通称『パッヘルベルのカノン』の名前で知られる楽曲のコード進行は「カノン進行」と呼ばれ、多くのヒット曲に使用されています。
コードについて詳しくなかったとしても、一部分でもカノン進行が使われている楽曲を複数聞き比べてみれば、なんとなく共通した響きが分かるはず。
カノン進行はとても美しい響きを持っていますから、ピアノアレンジでもぴったりはまるのですね。
こちらの記事では、ピアノで弾いてみたいカノン進行が使われている曲を邦楽や洋楽を問わずまとめています!
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ピアノで弾いてみたい!カノン進行が使われている曲まとめ(1〜10)
明日への扉川嶋あい

2003年にある恋愛リアリティーショーの主題歌として誕生したこの楽曲は、川嶋あいさんの透明感が溢れる歌声と心に響く歌詞で多くの人々の心をつかみました。
路上ライブからデビューを果たした川嶋あいさんの原点とも言える一曲です。
優しく心に寄り添うメロディと、新たな一歩を踏み出す勇気を与えてくれる歌詞は、まさにカノン進行の美しさを存分に活かしています。
ピアノアレンジにもぴったりの楽曲なので、恋する人やこれから何かを始めようとしている人にお勧めです。
優しい音色で奏でれば、きっと聴く人の心に寄り添うすてきな演奏になるはずですよ。
マリーゴールドあいみょん

多くの若者の心をつかむあいみょんさんのヒット曲『マリーゴールド』。
心がキュッと締め付けられるような歌詞や、あいみょんさんの力みのない素朴な歌声が注目されがちですが、実はイントロとAメロにカノン進行が使われているんです!
同じコードの繰り返しで、コードの変化がゆったりしているため、ピアノ初心者の方でもチャレンジしやすいはず。
左手をマスターして右手のメロディーを重ねられるようになったら、和音を増やしたり伴奏にリズムを加えたりして原曲に近づけていきましょう。
Believe杉本竜一

カノン進行を採用した名曲の一つをご紹介します。
1998年にNHK『生きもの地球紀行』のエンディングテーマとして発表された本作。
作曲は、東京藝術大学大学院を修了し、ウィーン国立音楽アカデミーでも学んだ杉本竜一さんです。
卒業式や卒園式でよく歌われる合唱曲として知られていますね。
歌詞には、困難な時も互いに支え合い、未来を信じる大切さが込められています。
美しいメロディーと心温まるメッセージが多くの人々の心を捉え、さまざまなアーティストによってカバーされています。
合唱曲として歌うのはもちろん、ピアノソロでアレンジしてもすてきな1曲になりそうです。
ハナミズキ一青窈

2004年2月に発表されたこの曲は、一青窈さんの代表作として長く愛されています。
アメリカ同時多発テロ事件をきっかけに生まれた本作は、平和への祈りが込められた歌詞が特徴です。
ゆったりとしたメロディと深い感情を表現した歌詞が魅力で、J-POPバラードの名曲として知られています。
カラオケでも人気が高く、平成の時代で最も歌われた楽曲の一つとなりました。
また、日本テレビの「火曜サスペンス劇場」やCMソングとしても使用され、多くのリスナーの耳に届きました。
Aメロにカノン進行が使われ、穏やかに変わっていくコードが平和を願う気持ちや、愛する人への深い想いに共感できる曲調に繋がっているのかもしれません。
平和の気持ちを込めて弾きましょう。
さくら(独唱)森山直太朗

日本を代表するシンガーソングライターの森山直太朗さんの楽曲は、春を象徴する桜をテーマにしています。
本作は卒業と別れをテーマにした切ないバラードで、桜のはかなさを通じて人生の別れや新たな出発を表現しています。
2003年3月にリリースされ、約1,200枚のプレス数でスタートしましたが、9週目にはオリコンチャート1位を獲得する異例のヒットとなりました。
ピアノ主体の優しいメロディーと森山さんの独特な歌声が、聴く人の心に深く響きます。
TBSの「世界ウルルン滞在記」のエンディングテーマにも起用され、多くの人々に愛されています。
サビのコード進行はまさしくカノン進行で、ヒットする曲にはこのようにカノン進行が効果的に使われています。
ピアノだけでも弾いてもうるっと来ますね!
MemoriesMaroon 5

『パッヘルベルのカノン』のコード進行が忠実に再現されている、Maroon 5の『Memories』。
メロディーにも非常にそっくりなフレーズが含まれているため、何となく似ていると感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
同じコードが延々と繰り返されるため、単調でつまらない演奏になりがちです。
メロディーを美しく響かせつつ、リズムや強弱、装飾などでたっぷり変化をつけながら弾いてみてくださいね!
Don’t Look Back In AngerOasis

伝説的ロックバンドOasisの『Don’t Look Back In Anger』。
「イギリス国歌」とも呼ばれ、長きに渡りイギリス国民の心をつかみ続けている大ヒットソングにも、カノン進行が使われています。
メロディーと歌詞があまりに印象的で、コード進行のシンプルさにはなかなか気づけませんよね?
まずは、コードにそって左手のベース音をおぼえてみてください。
その上に右手の感動的なメロディーをのせたら、曲の骨格ができてきますよ!