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【イベールのピアノ曲】20世紀フランスの作曲家が手掛けた珠玉の名作

おしゃれで洗練された作品が高く評価されている、ジャック・イベールさん。

第一次世界大戦で海軍士官として従軍したのち音楽学校を卒業した彼は、ローマ大賞受賞やパリの国立オペラ劇場の監督就任など多くの功績を残し、フランスを代表する作曲家として歴史に名を刻みました。

彼は、フランス政府からの依頼を受け日本の皇紀2600年を祝う『祝典序曲』を作曲しており、日本とゆかりのある作曲家としても知られています。

本記事では、そんなイベールさんの作品のなかからピアノ作品をピックアップ!

作曲の背景や作品の特徴とともにご紹介していきます。

【イベールのピアノ曲】20世紀フランスの作曲家が手掛けた珠玉の名作(11〜20)

物語 第9曲「水売り女」Jacques Ibert

イベール  『物語』より 9.石清水を売る女 10.バルキーの行列
物語 第9曲「水売り女」Jacques Ibert

洗練された音楽性と詩的な情景描写で知られる20世紀フランスの作曲家、ジャック・イベールさん。

彼のピアノ曲集『物語』の第9曲『水売り女』は、市場や街角で水を売る女性の情景を音で表現した作品です。

本作は、地中海地域への旅行体験からインスピレーションを得て作曲されたもので、穏やかで心地よい雰囲気から物語が感じられます。

イベール作品特有の地域色豊かな要素と軽快な印象派スタイルが融合した曲調は、ピアノを学ぶ多くの人々に愛されています。

美しい旋律に耳を傾け、物語の情景を思い描きながら演奏を楽しんでみてはいかがでしょうか。

おわりに

親しみやすさを感じる作品から、おしゃれな響きが魅力的な作品まで、ジャック・イベールさんが遺したバラエティ豊かなピアノ曲をご紹介しました。

鑑賞や演奏を通じてイベールさんが作り出す洗練された世界観に浸りながら、フランスのエスプリを感じてみてはいかがでしょうか。