オートーチューンが使われているヒップホップの名曲
現代のヒップホップには欠かせないエフェクト、オートーチューン。
日本ではケロケロボイスと言われたりもしますね。
日本のヒップホップ・シーンはオールド・スクールなラップが主流のため、オートーチューンを使った曲は珍しかったのですが、最近はヒップホップ・ブームということもありポピュラーなものになりました。
今回はそんなオートーチューンをたっぷりと味わえるニュー・スクールの楽曲をセレクトしました。
有名かつ本格的な楽曲だけを集めたので、ぜひ最後までゆっくり楽しんでくださいね。
オートーチューンが使われているヒップホップの名曲(1〜10)
Right OnLil Baby

個性的なキャラクターと確かな音楽性で多くのヘッズからリスペクトを集めているラッパー、リル・ベイビーさん。
2022年にグラミー賞で最優秀アルバム賞といった主要な賞を受賞したため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
さまざまなスタイルで曲をリリースすることが多い彼ですが、こちらの『Right On』は彼のオートーチューンを使った曲のなかでも、特に完成度が高い作品です。
テンポの早いトラップのトラックにメロディアスなラップを乗せた作品で、オートーチューンを見事に使いこなしています。
Bank Account21 Savage

アトランタ出身のラッパー、21サヴェージさん。
少し前までは期待の若手ラッパーというイメージでしたが、最近はプロップスが高まっていることもあり、中堅として認知されるようになってきましたね。
そんな21サヴェージさんの名曲が、こちらの『Bank Account』。
この楽曲のオートーチューンの使い方は非常におもしろく、ラップの一部にだけかけています。
ときたま現れるオートーチューンのフェイクが、絶妙なゆるさを演出していますね。
Lucid DreamsJuice WRLD

エモ・ラップを代表するラッパー、ジュース・ワールドさん。
2019年に亡くなってしまいましたが、いまだに彼の人気は健在です。
日本のヘッズでも彼のファンは多いのではないでしょうか?
そんなジュース・ワールドさんの名曲が、こちらの『Lucid Dreams』。
リバーブが強めにかかったオートーチューンを使用しているため、電子的というよりは幻想的な音質に仕上げられています。
エモ・ラップをこれから知りたいという方は、まずはこの曲から聴いてみることをオススメします。
オートーチューンが使われているヒップホップの名曲(11〜20)
MONTEROLil Nas X

独特の音楽性やキャラクターで完全なるポジションを築き上げたラッパー、リル・ナズ・Xさん。
最近はヒットソングを連発しているため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
こちらの『MONTERO』はオートーチューンを使った彼の楽曲のなかでも、特に大きなヒットを記録したナンバーです。
ダークでポップな雰囲気にまとめられたヒップホップで、ドロップのオートーチューンの迫力はすさまじいものがありますよね。
ぜひチェックしてみてください。
Broadway Girls feat. Morgan WallenLil Durk

圧倒的なカリスマで世界中のヘッズからリスペクトを集めるラッパー、リル・ダークさん。
気取らないのにかっこいいという、カリスマしか持たない存在感を持っており、楽曲の完成度もすさまじく、これからのシーンを引っ張る存在として知られています。
そんなリル・ダークさんのオートーチューンを使用した楽曲が、こちらの『Broadway Girls feat. Morgan Wallen』。
カントリー・シンガーのモーガン・ウォレンさんをフィーチャーした作品で、非常にゴージャスな雰囲気にまとめられています。
a m a r iJ. Cole

元プロバスケットボール選手という異色の経歴を持つラッパー、ジェイ・コールさん。
アメリカの名門私立大学であるセントジョンズ大学出身で、コンピュータ・サイエンスにも知見を持っている、インテリのラッパーでもあります。
そんな何から何まですごい才能の持ち主であるジェイ・コールさんの名曲が、こちらの『a m a r i』。
独特の音楽性にまとめられており、他のラッパーにはないフロウが魅力的で、オートーチューンは浅めにかけられています。
No IdeaDon Toliver

2018年から注目を集め、以降はヒットソングを連発しているラッパー、ドン・トリヴァーさん。
トラップとR&Bを主体とした音楽性で知られているラッパーですね。
日本でもトラップが好きな方は、ドン・トリヴァーさんの曲を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そんな彼の名曲が、こちらの『No Idea』。
リバーブを強くかけたオートーチューンを使用しているのですが、R&Bの特色が色濃く反映されたトラックとの相性はバツグンです。