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【グリーグのピアノ曲】ノルウェーを愛した作曲家による美しい作品たち

母国ノルウェーを愛し、ノルウェーの民族音楽から着想を得て数々の作品を生み出した国民楽派の作曲家、エドヴァルド・グリーグ。

北欧の美しい山々を思い起こさせるような美しいメロディや、あたかもその物語が目の前で繰り広げられているかのような独特な世界観で、この世を去ってから100年以上が経過した現在でも、多くのクラシック愛好家や演奏者を魅了し続けています。

本記事では、そんなグリーグの作品のなかから、ピアノのために書かれた作品や作曲家自身がピアノ用に編曲し発表している作品をピックアップ!

作曲の背景とともにご紹介します!

【グリーグのピアノ曲】ノルウェーを愛した作曲家による美しい作品たち(11〜15)

ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

2022ピティナPre特級二次 グリーグ:ピアノ・ソナタ,Op.7 三井 柚乃:Mitsui, Yuno
ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが22歳のときに作曲した『ピアノソナタ ホ短調 Op.7』は、グリーグ唯一のピアノソナタであり、初期の意欲的な試みが詰まった作品です。

第1楽章では自身のイニシャル「E.H.G」を用いてメロディを開始するなど独自の技法が見られ、メロディが1オクターヴを超える音域で下降することでダイナミックな印象を与えています。

民族音楽的な特徴こそ強くありませんが、後の彼の作品へとつながる音楽的特徴が随所に感じられる1曲です。

おわりに

北欧の清らかさや、北欧デザインから連想されるようなほっこり温かみのある雰囲気をたたえたグリーグのピアノ作品をご紹介しました!

聴いているだけでも癒やされますが、弾くことでメロディの美しさやハーモニーの心地よさをより深く感じられるはず。

ぜひ、グリーグの世界を実際に演奏して、体感してみてくださいね!