ギターの指板を使って譜面を見た瞬間にキー判別ができる方法
楽譜を見てすぐにアドリブを弾いたり、使うスケールがわかるような人を見たことありませんか?
え?
なんですぐに曲に合わせられるの?
って思いませんか?
実は、譜面のある部分を見れば、その曲で使われるスケールがすぐにわかるんです!
複雑な理論は極力使わずに、ギターを使って判断できる方法を紹介しますね。
曲にはキーというルールがある
作曲に使われるコード(和音)やスケール(音階)にはある程度のルールをもとに組み立てられています。
そのルールの1つがキーです。
参考:曲のキー(調)ってなに?
キーがCならばCメジャースケール、AならばAメジャースケールを使います。
曲のキーがわかれば使うスケールもわかるということです。
動画でもご紹介しているので、記事と併せて参考にしてみてくださいね。
キーは譜面の1番最初に書いてある
楽譜やバンドスコアを手にしてる方ならば、こんな記号を見たことないでしょうか?
譜面の始めに必ず書いてあるト音記号と呼ばれるものです。

https://ja.wikipedia.org
このト音記号の横書いてある♯(シャープ)または♭(フラット)が鍵となり、シャープまたはフラットの数でキーが決定します。
ここでのシャープやフラットを調号と呼びます。
シャープもフラットも書かれていない場合がある
いきなり変化球のようですが、ト音記号の横にシャープなどが書かれていない場合があります。
書き忘れではなくここが基本です。
ここはしっかり覚えて欲しいです。
ト音記号の横に何もなければキーはC。
1番の基本とされているCメジャーキーです。
この場合、アドリブソロではCメジャースケールを使えます。
次の項目ではいよいよ♯、♭がついた場合の見分け方です。
シャープキーの覚え方

シャープとフラットが混ざることはありません。
シャープ系、フラット系と2つの系統に分けて考えられます。
では、キーをギターフレットとリンクさせて覚えていきましょう。
シャープ系は1弦から数えていきます。
シャープ1個
1弦3フレットの音、つまりGの音がキーです。
シャープ1個=1弦3フレットです。
まずはこれえを覚えましょう!
シャープ2個
シャープ1個の場所から1つ低い弦へ移動して、2弦3フレットの音がキーになります。
つまりシャープ2個の場合はDがキーです。
シャープ3個
ここから少し法則がずれますが簡単です。
3弦の2フレットと覚えましょう。
つまり、キーはAです。
シャープ4個
ここからは弦が下がっていくだけです。
4弦2フレットです。
キーはEです。
シャープ5個
法則どおり、1弦低い方へ移動して、5弦2フレットです。
キーはBです。
シャープ6個
さらにもう1弦下がって、6弦2フレット。
キーはF#になります。
フラットキーの覚え方

シャープキーで使った法則を応用します。
シャープキーとは逆の考えで、6弦から数えていきます。
フラット1個
6弦1フレット、つまりF。
キーはFになります。
フラット2個
5弦1フレット。
音名はB♭なので、キーはB♭です。
フラット3個
4弦1フレット。
キーはE♭です。
フラット4個
3弦1フレットですので、音名はA♭。
キーはA♭になります。
フラット5個
ここでシャープキーの時と同じく、フレットが移動し、2弦2フレットになります。
音名はD♭。
キーはD♭です。
フラット6個
6個のときは5個の時と同じく2フレットのまま、1弦に移動します。
1弦2フレットはG♭、そのままキーはG♭です。
まとめ
記事を読みながらギターを実際に触っていただけるとさらに覚えやすいです。
シャープ系はシャープの数と同じ弦を、1弦から数えて3、3、2、2、2、2フレット。
同じく、フラット系はフラットの数と同じ弦を、6弦から1、1、1、1、2、2フレット。
法則を当てはめれば調号の数など暗記しなくても大丈夫ですね。
理論的な背景などは極力排除した考え方ですので、理論に興味が湧いた方は音楽理論を少し勉強してみるとさらに楽しく音楽に取り組めますよ。






