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【最高難度】ピアノの魔術師・リストが手掛けた難しい曲を厳選

並外れた演奏テクニックを武器にピアニストとして活躍しながら、作曲家としても超絶技巧を要するピアノ曲を数多く残したピアノの魔術師、フランツ・リスト。

華やかで壮大な作品たちは多くの人々を魅了してきましたが、超人並みのテクニックがなければ弾きこなせない作品も多く、憧れの気持ちがあってもなかなか挑戦できないのが正直なところ。

今回は、そんな難易度の高いリスト作品のなかでも、特に難しいとされている曲を厳選してご紹介します。

技巧的な難しさに気をとられてしまいがちですが、ぜひ楽曲自体の美しさやリストの描く壮大な世界観にも注目しながらご覧ください。

【最高難度】ピアノの魔術師・リストが手掛けた難しい曲を厳選

ハンガリー狂詩曲 S.244 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt

Nobuyuki Tsujii 辻井伸行 Liszt ハンガリア狂詩曲 第2番 2009 Van Cliburn International Piano Competition(WIDE)
ハンガリー狂詩曲 S.244 第2番 嬰ハ短調Franz Liszt

ピアノの魔術師フランツ・リストが手掛けた『ハンガリー狂詩曲』は全19曲。

なかでも第2番は特に知名度が高く、リスト自身やフランツ・ドップラーによって管弦楽用に編曲されたものも、たびたび演奏されています。

難易度の高いことでも知られている作品ですが、特に曲の終わり近くに設けられたカデンツァは腕の見せどころ。

自作のカデンツァを挿入して、より華やかに仕上げているピアニストもいます。

楽譜のまま弾きこなすだけでもハードな曲ですが、よりオリジナリティあふれる演奏を目指したい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか?

おわりに

フランツ・リストのピアノ曲のなかでも、特に演奏が難しい作品を厳選してご紹介しました。

いつかは挑戦してみたい、超絶技巧を要するリストのピアノ曲。

楽に弾ける曲は一つもなく、年単位での練習の積み重ねが必要な場合もありますが、自分の納得のいく形に仕上げられたときには、演奏者としてひとまわりもふたまわりも大きく成長できているはずです。

憧れを憧れで終わらせず、積極的にチャレンジしてみてくださいね!