超えても現役で演奏を続けたという逸話は、音楽への情熱そのものを物語っているようです。

The Glamorous LifeSHEILA E

Sheila E – The Glamorous Life (Live 1985)
The Glamorous LifeSHEILA E

アメリカの歌手、ドラマー、パーカッション奏者である彼女。

ソロ活動の他にプリンスやそのほかのアーティストのライブやツアー、PVに多く参加しています。

ソロの際は、ステージの真ん中にパーカッションを据え、派手なアクションで演奏しながら歌うというスタイルで、みても聴いても楽しいドラマーの一人です。

Before I Forget (Slipknot)Kristina Schiano

NY在住のセッションドラマーKristina Schiano。

メタル系のドラムを得意としている女性です。

手数が多いことで有名なSlipknotの曲もなんなく叩きこなしていますね!

こんな細身でジョーイ・ジョーディソンのフレーズを叩くとは……。

Cindy Blackman

Cindy Blackman Santana Drum Solo – Drumeo Festival 2020
Cindy Blackman

ジャズミュージックをルーツに持つアメリカ出身のドラマー、Cindy Blackmanです。

世界的なギタリスト、Carlos Santanaの妻としても有名です。

どんなジャンルでも高いクオリティでこなすテクニックの持ち主。

見た目からしてうまそうですね。

【2025】海外の人気女性ドラマーまとめ(21〜30)

Message TrueTerri Lyne Carrington

ジャズベーシストのEsperanza Spaldingのバックドラマーを務めるTerri Lyne Carrington。

1983年から活躍する彼女は、スティーヴィー・ワンダーやハービー・ハンコックなどとも仕事をしたことのある凄腕ドラマーです!