思わず笑える皮肉な名言。人間関係の真実を面白く語る偉人たち
つい笑ってしまうような、皮肉な視点で人間関係を切り取った名言を紹介します。
恋愛関係の真実、友情の本質、それぞれの職業に就く人の本当の気持ちなど……。
一見冷たく突き放した言葉の奥に、人間らしさや言葉では言いつくせない思いが隠されているのが面白いところです。
偉人たちの鋭い観察眼が生み出した言葉の数々は、私たちの日常にも意外にぴったりハマるかもしれません。
ちょっと皮肉っぽいけれど、思わずうなずいてしまう名言の世界をのぞいてみましょう!
人間関係の皮肉な名言(1〜5)
どんな女性にとっても最良の夫というのは、考古学者に決まっています。妻が年をとればとるほど、夫が興味をもってくれるでしょうからNEW!アガサ・クリスティ

夫婦生活は、年数を重ねると色あせてしまうこともあるかもしれませんね。
ミステリーの女王と呼ばれた、推理作家のアガサ・クリスティの名言からも、結婚後の生活の一面が読み取れますよ。
時間がたつにつれて、結婚したばかりの頃とは夫も妻も姿が違ってきます。
そのような妻を、遺跡や遺物を深く調べる考古学者が夫なら興味を持ってくれるというところが面白くもあり、核心をついていますね。
また妻が、考古学者が最良の夫と言いきれるところからは、時間が築き上げた2人の関係の強さもうかがえます。
結婚するのは、二人とも他に身の振り方がないからであるNEW!アントン・チェーホフ

結婚という言葉からは、幸せな雰囲気を感じることが多いですよね。
ロシアを代表する劇作家のアントン・チェーホフの名言は、結婚に対してさめた印象も感じます。
ですが、結婚を決めた二人はそれまでに時間の共有をしてきたことでしょう。
その時間の中では、楽しかったことや大変だったことや悲しかったこともあったのではないでしょうか?
時間をともにし、絆が深まった二人。
これからのことを考えたときに、結婚するという選択をしたという深い思いも名言から感じ取れますね。
ともかく結婚しなさい。良妻を得れば幸せになれる。悪妻を得れば、哲学者になれるNEW!ソクラテス

結婚は良いものですか?
と聞かれたら、古代ギリシャの哲学者ソクラテスはこう答えます。
「ともかく結婚しなさい。
良妻を得れば幸せに、悪妻を得れば哲学者になれる」と。
何とも皮肉が効いた名言ですが、よく聞くと人生の本質が込められている気もします。
良い伴侶に恵まれれば人生は穏やかに、そうでなければ深く考える力が養われる。
つまり、どちらに転んでも意味があるということです。
失敗も成長の糧とする視点は、今を生きる私たちにも刺さりますね。
笑えるのにちょっと哲学的。
それがこの名言の魅力です。
夫が妻にとって大事なのは、ただ夫が留守の時だけであるNEW!フョードル・ドストエフスキー

ドストエフスキーのこの一言には結婚生活のリアルが詰まっています。
いると文句を言いたくなるのに、いないとちょっと寂しく感じてしまう。
そんな夫婦の距離感を、文学者らしい冷静な観察眼で表現し、ズバッと皮肉で切り取った名言です。
ドストエフスキーといえば重厚な文学で知られていますが、こんなユーモアもお手のもの。
愛情とは、存在することではなく「いない時にどう思われるか」にあらわれるのかもしれませんね。
苦笑しつつも、妙に納得してしまう一言です。
まともでない人間の相手をまともにすることはないNEW!伊達政宗

戦国のカリスマ、伊達政宗の残したこの一言。
「まともでない人間の相手をまともにすることはない」は、シンプルながら深く突き刺さる一言です。
現代の言葉に直せば「ムダに真面目に対応しても疲れるだけだよ」という忠告にも聞こえます。
正論が通じない相手に丁寧に接しても、こちらの神経がすり減るばかり。
だからこそ、距離を取る、受け流す、時にはスルーすることも大切。
戦国時代を生き抜いた政宗だからこそたどり着いた、処世術の極意ともいえる一言です。
冷静かつ痛快なこの言葉に、思わずニヤリとしてしまいますね。