情熱の音楽~ラテン音楽を代表するアーティストまとめ
皆さんは「ラテン音楽」と言われて、どのような音楽を想像されますでしょうか。
言葉通り中南米で生まれたラテン音楽は、キューバやカリブにブラジルなどそれぞれのルーツを軸としてサブジャンルも多く、一口に「ラテン」といってもそのスタイルはさまざまなのですね。
実は洋楽はもちろん日本の歌謡曲でもラテンの要素を取り入れたヒット曲は多いですし、ラテン音楽のアーティストたちは世界的な人気を博しているのですよ。
こちらの記事ではそんなラテン音楽を代表するアーティストを紹介しています。
「このアーティストってラテン系だったのか」という発見もあるかも?
ぜひご覧ください!
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情熱の音楽~ラテン音楽を代表するアーティストまとめ(21〜40)
黒馬のマンボペレス・プラード楽団

マンボ音楽の魅力が詰まったキューバの名曲が、1952年に公開された作品です。
「マンボの王様」として知られるペレス・プラードさんと楽団による力強いブラスセクションと、サックスやトランペットを中心とした迫力のエネルギッシュな演奏に、聴き手は思わず心を奪われることでしょう。
演奏スタイルはキューバの伝統的な音楽にビッグバンドサウンドを取り入れた斬新なアレンジで、ダンスホールを熱狂の渦に巻き込んでいきます。
本作は1970年12月、日本ビクターのスタジオで再録音され、名盤『【来日記念盤】究極のマンボ』にも収録されています。
ラテン音楽を愛する全ての方に、マンボの黄金時代を彩る名演をお届けしたい一曲です。
Me olvidé de vivirJulio Iglesias

スペインが生んだ世界的スーパースター、フリオ・イグレシアスさん。
甘く切ない歌声でロマンチックなバラードを歌わせたら右に出る者はいません。
1968年にアルバム『Yo canto』でデビューし、これまでに『言葉にできない』『ムーン・リバー』など数々のヒット曲を送り出してきました。
グラミー賞をはじめとする音楽賞を総なめにし、スペイン語圏のアーティストとしては史上最高のセールスを誇るなど、輝かしい功績を残しています。
失恋ソングの王様とも称される彼の曲は、恋に破れた人の心に寄り添い、優しく癒やしてくれることでしょう。
Por Tu Maldito AmorVicente Fernandez

「ランチェラ音楽の王」として知られるビセンテ・フェルナンデスさんは、メキシコのハリスコ州で生まれました。
主にラテン音楽、特にマリアッチやランチェラを歌い、1960年代から2020年代まで長きにわたって活躍。
代表曲には『ボルベル、ボルベル』や『ラス・クラシカス・デ・ホセ・アルフレド・ヒメネス』などがあり、メキシコだけでなくラテンアメリカ全域で愛されています。
生涯で3つのグラミー賞と8つのラテン・グラミー賞を受賞し、アルバム『A Mis 80’s』では最優秀リージョナル・メキシカン・ミュージック・アルバム賞に輝きました。
メキシコの伝統的な価値観を称えながら、その音楽でメキシコ文化の真髄を伝え続けた偉大なアーティストです。
Así FueJuan Gabriel

メキシコを代表する伝説的なシンガーソングライター、ジャン・ガブリエルさん。
1971年にデビューアルバム『El Alma Joven…』をリリースして以来、ラテン音楽界での地位を確固たるものにしてきました。
初期の代表曲「No Tengo Dinero」で広く名を知らしめ、1984年のアルバム『Recuerdos, Vol. II』はメキシコで史上最も売れたアルバムに。
「Querida」は1年間チャート1位を独占するなど、数々のヒット曲を生み出してきたその音楽性は、ラテンポップ、バラード、ボレロ、マリアッチなど多岐にわたります。
2001年の「Abrázame Muy Fuerte」はその年最も成功したラテン・シングルとなり、ビルボード・ラテン・ミュージック・アワードで複数受賞。
没後の2016年にはラテン・グラミー賞も3度受賞しています。
情熱と感情、そしてメキシコの文化への深い愛を表現したジャンさんの音楽は、世界中の多くの人々の心に響くこと間違いなしですよ。
ROMEOAnitta

シェイクスピアの名作を現代のレゲトンに昇華させたブラジル出身のアニッタさん。
銀色の鎧と翼をまとった勇ましいロミオ役と、本名のラリッサとして演じるジュリエット役という二面性を持たせた楽曲です。
プエルトリコの歌手レニー・タヴァレスさんのナレーションも印象的な作品となっています。
本作は2025年2月に発表され、プロデューサーにはバッド・バニーなどの作品で知られるSubelo NEOを起用。
伝統的なレゲトンのビートと現代的なプロダクションの融合により、ダンスフロアを沸かせる情熱的なサウンドに仕上がっています。
2025年4月にはコーチェラ・フェスティバルへの出演も決定。
アニッタさんの新たな挑戦と才能の開花を象徴する一曲であり、アップテンポで気分が上がりたい時や、自分の内なる強さを引き出したい時におすすめの楽曲です。
おわりに
冒頭でも触れたように、ラテンミュージックのアーティストたちはすでに世界中のチャートで売れている存在が多いですし、ラテンの要素を取り入れたヒット曲も多数存在しています。
2020年代以降はナイジェリアなどの南アフリカのアーティストたちがシーンを席巻していますが、引き続きラテンミュージックのアーティストたちにも注目してみてください!