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【ヒンデミットのピアノ曲】数々の楽器を操る作曲家による珠玉の名作

作曲家であり、ビオラ、バイオリン、クラリネット、そしてピアノを弾きこなす多才な演奏家でもあった、ドイツ出身の音楽家、パウル・ヒンデミットさん。

彼はロマン主義からの脱却をはかるべく個人の内面を追求する「新即物主義」を推し進め、同時代の音楽家に大きな影響を与えました。

本記事ではそんなヒンデミットさんの作品のなかから、ピアノ独奏曲や秀逸なピアノパートが光る作品をピックアップ!

作曲の背景や楽曲の特徴とともにご紹介します。

【ヒンデミットのピアノ曲】数々の楽器を操る作曲家による珠玉の名作(11〜20)

ホルンとピアノのためのソナタPaul Hindemith

Hindemith Sonata for Horn and Piano: Lee Bracegirdle, horn; Susan Teicher, piano
ホルンとピアノのためのソナタPaul Hindemith

20世紀の重要な作曲家の一人であるパウル・ヒンデミットさんによる『ホルンとピアノのためのソナタ』。

彼は古典的な形式を踏襲しつつも、独自のハーモニーやリズムを駆使して斬新な音楽世界を切り開いた作曲家として知られています。

本作は、ホルンとピアノが繰り広げる内省的な対話から、ときにはドラマティックに盛り上がる展開まで、聴き手を飽きさせない充実した内容となっています。

重厚な響きのなかにも、どこか叙情的な雰囲気が漂う本作は、高度な演奏技術を要する作品。

モダンでいてクラシカルな魅力にあふれた名曲を、ぜひ味わってみてください!

おわりに

本記事では、パウル・ヒンデミットさんの作品を、ピアノ曲を中心にご紹介しました。

彼は生涯で600曲以上もの音楽作品を遺しており、オーケストラを構成するほぼすべての楽器のためのソナタを作曲したことでも知られています。

そして、これらのソナタでは、ソロ楽器を支えるピアノパートが重要な役割を果たしています。

ヒンデミットさんの世界観により深く浸ってみたい方は、ぜひ聴いてみてください!