【演歌界一のアイドル】氷川きよしの歌いやすい楽曲
『きよしのズンドコ節』で日本演歌界を大いに盛り上げた演歌歌手、氷川きよしさん。
アイドルのような端正な出で立ちと安定した歌唱技術により、演歌が廃れつつあった2000年代に再びブームをもたらしました。
今回はそんな氷川きよしさんの楽曲のなかでも、歌いやすい作品をご紹介。
音楽的背景にロックを持つため、ポップスのような楽曲も多く登場します。
演歌に慣れていない方でも歌えるような楽曲が勢ぞろいしておりますので、ぜひチェックしてみてください。
【演歌界一のアイドル】氷川きよしの歌いやすい楽曲(1〜10)
星空の秋子氷川きよし

2002年にリリースされた楽曲『星空の秋子』。
5枚目のシングルとしてリリースされたのですが、B面である『でんでん虫』はNHKのドラマのエンディングテーマとして使用されたため、A面である本作が印象に残っている方は少ないかと思います。
そんなやや悲しき運命をたどった本作ですが、実は非常に歌いやすい演歌なのです。
テンポ自体は演歌としてはミドルテンポにあたるのですが、やけにロングトーンが多く、そのロングトーンもビブラートをかけながら伸ばすだけなので、非常に簡単です。
3~4音を上下する複雑なこぶしもないので、演歌に慣れ親しんでいる方であれば、簡単に歌い上げられるでしょう。
大丈夫氷川きよし

コミカルな雰囲気が印象的な氷川きよしさんの名曲『大丈夫』。
楽天的な歌詞が印象的な作品で、メロディーもそれにあわせた軽やかなものに仕上げられています。
そんな本作は軽やかなメロディーにピッタリな、あっさりとしたボーカルラインにまとめられています。
複雑なこぶしはまったく登場せず、歌い終わりをバツっと切ってしまうようなパートも多いので、ロングトーンで息が続かないという心配もありません。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
白雲の城氷川きよし

一般的な演歌歌手に比べて、氷川きよしさんはキャッチーな演歌を多くリリースしています。
代表作である『きよしのズンドコ節』は、特にキャッチーでポップですよね。
しかし、こちらの『白雲の城』は違います。
本作は王道の演歌で、なんならやや民謡のテイストが入っています。
そのため、こぶし自体は普通に登場するのですが、テンポが非常に遅いので、しっかりとためてからこぶしを効かせられるのです。
こぶし前に休符が多いのは、演歌を歌う上で非常に大事な要素です。
本格的な演歌を歌いたいという方は、まず本作から練習してみるのが良いでしょう。
Papillon氷川きよし

ロックのテイストが強い氷川きよしさんの異色の名作『Papillon』。
氷川きよしさんはもともとヴィジュアル系ロックが好きだったそうで、本作は彼の音楽的ルーツが垣間見えます。
DIR EN GREYに近いメロディーで、雄大でありながらも、疾走感を感じさせます。
ロックといっても、シャウトやデスボイスが登場するわけではなく、歌謡曲にも近しいゆったりとしたボーカルラインなので、全体的な難易度は低めです。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
大阪とんぼ氷川きよし

大阪を舞台とした氷川きよしさんの名曲『大阪とんぼ』。
盆踊りのような明るく前向きな雰囲気が特徴で、全体を通して歌いやすいボーカルラインにまとめられています。
明るい曲調で、音域もそれなりに広いのですが、高い部分は一瞬しか登場せず、全体的には中音域でまとまっています。
加えて、テンポが遅く、複雑な音程の上下を要するこぶしも登場しません。
ポップスや歌謡曲の要素が強い作品なので、こぶしが苦手な方でも安心して歌える楽曲です。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
きよしのズンドコ節氷川きよし

氷川きよしさんの名前を全国に轟かせた名曲『きよしのズンドコ節』。
数あるズンドコ節のなかでも、特にキャッチーな作品ですよね。
そんな本作は難易度が低い楽曲で、演歌の最も難しい要素であるこぶしの登場回数がそこまで多くありません。
そのこぶし自体も3回以上の音程の上下があるわけではないので、とにかく簡単です。
やや音域は広めの作品ですが。
ロングトーンも少ないので、基礎的な歌唱力さえあれば、誰でも問題なく歌えるでしょう。
咲いてロマンティカ氷川きよし

氷川きよしさんの名曲『咲いてロマンティカ』。
本作はフラメンコをはじめとしたラテンサウンドを楽曲のいたる部分に含んでいます。
フラメンコと演歌は、こぶしという観点では似た要素が多いのですが、本作はそれを主張しているわけではないので、複雑な音程の上下を要するこぶしは登場しません。
むしろ、ポップスや歌謡曲に近いボーカルラインと言えるでしょう。
テンポも早すぎず、長すぎるロングトーンもないので、基礎歌唱力がなくても十分に歌える楽曲です。






