結局メジャーとインディーズの違いって何?簡単にまとめてみた!
初めて会う人に「バンドやってます」って言うと、だいたい8割ぐらいの人から「かっこいい!
メジャーデビュー目指してるの?」「いつメジャーデビューするの?
!」とか聞かれます。
インディーズアーティストがたくさん増えてる中でも、やはり世間一般では「音楽で食べていく、有名になる」=「メジャーアーティスト」という印象が大半を占めているようです。
そこであらためて、メジャーとインディーズの違いを説明してみます。
くくりとしては「所属レーベルが異なる」だけ!
https://unsplash.com/メジャーアーティストとは、日本レコード協会に入会しているレーベル(メジャーレーベル)に所属しているアーティストのことです。
インディーズアーティストとは、日本レコード協会に入会していないレーベル(インディーズレーベル)に所属、または自主活動しているアーティストのことです。
すごい簡単に言うと、有名なレーベルに所属している=メジャーで、それ以外はインディーズと考えてもらってOKです。
メジャーとインディースの違いってこれだけだったりします。
メジャー=プロ、インディーズ=アマチュアではないのでご注意ください!!
ちなみに、レーベルとはCDの製作・販売・流通やプロモーション(広告・宣伝活動)を行ってくれる所です。
※実際はレコード会社の中にレーベルがある、という形ですが最近はほとんど同じになってます。
メジャーはメディアへの露出が多い
違いとしては所属レーベルが異なるだけですが、ではどうして世間一般ではメジャー=プロなのか?
それはメディアへの露出が大きく異なるからです。
メジャーレーベルは多大な費用を掛けてテレビなどのメディアへの広告や、大きな会場でのライブ・コンサートなどを手配します。
アーティストに限りませんが、世間一般で売れてると認知されるのは「何も意識せず目にとまるかどうか」が大きいです。
テレビの音楽番組やCMで流れている、アニメやドラマの主題歌に起用される、ふと入店した店に流れているBGM。
これらは音楽を聴くための動きをしていないにもかかわらず、自然と目や耳に入ってきます。
※インディーズ=テレビなどに出られないわけではありません。
また、大きな会場でのライブやコンサートの調整もメジャーレーベルが絡んできます。
日本武道館や横浜アリーナで初ライブ!
なんかもニュースとかで取り上げられたりしますよね。
このあたりの会場は借りるのに莫大な費用が必要となるため、メジャーレーベルの力が必要だったりします。
こうすることで、世間一般では「売れてる音楽=テレビに出る」「大きい会場でライブ・コンサートをする」などの認識になっています。
インディーズはメディアへの露出が少ない
一方インディーズレーベルは、営業・宣伝活動を含め、全ての活動をアーティスト自身がやらないといけません。
テレビなどに映るには多大な費用がかかるので、ほとんどの場合できません。
大きな会場でのライブ費用についても同様です。
そのため、世間一般では目に止まらないことがほとんどです。
しかし、実際にはライブハウスでの頻繁にライブを行い多くのお客さんを集めていたり、CDやグッズが大量に売れていたりすることもあります。
ようは、メディアへ露出してなくても売れてるアーティストは売れてるんです。
過去には、メジャーレーベルに所属していないと店舗にCDを置けなかったり、ライブできる場所も限られてたりしました。
その環境は時代ともに変わってきており、現状は「メディアへの露出が出来るか」「大きな会場でライブがしやすいかどうか」くらいになってきてます。
メジャーとインディーズの収入の差

http://o-dan.net/ja/
ここまでの話を聞くと、「メジャーのほうがテレビにも出られて大きな会場でもライブできる。
良いことずくめじゃん!!」となるのですが、世の中そんなに甘くありません。
メジャーとインディーズには、アーティスト自身に入ってくる収入に大きな差があります。
メジャーはレーベルがプロモーションなどを行う代わりに、CDやライブチケットの売り上げなどからプロモーション費という形で経費がかかります。
実態は分かりませんが、よく聞くのはアーティストの取り分が売り上げの1/10です。
100万円分売っても、アーティストの手取りは10万。
4人編成なら1人当たり2万5千円にしかなりません。
一方、インディーズはその経費の割合が少ないです。
レーベルに所属してなければもちろん経費などかからず、売り上げの100%が自分たちの手取りとなります。
有名な話ですと、THE虎舞竜で有名な高橋ジョージさん。
「ロード」という曲が大ヒットしましたが、この曲はメジャーレーベルに持ち込んだとき「こんなの売れないわ!」と突っぱねられたため、インディーズレーベルから発売しました。
そしたら驚くほどヒットして、放送使用料、カラオケ使用料なども丸々手元に入ってきたため、1年後にはなんと約22億もの印税が入ってきたとされています。
ライタープロフィール
ドラマー
ユーキ
ドラマー×ゲーマー×エンジニア 何かを始めるのに遅すぎることはないってことを体現するために生きる…!
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